つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

運命の星

2019-09-20 08:16:27 | 日記
おいらは、いつでも運命の出会いを待っています。
そんなおいらに、ドイツの詩人フリードリッヒ・シラーは、こう教えてくれた。
いわんとすることは、おいらの求めと少し違うかもですが。

◆汝(なんじ)の運命の星は汝の胸中にあり
 フリードリッヒ・シラーは、ゲーテと並ぶドイツ古典主義の代表的人物です。
 彼が追い求めた自由の思想は、ドイツ国民に多大な影響を及ぼしたと言います。
 可能性と言うものは、自分自身の中にあり、それを発揮することで自分の運命は開かれていくのだと言います。
 世の中には、待っていれば、訪れるのが運命と勘違いしている人々が多いのだとか。
 運命とは、自分自身の意思と行動、そして努力によって切り開いていくもののようです。

 う~ん 痛い指摘ですね。
 のんべんだらりと、毎日毎日その日暮らしでは、自らの待ち望むものは決して訪れることはないようです。
 おいらの待つ運命の出会いにしても、その行動なくして結果なし、ということなんでしょう、きっと。
 そこまでは分かった。
 で、具体的にどうするの?
 そこからが難しいんですよね、ご同輩。
 
 

金利

2019-09-19 18:36:16 | 日記
世の中は空前の超低金利だと聞きます。
住宅ローン等のお金を借りる立場の人にはとてもいいと思います。
また、企業活動にも有利なような感じです。
反面、銀行・保険会社等の機関投資家は期待利回りが低くて大変なようです。
エコノミスト誌の記事から。

◆超低金利は世界的なものだった
 もう世の中は、低金利を越えた超低金利だ。つまり、マイナス金利なのだ。
 日本だけでなく、ほぼEU全域(スイス・ドイツ・デンマーク・オランダ・フランス・スェーデン・ポルトガル・スペイン・
 イタリア等)でも、国債利回りがマイナス金利だという。
 しかも、その国債の償還期限が1年や2年のものでなく、日本は15年物まで、スイスに至っては、なんと40年物までが
 マイナス金利だという。

 満期まで持てば必ず損をするマイナス金利の国債を誰が買うのか理解できませんでした。
 産業新聞の指摘では、その理由のひとつが、BIS規制(びすきせい)のようです。
 本来は、銀行の健全経営のための自己資本規制(国際決済銀行8%)なのですが、リスク資産の計量方法が遠因とか。
 国債は、基本ノーリスクでずっと簿価で資産計上が可能のようです(低金利になるほど価格が上がるので含み益発生)。
 株式は、時価が簿価を下回ると減損処理を求められるのだそうです。
 つまり、機関投資家が国債を買う動機がある→価格が上がる→金利が下がる・・というメカニズムが発生し易いのだそうです。
 今現在は、超低金利の解消は見通せませんが、万一金利が上昇を始めると→国債価格低下→含み損大発生→銀行経営危機という
 逆回転が発生してしまうようです。
 そのため、絶対に金利の急上昇は避けなければなりません。ドイッチェバンクはじめ各銀行がバタバタと・・・・
 
 なお、かっての高金利通貨の豪ドル国債は、0.88%、米国は1.75%、中国2.57%、インド5.69%とのこと。
 米国も中国も、貿易摩擦もあり金利はさらに低下誘導のようです。
 今後、世の中の金利はいったいどうなっていくのでしょうか。
 迫りくる危機に、自分はどう対処しておくか、その差が格差につながっていくのでしょうね。
 ひとごとではないようです。
 
 
 
 

伝える

2019-09-18 08:28:08 | 日記
複雑な話なんだけれど、なんとかして伝えたい。
そう思えば思うほど、肩に力が入ってあれこれ言葉を並べてしまい、結局うまく伝わらなかった。
なんてことが、良くあります。
複雑なことを話す場合のコツを、メンタリストのDaiGo氏はこう教えてくれた。

◆伝えられることは一度にひとつだけ
 伝えるのが難しそうだ。
 ちゃんと説明する自信がない。
 そんな時に、意識しておくことがこの、「伝えられることは一度にひとつだけ」です。
 短い会話の中で、伝えられるメッセージは一つが限界なのだという。
 それが、重要のことならばなおさらです。

 そのため、複雑なことを話すときは、このフレーズを頭の中で唱えた後で、「相手に何を伝えたいのか」、
 「それによって、相手にどうしてもらいたいのか」を明確にしておくべきなのです。
 実は、意気込む気持ちと裏腹に、ここが定まっていない場合が多いようなのです。

 仮に伝えることが複数ある場合には、まず一つに絞って伝えてから、次のテーマにとりかかればいいだけのことです。
 そして、これは自分に自信がない時こそ、特に肝に銘じておくべきことのようです。
 欲張らずに、一つづつ順を追って説明すればは要点は必ず伝わるもののようです。

 なるほど、世はマルチタスクが求められているようですが、話し言葉の中で複数問題を同時処理することは、
 人間にとって得意なことではないのですね。
 こういった人間の特性をも学びにしている方もいらっしゃるんですね。参考にしたいものです。
 

私が一身に・・

2019-09-17 19:27:06 | 日記
時は1868年。いわずとしれた明治元年のことだ。
薩摩・長州を中心とした討幕軍と幕府側の決戦前夜だ。
決戦を避けるための話し合い、討幕軍の代表は西郷隆盛、徳川幕府側の代表は勝海舟だ。
勝海舟のまとめた「氷川清話(ひかわせいわ)」の中に、こんな場面がある。

◆肚の据わった(はらのすわった)男とは
 「いろいろむつかしい議論もありましょうが、私が一身にかけてお引き受けします」。
 西郷隆盛のこの一言で、決戦は回避され、江戸城は無血開城され、徳川家は滅亡を免れたのだ。

 実に、西郷隆盛の大きさがよくわかる名言だと思います。
 討幕軍は、徳川慶喜の首をとるまでは、決して戦いをやめないと血気盛んだったといいます。
 その、まさに日本を二分する戦いが、この一言で回避されたのです。
 リーダーたるものの役割は、何を判断基準にして、そしてそれをいかに現場に着地させるかということだと思います。
 さらに、自らが全責任をもって、それを遂行するということなんでしょうね。
 その意味で、西郷隆盛はそれらをすべて実行できる男であり、勝海舟はそれを全面的に信用したということなんでしょう。
 そして、その結果が明治維新へとにつながったわけです。
 
 ここで、お国自慢をひとつ。
 そんな西郷隆盛の師は(直接の師ではないようですが)、岐阜県岩村藩(現在の恵那市)の佐藤一斎(さとういっさい)だ。
 儒学者佐藤一斎は、昌平坂学問所の塾長にして、弟子は佐久間象山・渡辺崋山などである。

 なお、肚の据わった男とは、ひとつの比喩であり、肚の据わった女でもまったく問題はありません。念のため補足しておきます。


 
 
 

幸運の門

2019-09-16 18:18:03 | 日記
口舌(こうぜつ)は実に禍(わざわ)いの起こる門でもあるが、また福祉の生ずる門でもある。
渋沢栄一「論語と算盤」より。
一般的な現代語で意訳をすれば、口から出る言葉は災いのもとにもなるが、また幸運を呼び寄せることもある。
なんて意味でしょうか。

◆口は幸運の門でもある
 渋沢栄一のお孫さんだったかの、渋沢健さんが解説してくれた。
 口は禍いの門、とも言われます。
 知らず知らずに言いすぎて、その言葉がもとで、人に足元をすくわれたり、笑われたりするかもしれません。
 あるいは、ここだけの話が、いつの間にか広まって、大変な問題を引き起こすことも、ままあります。
 
 どのような状況に置かれても、言葉を口にする以上は、心にもないことは言わないほうが良いのでしょうね。
 では、じっと口を閉じたままでいる。これはどうでしょう。
 実はそれでは、幸運の門まで閉じてしまうことになるのだそうだ。

 言葉は、上手に使えば福を呼べるのだそうだ。
 しゃべりすぎはもちろん感心しませんが、無言もまたいいことではないようです。
 気持ちのいい言葉、相手のためになる言葉は、惜しんではいけないのです。
 そう、相手を気持ちよくする言葉が大事で、それは決して惜しんではいけないのだそうだ。

 なるほどなるほど。
 そういえば、「巧言令色鮮し仁(こうげんれいしょくすくなしじん)」なんて言葉もありました。
 おいら的に受け止めるのは、言葉はあまり自分のことばかりは語らず、他人のことを気遣いつつ発言することが大事だ、
 ってことでしょうかね。
 さあ、幸運の門の入り口はわかった、あとは実行するだけですね。