工房アパート時々倉庫

仕事半分、趣味半分。

コンペイトウ用の器

2011年05月24日 | 料理と器

 コンペイトウだけを入れる器です。

Dsc04743

 正確に測ったことはないのですが、だいたい

金平糖をこのくらい入れるといっぱいになって

しまうので、手のひらにすっぽりと入るくらいの

大きさのかわいらしい器です。

Dsc04742

 土は半磁器土、「ぬる釉薬」でまわりをカラフル

な水玉模様とカタカナでコ・ン・ペ・イ・ト・ウの文字

を描きました。これがコンペイトウ専用の器である

ことの証明です。しかし、なぜこんなコンペイトウ

専用の器を作ったかというと・・・。

Dsc04748

 何かの本で読んだのですが、江戸時代もだいぶ

末期になると茶事でコンペイトウをだしていたこと

もあったそうです。そこで、当庵(工房のこと)でも

いつかこの器でお出ししようと思い作りました。

 しかし、今まで一度も茶事などやったこともなく

ワタシが「緑茶」を愛用の赤楽茶碗で飲む時に

使っているだけという現実。コ・ン・ペ・イ・ト・ウ

なんて器に書かなければほかの使い道もあった

かもしれないのに・・・。

他言引用 = 「私は写真が大嫌いです・・・

           自分の過去を写真という形で

              残すのがいや、という気持ち

               でしようか」 (天声人語より)