コンペイトウだけを入れる器です。
正確に測ったことはないのですが、だいたい
金平糖をこのくらい入れるといっぱいになって
しまうので、手のひらにすっぽりと入るくらいの
大きさのかわいらしい器です。
土は半磁器土、「ぬる釉薬」でまわりをカラフル
な水玉模様とカタカナでコ・ン・ペ・イ・ト・ウの文字
を描きました。これがコンペイトウ専用の器である
ことの証明です。しかし、なぜこんなコンペイトウ
専用の器を作ったかというと・・・。
何かの本で読んだのですが、江戸時代もだいぶ
末期になると茶事でコンペイトウをだしていたこと
もあったそうです。そこで、当庵(工房のこと)でも
いつかこの器でお出ししようと思い作りました。
しかし、今まで一度も茶事などやったこともなく
ワタシが「緑茶」を愛用の赤楽茶碗で飲む時に
使っているだけという現実。コ・ン・ペ・イ・ト・ウ
なんて器に書かなければほかの使い道もあった
かもしれないのに・・・。
他言引用 = 「私は写真が大嫌いです・・・
自分の過去を写真という形で
残すのがいや、という気持ち
でしようか」 (天声人語より)