アルコール依存症の回復は、ただ単にお酒を飲むのをやめる、ということではありません。お酒をやめると、それまでお酒で埋めていた自分の心の中がとても空虚(からっぽでスカスカな感じ)になってしまいます。
人は何かに依存している。依存しあうことが生活である。しかし、その依存が生活を破壊するものならば病である。依存症という病は、一方的に依存しなければ生きていけない状態です。
空虚さを持ったまま生きていくのは、とてもつらいことなのです。ですから、そのつらさを何かで埋める必要が出てきます。そのために、今度は薬物を乱用したり、恋愛にのめりこんだりという行動をしてししまう人も多いのです。
このような人は、悲劇である。でも空虚さを解っていても、やめられない人は喜劇である。
人はなぜ依存するのか.
さびしい。かなしい。くるしい。みたされぬ。からっぽ。いかり。うらみ。むなしさ。
否定的感情を癒しましょう。びしい。かなしい。くるしい。
「物質」「行動プロセス」「人間関係」からの依存を何か健康の方法で自分を満たすことが大切です。
伝統文化に親しむ=合法かつ健康で許される逸脱した行為を洗練させたもの。文化を創造していく。これしかないでしょう。