そうすけ漫録

そうすけの一日の型録です。

ぱんせ

2015年04月10日 | は行

 131

 倦怠。

 人間にとって、完全な休息のうちにあり、情念もなく、仕事もなく、気ばらしもなく、集中することもしないでいるほど堪えがたいことはない。

 すると、自己の虚無、孤独、不足、従属、無力、空虚が感じられてくる。

 たちまちにして、彼の魂の奥底から、倦怠、暗黒、悲哀、傷心、憤懣、絶望がわき出るだろう。