なにかが、ずれていたのだ。
ぶつかってばかりいるせいかつにいやけがさした。
ぶつかなければ、わからないいきかたであった。
ぶつからなければ、わかろうとしないせいかくであった。
ぶつかっちゃ、だめ!
なにかが、ずれていたのだ。
ぶつかってばかりいるせいかつにいやけがさした。
ぶつかなければ、わからないいきかたであった。
ぶつからなければ、わかろうとしないせいかくであった。
ぶつかっちゃ、だめ!
申し訳ありません。期待に応えることはできそうにありません。まだ同窓会の後始末も終わっておらず、年末繁忙でままならないのが現状です。気持ちはわかります。私も家族をつくりたいと思った時期もありました。しかし、あきらめました。このような人間が他人のお手伝いができるわけがありません。愛を求めてばかりいる人間は愛を獲得できないのです。そして、いまだに愛を求めている私には幸せは来ないのでしょう。では、なぜ同窓会を企画したか。それは一期一会、久しぶりに会う皆さんの顔を見たかったからです。ただそれだけです。信じてください。何年振りかに会える。その思いだけで生きていけるのです。(太宰調)
久しぶりに睡眠がとれた。目覚めが良い。カーテンを開けると曇り模様。ややうす暗いが雨が降る気配はない。つまらぬ朝食をとり、NHKのべっぴんさんをみて、ホームドラマか、サクセスストーリーか、はっきりせい、と突っ込みを入れる。トイレにはいり脱糞する。なにをくよくよ/きたやましぐれ/おもいなければはれてゆく/ コーヒーを飲みながらとりとめもないことを思いめぐらす。(これからのこと)只今の心もち。(できそうな、なれそうな)静寂と沈黙が空を果てしなく広げていった。
そうすけは内側に漠然とした塊をかかえている。それは重く深く沈殿し自分を出して生きていくことができなかった。若いときは気力さえあれば乗り越えていけると思っていた。だが今はそうではない。身体の不調が気を奪いにかかっている。そうすけは疲れていた。
真澄の空に誘われて外へ出る。つめたい風が強く吹いていた。
空から唄が下りてくる。
悩み多き者よ 時代は変わっている
全てのことが あらゆるものが
悲しみの朝に 苦しみの夜に
絶えず時はめぐり繰り返されていく
ああ人生は一片の木の葉のように
ああ風が吹けばなにもかもが終わりなのさ
流れゆく時に遅れてはいけない
移りゆく時に遅れてはいけない
車を洗い、庭の土をいじる。
図書館に向かう時には陽が傾いていた。
枯葉の吹き溜まりを蹴散らしてゆく子供。
図書館は静かだった。人は数えるほどしかいない。
何を思い、ページをめくっているのだろう。
缶チューハイを呑んだら、眠くなってしまった。
ああ・・・あああ・・・ああああああああ!
人生に酔っぱらっている人は困った人だ。周囲の気持ちを考えない。彼にとって人生というものがあるなら自分自身なのであろう。周囲の波風に感情が揺れるということが自己中毒のbarometerだ。
殺伐とした年末の仕事場にも休息はある。そんな時に見える笑顔に、これでいいのだと思える。
わけのわからない状況に止まっていたら、感情をむき出しにした男に指示された。
男の言うことは正しかった。正しいからこそ感情をあらわにして言ったのであろう。
正義の言葉は常にナイフである。言われたものを黙らせ、時には傷つける。
なにをくよくよこんざつじゅうたい/おそかれはやかれながれゆく