飲食居抜きソムリエ  山田 茂  飲食を辞める始めるときのブログ                 

飲食店を希望を持って始めたり順調に多店舗化したり、内装設備に費用がかなり掛かります。その投資を回収できます。

4.定期借地借家アドバイザー 54

2022-09-06 07:31:27 | 定期借地借家アドバイザー

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               バックナンバⅠ
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          天丼てんや人気支えるnew
          味へのこだわり  連載  13
          天ぷらの大衆化の実現

          そんな「天ぷらの大衆化」
          を実現したのが、「天丼て
          んや」の創業者・岩下善夫
          氏だ。マクドナルド出身の
          岩下氏は、知人を通じてコ
          ンピューター制御の「コ
          ンベア式フライヤー」を開
          発した。これにより、訓練
          を受ければアルバイトの従
          業員でも調理できるように
          なり、低価格も実現した。
          今でも「オートフライヤー
          」は店の心臓部だ。昭和か
          ら平成となった1989年4月、
          「天丼てんや」1号店が東
          京駅八重洲地下街に開業。
          1杯500円の天丼を求めて
          開店初日には200メートル
          の行列ができたという。
          「てんやの最大の特徴は、
          お客さまに揚げたての天
          ぷらを短時間で提供する
          ことです。その姿勢は、
          創業時も現在も変わりま
          せん」(生田氏)
          (次回に続く)



          天丼てんや人気支える
          味へのこだわり  連載  12
          手間のかかるメニュー

          少し引いた視点で日本の生
          活文化を考えると、「天丼
          てんや」は、天ぷらや天丼
          を “元祖ファストフード”に
          戻した存在といえそうだ。
          屋台料理として広がった天
          ぷらは、江戸時代末期から
          明治時代にかけて専門料理
          店や料亭で出されるように
          なり、職人が作る高級料理
          となっていく。時代は飛ぶ
          が、昭和50年代でも、町の
          食堂メニューの「天丼」は、
          かつ丼よりも数百円高く、
          1000円を超える店が多かっ
          た。以前、取材でその理由
          を聞いた際は「当時は冷凍
          技術も発達しておらず、一
          般の食堂では手のかかるメ
          ニューだった」という答え
          が返ってきた。
          (次回に続く)



          天丼てんや人気支える
          味へのこだわり  連載  11
          創作天丼ベスト5

          2021 年1 月、TBS系のテレ
          ビ番組「この差って何です
          か?」で「天丼てんや」が
          取り上げられ、当時の「創
          作天丼売り上げベスト5」
          も発表された。参考までに
          その内容をお知らせしよう。

         

          (次回に続く)

          天丼てんや人気支える
          味へのこだわり  連載  10
          原点回帰

          2020年1月から、あらため
          て『原点回帰』を掲げ、商
          品施策を見直しました。こ
          れまでの強みである魚介類
          と野菜の基本に立ち返り、
          素材と中身を深めています。
          ただし好評だった商品は定
          番化や期間限定品として残
          しています」Wハンバーグ
          などは当時、“てんやのご乱
          心”とも言われたが、やって
          みた成果もあっただろう。
          この経験から得たものは何
          か。「素材との相性や日本
          各地の文化も再認識できま
          した。例えば鶏天丼が昔か
          ら食べられている地域もあ
          ります。今年1月、期間限
          定で『ポテサラ とり天丼』
          も販売しました。2014年か
          ら登場して好評だった『ポ
          テサラ天』と、華味鳥(は
          なみどり)の『とり天』を
          組み合わせた商品です」
          (次回に続く)

          天丼てんや人気支える
             味へのこだわり  連載  9
          変化球も投げた

          かつて「てんや」は変化球
          の天丼を打ち出した時期が
          ある。定番の魚介類以外に、
          「豚角煮天丼」や「ロコモ
          コ丼」、さらに「Wハンバ
          ーグ天丼」や「ローストビ
          ーフ天丼」も2011年から期
          間限定で販売した。なぜ、
          やめてしまったのか。「当
          時は、『天ぷら×具材の可
          能性』を試そうと、さまざ
          まな限定品を打ち出してみ
          たのです。メニューは華や
          かになり、若い世代や外国
          人観光客の方にも注目され
          ましたが、徐々にお客さま
          の満足度が低下するように
          なりました。そこで基本に
          戻したのです。
          (次回に続く)

          天丼てんや人気支える
             味へのこだわり  連載  8
          さん天500円以下で提供

          いつの時代も、商品の値上
          げに対する消費者の心理的
          抵抗感は強い。日常的な商
          品ならなおさらだ。その昔、
          自動販売機の清涼飲料を10
          0円から110円に値上げした
          際、提供側はワンコイン(
          100 円玉)でなくなる反発
          に苦慮した──という話を
          聞いたことがある。なお、
          競合の「天丼・天ぷら本舗
          さん天」(44店舗、2022年
          8月現在)は、「39天丼」
          (税込み390円)や「海老
          天丼」(同450円)をワン
          コイン(500円玉)以下で
          提供する。
          (次回に続く)

          天丼てんや人気支える
             味へのこだわり  連載  7
          お客様の期待に応える

          「『あの天丼の価値をお届
          けしたい』という思いから
          です。ご承知のように原材
          料高騰が続いており、500
          円で提供するには、例えば
          素材の品質を下げる、量を
          減らすなどの施策もあるで
          しょうが、お客さまの期待
          に応えられるよう価格改定
          をさせていただきました。
          実は、530円にしてからの
          来店客数は変わっておらず、
          なぜ値上げしたのかという
          苦情の声もほとんどありま
          せん。お客さまにもご理解
          いただいたと感じています」
          (次回に続く)

           天丼てんや人気支える
              味へのこだわり  連載  6
          天丼が全(並盛)体の4割

          ところで「てんや」といえ
          ば「天丼(並盛)」が主力
          商品だ。海老、いか、白身
          魚(きす、または赤魚)、
          かぼちゃ、いんげんが入り、
          店内飲食ではみそ汁もつく。
          持ち帰り弁当を含めて全体
          の4割以上が注文する看板
          メニューだ。

天丼てんや 天丼 ロイヤルホールディングス
看板商品の「天丼」は530円になった
(写真:ロイヤルホールディングス)

          1989年の創業以来、“500円
          天丼”として人気を呼んだ商
          品を、今年6月16日から「5
          30円に値上げ」した。実は、
          一時540円にした(2018年1
          月11日)後、2年後に500円
          に戻した(2020年5月18日)
          が、今回、再び値上げとな
          った。その意図は何か。
          (次回に続く)


           天丼てんや人気支える
              味へのこだわり  連載  5
          旬の揚げ 産地の食材訴求

たれづけ 夏の特丼 天丼てんや ロイヤルホールディングス
「たれづけ 夏の特丼」には境港のあじを加えた
(写真:ロイヤルホールディングス)

           また、「夏の特丼」(同85
           0円)は、定番の「海老」の
           ほか、「大いか」「米なす」、
           鳥取県境港水揚げ「あじ」を
           のせた商品だ。「日本には四
           季がある。てんやには旬があ
           る」を掲げ、食材の産地も意
           識した限定品で訴求する。
           (次回に続く)



            天丼てんや人気支える
               味へのこだわり  連載  4
           夏らしく  売り上げ伸びる

           「たれづけ大江戸天丼」
           (税込み850円)は、2007
           年から夏に登場するメニュ
           ーだ。「活〆穴子」「大い
           か」「海老」を甘辛だれに
           くぐらせた。年々販売数が
           上がっているという。「発
           売当初は『何で“たれづけ
           ”なのか?』と聞いたほど
           です。 関西では知られてい
           ませんでしたから。『たれ
           にくぐらせるのでさっぱり
           する、夏らしい味』と教え
           られました」大阪府出身の
           生田氏は、笑いながらこう
           話す。現場責任者時代は「
           ロイヤルホストの大阪での
           存在感を高めた人」だと聞
           くが、その経歴が今後の事
           業展開に影響するかもしれ
           ない。
           (次回に続く)

           天丼てんや人気支える
             味へのこだわり  連載  3
          この夏は たるづけ丼

          「てんやでは、年に7  回ほ
          ど期間限定品を発売します。
          6月16日からは『たれづけ
          大江戸天丼』『国産 夏野菜
          の天丼』などを販売し、8月
          10日から夏のたれづけ第2弾
          『たれづけ 夏の特丼』を発
          売しています。日本の季節
          性や食材の旬に合わせて訴
          求しています」「天丼てん
          や」や「ロイヤルホスト」
          を運営するロイヤルフード
          サービスの生田直己社長は
          こう話す。グループ店舗の
          店長経験も長かった生田氏
          は、現在、ロイヤルHD執
          行役員(外食事業担当)も
          務め、ロイヤルグループ外
          食事業全般の責任を担う。
          (次回に続く)



          天丼てんや人気支える
          味へのこだわり  連載  2
                                 22年度売り上げ回復

         最初に緊急事態宣言が発令
         された2020年4月の既存店
         売上高は、対前年比58.1%
         に落ち込んだが、その後は
         回復。今年度の業績は好調
         で、上半期(2022年1~6月
         )の既存店実績は「売上高
         107.9%・来客数101.7%・
         客単価106.0%」だった(
         親会社ロイヤルホールディ
         ングスの発表数値)。長引
         くコロナ禍のなか、どんな
         思いでお客と向き合ってい
         るのか。運営会社の社長に
         現在の取り組みを聞き、天
         丼に対する消費者意識も考
         えてみた。
         (次回に続く)

                                 天丼てんや人気支える
         味へのこだわり 新連載 Ⅰ

         日本を代表する和食といえ
         ば「寿司」「天ぷら」「う
         なぎ」が知られるが、江戸
         時代は屋台で提供されてお
         り、元祖ファストフードだ
         った。現在、寿司は回転寿
         司チェーン店も多いが、天
         ぷらや天丼のチェーン店は
         少ない。その最大手が「天
         丼てんや」だ。「手頃な価
         格で天丼が食べられる店」
         として人気で、首都圏を中
         心に国内153店舗(うち直
         営115店舗。2022年6月末)
         がある。海外にもタイ、フ
         ィリピンを中心に27店舗
         (同6月末)を展開する。
         高井尚之 経営コンサル
         (今回新連載です)



         トップ営業が必ず聞くnew
         3つの質問 最終回   17
         これからが勝負

         ユーザベースが発表した、
         22年12月期第1四半期の決
         算資料によると、FORCAS
         含む SaaS 事業の売上高は
         おおむね右肩上がりで推移
         している。今期のFORCAS
         のARRは18.3億円で前年同
         期比43%増となった。同社
         は今後も  FORCAS  を含む
         SaaS事業への投資を強化し
         ていく方針を示しており、
         会社の成長の柱としてFOR
         CASが位置付けられている
         のが分かる。「セールスイ
         ネーブルメントに取り組ん
         でいる段階なので、まだま
         だこれからです」と取材時
         に話していた田口氏、FOR
         CASの成長はその双肩にか
         かっている。
         (次回に続く)

         トップ営業が必ず聞く
         3つの質問  連載  16
         コーチング技術とその拡大

         「チームリーダーのイネー
         ブルメントも必要だと感じ
         ます。商談のポイントはあ
         る程度明確になりましたが、
         プロダクトも変わるし、お
         客さんの環境も変わってい
         きます。それにフィットす
         る商談を模索し、正しい理
         解をチーム内で持つことが
         重要です」(田口氏)現状、
         チームリーダーという役職
         を置いてはいるものの、ま
         だまだプレイヤー要素が強
         い。チームのメンバーが活
         躍できるようなコーチング
         の技術、そしてコーチング
         できる範囲の拡大が今後の
         課題になってくるという。
         先述したメンバーが成果
         を出せるようになるまで、
         田口氏は3カ月ほどマンツ
         ーマンで面倒を見ていた。
         一人が教えられる数には限
         界がある。同時並行で教育
         できるリーダーを増やして
         いくことで、組織として営
         業メンバーを受け入れられ
         る基盤を構築していく。
         (次回最終回です)

         トップ営業が必ず聞く
         3つの質問  連載  15
         新人営業マンマニュアル

         商談の可視化によって、ブ
         ラックボックス化は防げた。
         しかし、営業マニュアルな
         どは未整備。まだまだ新人
         営業にとって開かれた組織
         とはいえない。そこで22年
         1  月に「セールスイネーブ
         ルメントディビジョン」を
         発足。FORCASを売ってい
         くための知識とデジタルマ
         ーケの基礎知識のインプッ
         トなどを6カ月かけて行う。
         もう一つの課題について、
         田口氏は「これは自分自身
         の課題ともいえるかもしれ
         ませんが」と前置きをしな
         がら話す。
         (次回に続く)

         トップ営業が必ず聞く
         3つの質問  連載  14
         可視化で営業成績向上

         全ての商談が可視化された
         ことで、新人営業がハイパ
         フォーマーの商談から話し
         方や使う言葉などを盗める
         ようになった。質問力を高
         め、合意を取りに行くこと
         で成果が芳しくなかった新
         人営業も22年1月から成果
         が出始めてきた。採用計画
         については非公開とのこと
         だったが、営業社員の採用
         に力を入れていくという。
         その際に起こりうる課題に
         ついては、2つ懸念してい
         ることがあるという。
         (次回に続く)

         トップ営業が必ず聞く
         3つの質問  連載  13
         はっきり聞くことはマナー
         「はっきり聞くことは営業
         のマナーだと思っています。
         より良い提案をするために、
         良くないのであれば何が良
         くないのか、その点が分か
         れば前進できます。相手の
         『まあ良かったよ』という
         回答を鵜呑みに進めてしま
         うと、向こうも断りにくい。
         しっかりと合意形成できて
         いない商談から成約につな
         がったケースはほとんどあ
         りません」(田口氏)
         (次回に続く)

         トップ営業が必ず聞く
         3つの質問  連載  12

         3つ質問で相手の位置確認

         「ストレートに質問する力
         も必要です。プロダクトの
         説明をしたあと、3  つの質
         問で相手の位置を確認でき
         るかが成約の可能性を大き
         く変えます」(田口氏)
         その質問とは、「率直なと
         ころ、いいと思いましたか
         ?」「具体的にどこがいい
         と思いましたか?」「費用
         をかけてでも導入したい気
         持ちはありますか?」の 3
         つだ。回りくどい質問や枕
         詞を多用した話し方などは
         相手に遠慮させてしまう。
         そうは言っても、「お金を
         出してもいいと思いますか
         ?」なんて面と向かって聞
         くのはかなり勇気がいる。
         失礼にあたるのではないか
         と考える人もいるだろう。
         (次回に続く)

         トップ営業が必ず聞く
         3つの質問  連載  11
         商談とは成約の獲得

         商談とは成約を獲得するた
         めの場だ。このプロダクト
         を活用することでお客さん
         の業務上の課題をどう解決
         できるのか、実現したい未
         来にどうつながるのか、将
         来の理想像を語り、導入の
         イメージを持ってもらうこ
         とが不可欠となる。機能面
         の話に焦点が置かれると、
         「この機能もほしい」「あ
         の機能はないのか」と小さ
         い話にまとまってしまう。
         導入イメージを持ってもら
         うことも難しく、「まあ、
         プロダクト自体はそれなり
         にいいんですけどね」とい
         った提案先からのあいまい
         な返答に打つ手をなくし、
         閉口することになる。
         (次回に続く)

         トップ営業が必ず聞く
         3つの質問  連載  10
         成果の出ない理由が明確に

         営業動画収集の簡略化と商
         談内容の分析という目的で
         サービスを導入。商談動画
         を共有する手間を省くとい
         う狙い以上に大きな成果が
         得られた。新人営業とハイ
         パフォーマーの動画を比較
         することで、新人営業が成
         果を出せなかった理由が「
         数字」「発言」の観点から
         明確になっていたのだ。「
         成果を出せていない営業メ
         ンバーはハイパフォーマー
         と比較して、FORCAS自体
         の話や機能面の話を10分ほ
         ど多く話していました」
         (田口氏)
         (次回に続く)

         トップ営業が必ず聞く
         3つの質問  連載  9
         新サービスで風向き変る

         結局、「商談、どうだった
         ?」という主観ベースの報
         告に終始。営業メンバーも
         田口氏もバイアスがかかっ
         た状態でコミュニケーショ
         ンを取ってしまっていた。
         ハイパフォーマーに依存す
         る営業組織の完成だ。「ど
         うやって一次情報を効率的
         に取りに行くか」(田口氏)
         をずっと考えていたという。
         21年の年末にZoomの商談
         を録画し、自動で全文を書
         き起こすサービス「ampta
         lk」を導入したことで風向
         きが変わる。売れる営業と
         そうでない営業の違いが明
         確に分かったのだ。
         (次回に続く)

         トップ営業が必ず聞く
         3つの質問  連載  8
         6か月手を打たなかった

         「6カ月も成果が出なかっ
         たのに何も手を打たなかっ
         たのか?」と思う読者もい
         るかもしれない。コロナ禍
         でオンラインに移行し、商
         談数が増えたことが細かい
         フォローアップを難しくし
         たという。「以前は商談に
         同席し、毎回フィードバッ
         クをするという体制を取っ
         ていました。コロナ禍で商
         談数が増え、私自身もプレ
         イングマネジャーとして現
         場に出ていたので、動画を
         隅々まで見て丁寧にフィー
         ドバックする時間が取れま
         せんでした。動画を見る時
         間すら十分に取れないこと
         もありました」(田口氏)
         (次回に続く)

         トップ営業が必ず聞く
         3つの質問  連載  7
         ノウハウ共有されず

         エンタープライズ、つまり
         大手企業への導入には超え
         なくてはいけない壁が多く
         存在する。特定の部署に  F
         ORCASを導入するために、
         その部署と日ごろやり取り
         する別部署にも話を通す必
         要があったり、提案者と決
         算者が違ったりするパター
         ンもある。商談時に、誰に
         話を通すべきか、決算者に
         たどり着くためにどのよう
         なコミュニケーションを取
         ればいいのかなどのノウハ
         ウが組織内で共有されてお
         らず、新入社員がキャッチ
         アップできずにいたのだ。
         (次回に続く)

         トップ営業が必ず聞く
         3つの質問  連載  6
         個人のやり方に依存

         「商談の進め方がブラック
         ボックスだったのが大きな
         原因。もともといるメンバ
         ーは自分自身のやり方を確
         立して成果を上げていたの
         で、社内に共有できる営業
         マニュアルなどがありませ
         んでした。また、エンター
         プライズ向けの提案は会社
         ごとに進め方が大きく変わ
         るため、個人のやり方に依
         存する傾向にありました」
         (田口氏)


         成果が出ない状態が6カ月ほど続いた
        (画像:ゲッティイメージズより)

         (次回に続く)

         トップ営業が必ず聞く
         3つの質問  連載  5
         半年間 成果なし

         採用した社員はSaaS営業の
         経験はないものの営業経験
         はあり、田口氏も期待して
         いた。しかし、「そろそろ
         成果が出てほしい」という
         時期になっても全く実を結
         ばない状況が続き、結局入
         社から半年経ってもこれと
         いった成果報告はなかった。
         商談にはつながるものの、
         成約につながらないという
         状況。原因について田口氏
         はこのように振り返る。
         (次回に続く)

         トップ営業が必ず聞く
         3つの質問  連載  4

         た。しかし、21年春~秋に
         入社した新人営業は属人化
         された営業組織のあり方に
         困惑することになる。【訂
         正:2022年6月14日午後2時
         47分 初出で「21年夏~秋
         に入社した」と記載してお
         りましたが、取材時の回答
         内容に誤りがあったため「
         21年春~秋」に訂正いたし
         ます。】
         (次回に続く)

         トップ営業が必ず聞く
         3つの質問  連載  3
         140%の成長を記録

         2017年にサービスをローン
         チしてから少数精鋭の営業
         体制だったものの、FORCA
         S事業全体では新規獲得MR
         R140%成長台を記録。田口
         氏が管掌するエンタープラ
         イズ領域がその成長率を支
         えている。【訂正:2022年
         6月14日午後2時47分 初出
         で「2017年にサービスをロ
         ーンチしてから少数精鋭の
         営業体制だったものの、高
         い目標を達成し続けている。
         田口氏が統括しているエン
         タープライズ向けの新規獲
         得MRRは18年から150%成
         長を記録する。」と記載し
         ておりましたが訂正いたし
         ます。】
         (次回に続く)

         トップ営業が必ず聞く
         3つの質問  連載  2
         マーケティン
         グプラットフォーム
         FORCASは、BtoB領域でサ
         ービス展開する企業向けの
         SaaS。ユーザー企業が保有
         する顧客データとFORCAS
         内に登録された360万社の
         企業データ(所属業界、従
         業員規模などの企業の定性
         ・定量的特徴)を組み合わ
         せることで、ユーザー企業
         の既存顧客の特徴を自動的
         に分析し、営業成約確度の
         高い潜在顧客をリストアッ
         プしてくれるマーケティン
         グプラットフォームだ。
         (次回に続く)

         トップ営業が必ず聞く
         3つの質問 新連載  Ⅰ

         「売れる営業とは?」とい
         う質問の答えは何だろうか? 
         もちろん、売るモノやサー
         ビス、業界、企業規模によ
         って事情は変わるため全員
         の「正解」を導き出すこと
         は難しい。しかし、自社の
         「売れる営業」をある程度
         定義する必要はあるのでは
         ないか。それは新人営業が
         自走できるスピードを上げ
         ることや、全員が成果を出
         せる体制作りの構築にもつ
         ながってくる。「属人的な
         営業組織でしたが、当時は
         成果も出ていましたし問題
         ないと思っていました。た
         だ、新しいメンバーが複数
         人入社したことを機に課題
         が顕在化しました」――そ
         う話すのはユーザベースで
         マーケティングプラットフ
         ォーム「FORCAS」のセー
         ルスチームを管掌する田口
         拓也氏だ。
           熊谷 紗希 ITmedia
         (今回新連載です)

          コロナ禍受注10倍 new   
             の秘策   最終回  20

         セールスイネーブルメント
         は長期的な目線で取り組ん
         でいかなければならないも
         のだと思います。今後につ
         いて考えていることがあれ
         ば教えてください。

         これまでの成果を踏まえ、
         購買可能性の高いお客さま
         にさらにフォーカスすると
         同時に、営業スキルを高め、
         受注率を高めていきたいで
         す。現状のbellFaceにおけ
         る成果を最大化することは
         できてきたので、今後はプ
         ロダクトが進化していく中
         で、市場を広げる動きをと
         っていきたいと思っていま
         す。
         (今回最終回です)


         コロナ禍受注10倍  
             の秘策   連載    19

         自ら現場に立ち会い続けて
         いるのですね。

         そうですね。あとは各現場
         にメッセージを発信する際
         に、いかにその言葉に納得
         性を持たせられるかは重要
         だなと。僕がメンバーだっ
         たら、現場のことを分から
         ない上司に何を言われても、
         言うこと聞かないですもん
         ね。「お前は何も知らない
         じゃないか」と。お客さま
         の成功のために現場で泥臭
         くやっている人が心から話
         しているのか否かで、メン
         バーの納得度が変わります。
         (次回最終回です)

             コロナ禍受注10倍    
             の秘策   連載    18
          現場を知ることが最高戦略
                                  ビジネスは現場で発生する“
                                  お客さまとの接点”でしか動
                                  かないと思っています。現
                                  場を知らなければ、ビジネ
                                  スを動かすための戦略も、
                                  ただの机上の空論です。メ
                                  ンバーがお客さまとどのよ
                                  うにコミュニケーションを
                                  とっているのか、商談の場
                                  に立ち会わずして語る資格
                                  はないと思っています。
                                   (次回に続く)

                                  コロナ禍受注10倍 
            の秘策   連載    17

         経営と現場の間に立つ、ハ
         ブとしての役割を担う市川
         さん。経営側から現場の意
         図をくみ取るのは難しいと
         思うのですが、何か心掛け
         ていることはありますか?

         今でも週に 2回以上は、商
         談同席をし、お客さまから
         直接課題をお聞きしたり、
         bellFaceへのフィードバッ
         クをいただくようにしてい
         ます。それは戦略を考える
         上で、お客さまの顔を浮か
         べる必要があるからです。
         「A社さんはこうで、Bさん
         はこう」など、常にパッと
         バイネームで社名が出てこ
         なければ危ない。
         (次回に続く)

         コロナ禍受注10倍 
            の秘策   連載    16

         ターゲットをフォーカスし、
         運用をフォーマット化した
         ことが、結果につながった
         のですね。

         はい。半年間で徐々にメン
         バーの思考や話す内容も変
         わってきたように思います。
         商談中、一方的に商品の機
         能を話すのではなく、お客
         さまがどういう経営課題を
         持っているか理解した上で、
         その課題に対してどのよう
         に解決していけるのかを考
         え、提案できるようになり
         ました。
         (次回に続く)

             プロフィール                                
               バックナンバⅠ
            バックナンバー2

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3.宅建取引主任士 74

2022-09-06 07:24:54 | 宅建取引主任士

           プロフィール
          バックナンバ
          バックナンバー2

         缶の日本酒で世界狙う new
         ベンチャー企業  連載  19
         また冒頭に述べた海外展開
         を睨んでも、缶という素材
         は合理的である。積載効率
         の面だけでなく、海外の場
         合はとくに「客が自分で封
         を開けて飲める」という点
         で、安全性を訴求できるメ
         リットも高いらしい。実際
         にシンガポールやブラジル
         への輸出も実証実験中だと
         いう。
         (次回に続く)

         缶の日本酒で世界狙う 
         ベンチャー企業  連載  18
         販路の拡大と直販

         Agnaviとしても、「一合缶
         」ブランドのサブスクリプ
         ション方式での定期購買を
         始めたほか、今後は大手の
         スーパーなど小売店も販売
         チャネルに加え、消費者の
         認知を高めていきたいと考
         えているという。提携酒造
         も2022年夏には70蔵、年内
         には120蔵まで増加していく
         予定だ。将来的には、ブラ
         ンドで酒造を知った消費者
         が直接、1合瓶や1升瓶とい
         った形で買い求める、酒造
         が直接缶入りの日本酒を販
         売して商流をつくる、とい
         った形になることが理想だ
         そう。ただそのためには流
         通経路を構築する必要があ
         る。AgnaviとしてはJAと協
         業し、直売所での販売を検
         討中とのことだ。
         (次回に続く)



         缶の日本酒で世界狙う 
         ベンチャー企業  連載  17
         増産を考えている

         「アルミ缶という新しい発
         想で、若い人に日本酒への
         魅力を発信してもらいたい
         です。また日本酒を通して
         『青森に行ってみたい』と
         思ってくれる人が増えると
         いいですね」(鳴海氏)鳴
         鳴海醸造店では今後体制を
         整え、次に日本酒を仕込む
         タイミングでは増産したい
         と考えているそうだ。
         (次回に続く)


         缶の日本酒で世界狙う 
         ベンチャー企業  連載  16
         次の機会も充填を委託

         同社としては販売状況を分
         析のうえ、その結果を踏ま
         えて次の機会も充填を委託
         したいと考えているそうだ。
         酒造が販売する場合は「一
         合缶」ブランドを通じて販
         売するのとは異なり、詰め
         合わせの付加価値は薄れる。
         鳴海氏の言うように販売チ
         ャネルの検討や、イベント
         を組み合わせるなどの工夫
         は必要かもしれない。また
         一合缶ブランドを通じ「あ
         あ、あの菊乃井の鳴海醸造
         店ね」という具合に、若い
         人に認知を広めることは期
         待しているそうだ。
         (次回に続く)



         缶の日本酒で世界狙う 
         ベンチャー企業  連載  15
         1合500円  動きがいい

         鳴海醸造店では2022年 3月
         に委託し、1020本を自社で
         販売。7 月には完売の見通
         しが立ったという。「1回
         の限定品なので、ターゲッ
         トを絞って販売しました。
         どうしても場所によるのか
         なと。田舎に行くほど1升
         瓶のほうが安いんじゃない
         か』と思われたりするとこ
         ろがあります。また私とし
         ては、1合500円ぐらいのも
         ののほうが、もう少し動き
         があるのかな、とは感じて
         います」(鳴海氏)
         (次回に続く)

         缶の日本酒で世界狙う 
         ベンチャー企業  連載  14
         お土産用途 売上の20%
         「コロナで飲食店や観光が
         落ち込み、地元の会合など
         がなくなったため、売り上
         げが30%ほどに落ち込みま
         した。今は少しずつ増えて
         いるところですが、売り上
         げの20%が土産物用途なの
         で、観光が回復していない
         今はまだ厳しいですね。実
         は長男が玄さんの大学の後
         輩にあたり、その縁からA
         gnaviさんのプロジェクト
         に参加しないかと誘いをい
         ただきました。ちょうどお
         酒の在庫も残っていて『ど
         う売ろうか』と思案してい
         たとき。アルミ缶は確かに
         軽いし割れない。光も通さ
         ないので需要に適している
         とは感じましたね。また量
         が多いと心配ですが、小ロ
         ットなので、試しに参加し
         てみることにしました」
         (鳴海氏)
         (次回に続く)

         缶の日本酒で世界狙う 
         ベンチャー企業  連載  13
         200年続く鳴海醸造店

         今回、プロジェクトに参加
         する酒造、鳴海醸造店にも
         話を聞いた。江戸時代から
         200年以上続く酒造で、「
         菊乃井」などの特別純米酒
         が看板商品。年間生産量は
         1升瓶で2万5000本ほどで、
         販売先は主に青森県内の問
         屋や日本酒専門酒屋だ。当
         主の鳴海信宏氏にプロジェ
         クト参加のきっかけを話し
         てもらった。

鳴海醸造店。青森県産の米と酵母、南八甲田山の雪解け水に端を発す
る伏流水を原料に昔ながらの酒造りを続けている(写真:鳴海醸造店)

         (次回に続く)

         缶の日本酒で世界狙う 
         ベンチャー企業  連載  12
         数十円~130円の充填費

         Agnaviでは埼玉の自社工場
         に充填設備を設置。日本酒
         1000リットル、缶にして約
         5500本という小ロットの単
         位で1缶あたり数十円〜130
         円の充填費で酒蔵から委託
         を受ける。酒造にとっては
         挑戦しやすい量だ。またさ
         まざまな酒蔵の日本酒詰め
         合わせという付加価値にも
         つながる。
         (次回に続く)

         缶の日本酒で世界狙う 
         ベンチャー企業  連載  11
         小ロット充填機のレンタル

         このように、容器としての
         利便性が高く品質保持の機
         能も優れる缶の日本酒。し
         かし生産量の少ない酒蔵で
         は缶の充填設備に対するハ
         ードルが高く、これまで大
         々的に普及することはなか
         った。ここで、「一合缶」
         プロジェクトの陰の主役
         「詰太郎」の登場となる。
         詰太郎とは東洋製罐開発に
         よる小ロット充填機のレン
         タルサービスだ。プロジェ
         クトでは、このシステムを
         採用することにより、小さ
         な酒蔵の参加を可能とした
         わけだ。
         (次回に続く)



         缶の日本酒で世界狙う 
         ベンチャー企業  連載  10
         コロナ禍各メーカー動く
         ただ、実は缶の日本酒じた
         いはそう珍しいものではな
         い。ちょうど50年前、コン
         ビニの陳列棚でもおなじみ
         の「ふなぐち菊水一番しぼ
         り」が発売されている。菊
         水のホームページには、非
         加熱でデリケートな生原酒
         を市場に出すべく、試行錯
         誤を重ねてアルミ缶入りの
         商品を開発したとある。な
         お、コロナ禍ではキャンプ
         ブームがヒートアップした
         が、これに乗じて缶入りの
         日本酒を出している各メー
         カーが訴求を強める動きも
         見られている。
         (次回に続く)

         缶の日本酒で世界狙う 
         ベンチャー企業  連載 9
         缶は日本酒に向いている

         日本酒という「生鮮食品」
         の容器としても優れている。
         日本酒の大敵である紫外線
         をカットし鮮度が保たれる
         からだ。また飲み口が切り
         込みになっているのも、香
         りを楽しみながら味わえる
         点が日本酒向きだ。1 合飲
         みきりなので保存に気を遣
         うこともなく、瓶のように
         場所をとらないので、冷蔵
         庫に常備しやすい。そのほ
         か旅先で手に取れば、ワン
         カップのような感覚で移動
         のお供として飲んだり、土
         産にもできるなど、缶のメ
         リットはいろいろと考えら
         れる。
         (次回に続く)



         缶の日本酒で世界狙う 
         ベンチャー企業  連載 8
         缶のメリット

         缶という素材も一役買って
         いる。先述のようにサプラ
         イチェーンにおける効率性
         のほか、表面に印刷できる
         こともメリットだ。デザイ
         ンの自由度が高く、若い世
         代に訴求する、カジュアル
         なイメージも演出しやすい。
         漫画とコラボしたデザイン
         缶などが可能なのもこのた
         めだ。

東洋製罐開発の小ロット充填機「詰太郎」(写真:Agnavi)
         (次回に続く)

         缶の日本酒で世界狙う 
         ベンチャー企業  連載 7
         プロジェクトのポイントは
         若い世代への訴求力だ。牽
         引するのは20代の起業家。
         ギフトとしても使いやすい
         デザイン性の高いパッケー
         ジに包み、宣伝・販売もネ
         ットで行う。東京農大醸造
         科の学生をモデルにした漫
         画とのコラボなども展開。
         プロジェクトを進める資金
         はクラウドファンディング
         で調達している。
         (次回に続く)

         缶の日本酒で世界狙う 
         ベンチャー企業  連載 6

         的な産業。多くの企業が何
         らかの形で関わっています。
         また日本酒を盛り上げる会
         に名を連ねる国会議員は多
         く、総理大臣は就任すると
         日本酒の業界に『國酒』と
         揮毫して贈る伝統がありま
         す。それだけ、日本にとっ
         て重要な産業ということで
         す」(玄氏)ビジネスモデ
         ルは、同社が協業する35の
         蔵元から日本酒の「充填委
         託」を受け、自社充填設備
         で缶詰にする。そのうちの
         一部を買い上げ、「一合缶」
         のブランド名で、自社の流
         通で販売するというものだ。
         (次回に続く)

         缶の日本酒で世界狙う 
         ベンチャー企業  連載 5
         複数大手が協力している
         仕掛け人は農業や食の分野
         での改革を目指すベンチャ
         ー企業、Agnaviだ。従業員
         13名の小さな企業ではある
         が、同プロジェクトには全
         国35蔵元や容器メーカー大
         手の東洋製罐、オフセット
         印刷の東レ、講談社など複
         数業界の企業が多数協力し
         ている。代表取締役CEOの
         玄成秀氏はプロジェクトの
         意義について次のように説
         明する。
         (次回に続く)

         缶の日本酒で世界狙う 
         ベンチャー企業  連載 4
         「ICHI-GO-CAN(一合缶)」

         このように、国内外ともに
         まだまだ可能性が残されて
         いる日本酒市場。とくに若
         者に日本酒の魅力を知って
         もらいたいと、日本酒業界
         であるプロジェクトが進行
         中だ。「ICHI-GO-CAN(一
         合缶)」は、全国のさまざ
         まな日本酒を180ミリリッ
         トルの缶詰めにして消費者
         に届けるサービス。酒蔵と
         消費者を結ぶプロジェクト
         とも言えるだろう。販売チ
         ャネルは主に公式ECサイト
         のほか、アマゾンや楽天な
         どの大手通販サイトだ。4
         種類飲み比べ3080円(税・
         箱代込、送料別  )のほか、
         東北の酒造4本セット、全
         国の酒造 10 本セットなど
         が展開されている。目安と
         しては、4合瓶で1800〜25
         00円のものを1缶あたり50
         0〜700円で販売するイメー
         ジだ。
         (次回に届く)

         缶の日本酒で世界狙う 
         ベンチャー企業  連載 3
                                 高級日本酒増加傾向

         アコールを添加した「普通
                                 酒」。純米酒や純米吟醸酒
                                 については増加傾向にあり、
         高付加価値で価格帯も高い
         日本酒の需要が伸びている
         とみられる。さらに日本酒
         の評価は国内よりむしろ海
         外で高まってきており、意
         欲的な酒造は海外へと進出
         を始めている。2020年は約
         241億円で前年比3.1%の伸
         び(国税庁)。2010年の85
         億円から11年間連続で伸び
         続けている。また海外に日
         本酒の蔵が増加中という状
         況だ。旭酒造のように日本
         の企業が海外で酒造りに挑
         戦するケースと、ニューヨ
         ークの「Brooklyn Kura」の
         ように海外の企業が酒造り
         を行うケース、2通りがある。
         (次回に続く)

         缶の日本酒で世界狙う 
         ベンチャー企業  連載 2

         缶は瓶に比べて軽量でかさ
         ばらないし、紫外線を通さ
         ないなど管理や配送するう
         えでの効率が高い。また冷
         蔵庫で手軽に冷やして晩酌
         に、レジャーのお供になど、
         消費者のニーズにも合致し
         た。国税庁のデータを見る
         と2019年はアルコールの課
         税移出量(販売量)のうち
         およそ 3 割をビールと発泡
         酒が占めている。これに比
         べシェアが低いのが日本酒
         で、5%以下となっている。
         日本酒出荷量のピークは19
         73年頃で、年間177万キロ
         リットルが出荷されていた
         が、2019年には 46 万キロ
         リットルまで減少している。
         (次回に続く)



         缶の日本酒で世界狙う 
         ベンチャー企業 新連載 Ⅰ

全国のさまざまな日本酒を180mlの缶詰めにして消費
者に届ける「ICHI-GO-CAN(一合缶)」。写真は「4
種類飲み比べセット」税・箱代込み、送料別3080円
(筆者撮影)
 

           夏にひときわおいしいアル
           コール飲料、ビール。今日
           のようにビールが浸透した
           のも、缶ビール発明のおか
           げと言っても過言ではない
           だろう。缶切りで開けるタ
           イプの、缶詰ビールが発売
           されたのは1958年(アサヒ
           グループホールディングス
           ホームページより)
           圓岡志摩フリーライター
           (今回新蓮台です)



           赤羽ホルモン焼2年   new 
             どう凌いだ   最終回  11
            これからもチャレンジ

           本筋からはズレるが、以前
           いくどん赤羽店へ訪れたと
           き、隣で食べていた若い男
           性から話しかけられ「僕、
           以前ここでバイトしてたん
           ですよ」とのことだった。
           元バイト先にバイトを辞め
           てからも食べに来られると
           は非常に風通しの良い職場
           だったのだろう。店のこと
           も客のことも考えた末、途
           中から都の協力金には頼ら
           ず売り上げに賭けたいくど
           ん赤羽店。人情味あふれる
           マーシー氏は今後もチャレ
           ンジし続けていくのだろう。
           (今回最終回です)

           赤羽ホルモン焼2年   
             どう凌いだ    連載  10
           今度は食材の値上がり

                                        コロナの打撃はなんとか抜
                                        け出したが、今は円安に加
                                        えて、ロシア・ウクライナ
                                        戦争の影響などもあり、食
                                        材の仕入れ値が上がってい
                                        ることが目の前の課題だと
                                        いう。いくどんは良心的な
                                        価格でおいしいホルモンが
                                        食べられる。しかし、仕入
                                        れ値が上がると値上げをし
                                        ないとやっていけなくなる。
                                        できるだけ値上げはしたく
                                        ないとマーシー氏は語る。
                                        コロナは収束を迎えようと
                                        しても、今度は戦争の問題
                                        が待ち受けていたのだ。約
                                        40年の歴史がある、いくど
                                        んグループ。そしてもとも
                                        とはいくどん町田店の常連
                                        客から従業員となり、社長
                                        と多くの先輩たちにお世話
                                        になって赤羽店の店長にま
                                        で登りつめたマーシー氏。
                                         (次回最終回です)

           赤羽ホルモン焼2年   
             どう凌いだ    連載  9
           6月1日新店舗開店する

           だんだんと活気を取り戻し
           てきた赤羽の飲み屋街。週
           末になるとレトロな飲み屋
           の雰囲気を求めて若者たち
           でにぎわうという。そして、
           このタイミングでマーシー
           氏は新店舗を6月1日にオー
           プンさせたばかりだ。コロ
           ナ禍で不安定な中、なぜオ
           ープンさせたのだろうか。
           「知り合いの大家から『空
           き店舗があるから、店やり
           ませんか?』と言われて、
           僕もう62歳になるんですが、
           チャレンジしたいと思って
           オープンさせました。こっ
           ちの店は焼肉屋ではなく、
           僕が生まれ育った青森の名
           産を使った料理を提供する、
           少しオシャレなお店です。
           始めたばかりなので売り上
           げはまだまだです。これか
            ら頑張りたいですね」
           (次回に続く)

            赤羽ホルモン焼2年   
            どう凌いだ    連載  8
            コロナ前の8~9割までに

                                     まん防中にもかかわらずア
                                     ルコールの提供をしている
                                     と、都からいくどん本部に
                                     「要請に従うようにしてく
                                     ださい」という通告もきた。
                                     しかし、協力金ではなく売
                                     り上げで頑張ろうと思った
                                     という。「昨年12月くらい
                                     までは売り上げが戻ってき
                                     たと思ったら、今度は(年
                                     が明けて)オミクロン株が
                                     はやってしまい、それでま
                                     た客足が減ってしまいまし
                                     た。でもそれを乗り越えて
                                     今は、コロナ前の8〜9割く
                                     らい戻ってきています。で
                                     も、完全にコロナ前までに
                                     はもう戻らないと思ってい
                                     ます。今、少しでも感染対
                                     策になるならと外の席を希
                                     望するお客さんが多いです。
                                     そしてこの、七輪の上にあ
                                     るダクト。これで換気がで
                                     きることから、最近赤羽で
                                     は焼肉屋が増えているんで
                                     す」
                                      (次回に続く)

          赤羽ホルモン焼2年   
          どう凌いだ    連載  7
          アルコール提供続ける
          ところが良い面だけではな
          かった。テレビを見てお酒
          を提供していると知った人
          から「人の命を何だと思っ
          ているんだ」といったクレ
          ームの電話やはがきが匿名
          で届いた。命に関わってい
          ることだとはマーシー氏自
          身わかっている。しかし、
          スタッフや、家族の生活を
          守るためにとアルコールの
          提供をし続けた。
          (次回に続く)

          赤羽ホルモン焼2年   
          どう凌いだ    連載  6
                                    対策をしながらアルコール
                                    を提供して営業することに
                                    しました。この宣言はテレ
                                    ビのインタビューでも話し
                                    たら、翌日そのニュースを
                                    見たお客さんがたくさん駆
                                    けつけてくれました。ほと
                                    んどの店がアルコールの提
                                    供を行っていない中、うち
                                    とあと数件だけ赤羽ではア
                                    ルコールを提供していまし
                                    た。これには、同業者の仲
                                     間からも『マーシーは僕ら
                                     の気持ちを代弁してくれた
                                     』と言われました」
                                     (次回に続く)

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