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郷土史、登山、スキーなどを写真と共に書き綴っております

Kennyの、ちょっとやってみるか: 自転車

2013-11-07 09:14:09 | 郷土史

  旧東海道を自転車で
 =東海道横田渡、常夜燈が野洲川に=
       こんな所に近世を物語る橋があった
          そして常夜燈は今も 
    車で移動の時に
は気が付きませんでしたな!
          Kennyの滋賀から情報発信
           (この日記の掲載期間:11月15
日~11月21日)

それらは重要な歴史文化遺産なんです


     常夜燈と今はない横田渡 (現地案内板から)

過日、孫他 自転車を長年の趣味にしている我一家 親子三代
の男どもが連れだって野洲市から旧東海道を水口宿まで走っ
てきました。爺の私もその影響で運動のつもりで時々自転車
に乗っていますので、ゆっくりと走って貰い 何とか完走です。

ところが、すごい発見がありました。 そうだったのか、知らな
かったーです。



                  横田渡があった同じ場所(2013年10月撮影)

東海道横田渡
古から、旅人は東への移動には近江南部では少なくとも二つの
大きな川を渡らなければ旅は出来ませんでした。瀬田川と野洲
川です。前者の橋は瀬田の唐橋、そして今回の話題、野洲川の
その橋は横田橋(渡し)でした瀬田川にも、急がば回れの語源と
言われる
矢橋の渡しがあります。横田渡しとは意味合いは異なるのでしょうが)

ところが、その横田橋は江戸時代には一年中通れる橋ではなくて、
渇水期に土橋が敷設されましたが、それも有事には橋はなくなっ
てしまうことも。従い渡し舟が主になります。そこでこの場所は
横田渡と言われています。江戸時代に、東海道が整備されると重
要な東海道十三渡の一つとされ、幕府の管理下に置かれました
(下の写真に詳細があります)

現在の国道1号線、横田橋はここから少し下流に移されています。


嬉しいお知らせです
この横田渡しに関して、いつもご訪問くださっているこの分野に
精通しておられる方からコメントを頂き、この地(湖南)で江戸時
代にあった天保一揆(天保義民)を主題のあるお芝居の脚本で「野
洲川横田橋河川から船を出す筋書きにした」と。そうだ、この渡し
の直ぐ傍の神社に農民が集合して野洲に陣屋を構える当時の幕府
役人、三上藩 市野茂三郎を攻めます。この時にここから船で渡った
野洲市へはこの神社からは野洲川を渡らなくてはなりません。

そうかー・・、ちひろ様、ありがとうございます。
  私の天保義民(天保一揆)のブログは  ここを

野洲川のこのあたり
資料によると鈴鹿山系(御在所岳)に源流をもつ野洲川を江戸時
代にはこの辺りは横田川と呼んでいました。同じ源流(鈴鹿山系
油日岳)を持つ杣川(そまがわ)と合流する地点でもあり水量の多
いところでもあったようです。瀬田川といい、天竜川などとも同
じで、容易には渡ることが出来なかった川だったんですね。


                 東海道横田渡常夜燈 (現地の解説板から)

横田渡常夜燈
この石灯籠は文政5年(1822年)に建立され、東海道を旅す
る人の道しるべとなったようです。 登山でも、標識やリボン等
があると本当に嬉しく安心できます。街道随一の大きさやそうで、
案内の次男がこれは見ておけと。 水口宿の往時が偲ばれます。


 狭い場所ですがゆっくりと休憩が出来る東屋のある公園になっています

        
          横田渡常夜燈の関連情報は ここを


横田渡、横田渡常夜燈へのアクセス

        

                      周辺地図(拡大します)
   横田渡し、横田常夜燈は地図の酒人にあります 

水口宿の名残

 
       三叉路 真ん中が江戸への道        旧家をレストランに

旧東海道、道中の公園に





歩け歩け、少なくとも自転車で
野洲市内を自転車でよく走り周ります。気持ちのいいもんです。
近江平野です、坂もないので長い時間でも大丈夫、周囲を見渡
しながらゆっくりとペダルをこぎます。  古い歴史を持つ野洲、
お寺が特に多いです、また神社も。  古墳に行きつくこともあり
ます。


地元をもっと知る、歩けば・・

車でないのがもっといいのは、農作業中や道端で仲良しグルー
プと思しき年齢的に相当先輩のおじーちゃん(いやあんまり相手に
してもらえない)、
おばーちん(おばーちゃんとは不思議と気が合う)
の場の昔をお聞きするのがいいんです。  過日は旧野洲川の
ほと
りで弁当を広げていた地元の仲良しさんが堤防決壊で起き
た大洪水の貴重なお話をしてくれました。

         
          
和28年の大洪水

爺の自転車ならではの大発見、勉強をしましたの感想日記でした。

          
              かなり後方から必死に・・のKenny爺

  今日もご覧くださいましてありがとうございました

              ***********

                    写真展開催中

  
              わいわいクラブ写真展 野洲図書館ギャラリー

 
          私、Kennyも2点参加します。お近くにお越しの節には
    どうか
お立ち寄りくださいね、お待ち致しております。
                                                      (Kenny)

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
感動しました~ (ちひろ)
2013-11-15 09:07:59
kennyさま、お早うございます。
滋賀県の歴史を詳細に記事にされていて驚きと感動に胸が熱くなります!
農民一揆の記事も遡って拝読させていただきました。
明確に記述されていて素晴らしいです!

今日から写真展の開催、お忙しい事と存じます。
楽しみに致しておりますが、何分人見知りの性分にてそっと伺います。
返信する
ありがとうございます (Kenny)
2013-11-15 15:19:20
とっても嬉しいコメントです、ありがとうございます。またまた、ただ者(ごめんね、悪い言葉)ではないのでひやひやしておりました。 今、写真展から帰ってきました。そうおっらずに、是非会場で写真、歴史談義(まずいか? ひやひやで)を。 16日、21日は終日会場におります。 また17日、19日以外は少なくとも13時頃まで会場に詰める予定です。係りにKennyと言ってください。 
返信する
お伺いしました~ (ちひろ)
2013-11-19 05:25:54
kennyさま、お早うございます。
日曜日に野洲図書館、写真展会場へお伺いさせていただきました。丁度お昼頃にて受付は無人でした。
女性の出展も多いいのですね!
kennyさまの作品がどれかは判りませんでしたが、素晴らしい作品ばかりでした。
返信する
日曜日は・・、残念! (Kenny)
2013-11-19 06:50:29
そうでしたか!残念。私の作品はねこじゃらしが電車の風圧に舞っている「風圧に舞う」と、左隣の希望が丘近くのふるさと館をとらえた「ふるさとの秋」です。日曜日は長命寺三重塔、こけら葺き、葺き替え特別見学会、午後は水口碧水ホールで水口岡山城と城下と題した講演でした。水口へ移動途中、11時半前後30分ほど立ち寄ったのですが・・・。なお、22日にこけら葺き、29日に水口岡山城をUPの予定です。またどうかお立ち寄りくださいね。 

でも、ちひろ様の作品、ただ者(表現、再度ごめんね)ではないです。参考にさせて頂いてます。ちろさんの作品で多い作風は私は苦手なんです。毎日友人、知人のHP,ブログ、8人ほどを閲覧しております。

ありがとうございました。 Kenny
返信する

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