ツキノウエ on the moon

なんとなく日記

CR-Zに乗って来た。

2010-03-24 00:42:30 | クルマ
遅ればせながら、ホンダ CR-Zに試乗してきました。
同じくホンダのシビハイちゃんに乗る身としては、インサイトに次ぐ弟分なわけですが、今回の弟は随分とやんちゃです。

次男インサイトは『ハイブリッドカーの普及』という指名のため、フィットベースで安価にというキャラクターですが、三男CR-Zは『ハイブリッドでスポーツ』という今までは相反するものとして語られて来たものへの挑戦と云う、実にホンダらしい位置づけの車です。

さて、ディーラーへ11時くらいに到着。
店内にCR-Zを発見。いつもの営業マンが早速現れ、『乗ります?』との事なので、わざわざ店内から出してもらって試乗させてもらいました。(まぁ、そのつもりで行ってますからね。)
ボディカラーは新色のダークピューター・メタリック。微妙に緑が入ったダークグレーです。カタログや雑誌で見るよりいい色。個人的には同じく新色のホライゾンターコイズ・パールが気になっていたけど、これも渋くていい。(いつかはオレンジのスポーツカーという夢があるんですが、CR-Zのオレンジは既存色のブリリアントオレンジ・メタリック。もうちょっと濃いオレンジだとツボなんですが。)


まずはエクステリアから。
あー、雑誌で見るよりカッコいいですねぇ。雑誌なんかの写真は割とローアングルなので、水平横長のヘッドライトがちょっとつまらないなぁと思ってたんですが、人の目線から眺めると独特のフロントグリルと相まってなかなか精悍です。
フロントウィンドウの丸さもなかなかすごいものがあります。
サイドビューも5ナンバーサイズに収めるのにかつかつで大胆なデザインの出来なかったインサイトと違いウェッジの効いた綺麗なラインがボディの引き締まった感じをうまく表わしてます。またお尻周りが実にそそられます。リアフェンダー周りから三角テールランプへのボリューム感、凸状になったリアガラスとリアエンドあたりも実に色っぽいです。フロントよりリアがいい。
   

ユーロCIVIC TypeRの時と同じく、バターになるくらい周りをぐるぐる回った後、シートに身体を収めると、やはり着座位置が低い。まぁ、それでも昔のCR-Xやシルビアやらに比べると高いですけどね。キーシリンダーのノブをひとつ回して火を灯すとメータパネル中心部のタコメータの刻み部分だけがぼぅっと青く光り、もう一つ回すと警告灯含め全ランプが光り、タコメータの針が一度MAX8000回転のところまで上がった後、0回転まで戻る、というイカす演出。速度計はど真ん中に浮いた感じでデジタル表示される。インサイト同様エコドライブ状況を表示するアンビエントメーターがあって、なかなか近未来感のあるメータパネルでカッコいいです。
空調ダイヤルがハンドルの左側、ドライバー寄りに配置されているあたりもスポーツカーらしいデザイン。また、この空調ダイヤルのクルクルがオーディオ機器のジョグダイヤルっぽくていいですね。反面ところどころに使われている光沢プラスチックがすぐ傷つきそうで×。
後ろは、、、もう席じゃないですね。試しに座ってみましたが、体育座りみたいに膝を抱えて、かつ頭が天井に当たっちゃうので首を常に傾げてないとダメ。数kmどころか、まず大人が座れるもんじゃありません。そういう車じゃないんで諦めましょう。
内装はやはりシビハイちゃん以下、インサイト以上って感じです。手が触れるところは大抵プラスチックの硬いパーツだし、ドアパネル部にファブリックがあしらってありますが障り心地がいいと云うものでもなく、そこらへんはやはりシビハイちゃんのアルカンターラには負けてしまいます。一年後のマイナーチェンジとかでまたアルカンターラ仕様とか出して販売のてこ入れするんじゃないかな。
あと、インサイトもそうでしたが、ナビの収まりが非常に悪いです。逆台形のパネル部分にバランス悪くはめられた2DINサイズのナビはまったくイケてません。もし買うなら絶対ラジオ付きCDプレーヤーにしますね。そんでナビはハンディサイズのをインパネ上部の蓋付きポケットにうまくはめます。つーか、それくらいの事して欲しかったよ。まぁ、グローバル展開するCR-Zでは日本以外ではカーナビよりもラジオ付きCDプレーヤーの方がメインですからね。ここらへん、マツダのデミオも然りだったっけ。

インテリアも一通り眺めた後、いざ試乗へ。
CR-ZはドライブモードがECON、ノーマル、スポーツと3つあります。
まずはECONで走りましたが、シビハイよりも低速トルクがあるので走り出しも十分な感じ。ちょっと渋滞気味な国道を走っていて気づいたのは、シビハイだったら40km程度のスピードの場合に全気筒休止でモーターのみで走る様な状態でも、CR-Zはそうなっている感じがしなかった事。後でカタログ良く見たら全気筒休止モードが無いんですね。これあると燃費向上するけどCR-Zの場合はよりスポーティな味付けとするためらしい。まぁ、正解ですね。
  
(写真は左からCR-Z、シビハイ、インサイト。)
シビハイではハンドル奥にタコメータ+その他、その上にちょっと離れて速度計+瞬間燃費計があるんですが、CR-Zは真ん中に速度計とタコメータ、左にバッテリーチャージ+パワーアシスト計、右に瞬間燃費計となっているので、走行中にバッテリーチャージやパワーアシスト、瞬間燃費を気にする余裕はありません。アンビエントメーターも青から緑(緑がエコ)なのでもうちょっとわかりやすい色(黄から緑とか)にしてもらわないと気づけません。これもやはりそういうことあまり気にせずに楽しむ車という考えでしょうか。
まぁ、瞬間燃費が伸びる走り方ってのは乗ってるうちに身体と云うか、足がおぼえるのでそんなに気にするほどじゃないでしょう。

続いてちょっと空いている道に入り、ノーマルでアクセル踏む。シビハイに乗り始めてから基本エコラン、たまにやんちゃって走り方しかして無いんでノーマルでも随分とパワフルですね。
調子に乗ってスポーツモードへ。スポートモードだとアンビエントメーターも赤に。いっそ今まで青表示だったものすべてが赤表示になればいいのに。
アクセル踏むと一気に加速。あー、この感じはシビハイでは無理。正直すごく楽しい。
それと足回りが実に安定してていいです。以前試乗したフィットは足回りのふにゃふにゃ感が好きになれなかったし(結果、シビハイに辿り着いたんですが)、インサイトもやはりひょこひょこした印象だったけど、CR-Zはなんかタイヤ4本が常に道に張り付いている様な安心感のある感じです。ちょっとした轍を越えた時もフィットやインサイトはその反動がちょっと残る感じですが、CR-Zはすっと消える感じ。ハンドリングもスポーツだと実にクィッキー。(後でカタログ見て知ったんですが、スポーツモードの場合電子制御でそういったハンドリングになるらしい。)
サーキット走行とかランエボ、インプレッサとガチンコってのは到底厳しい話だし、そういう車に乗られてる方からすると物足りないかもしれないけど、そこまでバリバリのスポーツ走行じゃなく、ちょっと遠出した時にワインディングで楽しむ、といった事は十分可能な車だと思う。(あくまでも素人の感想なのであまり突っ込まないように。)

最後はシビハイちゃんと記念撮影。
 
乗っちゃったら、正直すごく欲しくなっちゃった車です。
後部座席の居住性が十分だったら、シビハイを下取りに、、、なんて外道な考えもあったんですが、子供らがいるうちは無理かなぁ。子供が家を出て、嫁さんとちぃだけって事になったら欲しいなぁ、なんてね。
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