北陸線3形式の交流電気機関車
昭和42年3月、家族旅行で北陸の温泉に出かけた。その道中で撮影した交流電気機関車の写真。
当時の北陸線の旅客列車は、ED70、EF70、ED74の3形式の交流電気機関車が牽引していた。
ED70は、32年の北陸線田村・敦賀間の電化開業に合わせて製造された国鉄初の量産形交流電気機関車である。
19両が製造されて敦賀第二機関区に配属され、撮影当時も主軸機関車であった。大聖寺駅で1番機に遭遇した。
ED70ー1牽引の下り普通列車
1967.3 大聖寺駅
ED70-16牽引の下り普通列車
1967.3 動橋駅
37年の敦賀・福井間の電化開業並びに北陸トンネルの開通に合わせて、EF70の1次型(1~21)が製造された。
北陸トンネル内の勾配対応等のためF機を投入したとされる。39年から増備の2次型(22~81)が製造された。
1次型は敦賀第二機関区、2次型は敦賀第二及び富山第二機関区に配属されていた。
EF70-17牽引の上り普通列車
1967.3 動橋駅
38年の金沢電化開業に伴い、ED70の増備機として平坦区間用としてED74形が製造された。
しかし、EF70を主力機として増備するとの方針変更により、6両のみの製造に止まった。
全機が敦賀第二機関区配属されていた。その後、43年に大分運転所に転属している。
ED74ー4牽引の北陸線下り普通列車
1967.3 福井駅
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