<4.7>
つきっきり
関東で4月上旬に羽化するのは、アジアイトトンボ、ダビドサナエ、ホンサナエ、ムカシトンボ、シオヤトンボ。
地域差があり、例えば千葉では3月中に羽化が始まるシオヤトンボは神奈川では中旬まで殆ど見ません。
羽化開始日は行ってみないと分かりません。気温が上がり始め、そろそろかとダビドサナエを見に行きました。
ところが、川が増水して気配がなく羽化殻が1個。撤退覚悟の11時前、運よく歩いているヤゴを見つけました。
思いのほか気温が上がらず、日が射した遅い時間帯です。現地は最低10℃、最高気温17℃。
この日の羽化は結局これのみで、つきっきりで撮影しました。ダビドサナエ♀の羽化を時系列で追います。
10:58 定位 歩いている時から複眼が半分以上抜けていた
11:00
11:11 裂開 定位から約13分後
11:12
11:13
11:14 前肢に続いて翅が抜ける
11:14 中肢が抜ける
11:15 後肢が抜けて休止 休止期は約8分間
11:23 肢をついて脱出開始 25秒で完了
11:24 脱出後
上に這い上がる
11:25 翅の伸長
満開の桜を入れて撮りたくても位置関係はこのとおり
11:31
11:39 腹部の伸長
11:41
11:54 開翅 定位してから約56分後
11:55 飛立ち直前 開翅して30秒後にあっけなく飛ぶ
2022.4.7 東京都
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