ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

トラフトンボ 2016<5月>

2016-05-14 | ・トラフトンボ

<5.6>

閑散

曇り後雨の予報に急変しましたが、先々の天候を案じトラフトンボの撮影決行です。午前中は薄日が射しました。
昨年までメインにしていた池は、周辺の環境変化か天候か閑散とした状態。個体数の減少は間違いないようです。
それでも、池端の草から飛び出す交尾態を数回目撃。しかし、産卵に戻って来る個体は見ませんでした。

11時を過ぎて、3♂の縄張り飛翔が始まりました。岸近くには来ませんが、撮影対象はこれしかありません。
日射しが弱くて複眼が光らず、いつもと異なるパターンで撮れました。最高気温は前日から5℃低い22℃。

♂ 飛翔

















2016.5.6 千葉県

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ホンサナエ  2016<5月①>

2016-05-12 | サナエトンボ科アオサナエ属・ホンサナエ属

<5.5>

卵塊造り

そろそろホンサナエの生殖活動が見られる頃です。卵塊造りの撮影を目的に千葉の小川に行きました。
流れでは多数の♂の縄張り行動が見られ、激しく追い合う一方、時に帽子やシャツに止まる個体もいました。
しかし、川の中に3時間以上立っていて、♀が飛来したのは4回、運悪く卵塊造りは全て草叢のなかでした。
ホンサナエの生態観察は経験不足ですが、当所の生殖活動のピークには時期が早いのかもしれません。

♀ 卵塊造り




2頭目 すぐに草叢の奥に消える


3頭目 草の間を抜ける角度は一箇所のみで風が吹いて草が揺れた瞬間しか撮れず 


♀ 静止


縄張りの♂です。

♂   静止









2016.5.5 千葉県

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キイロサナエ 2016<5月>

2016-05-10 | サナエトンボ科アジアサナエ属

<5.5>

水際の羽化

3日前にホンサナエの生殖活動を見に行くと、羽化直後のキイロサナエが見られ、周辺で2♀が羽化中でした。
他に近くの草藪の陰から飛立つ2頭を目撃しました。まずは、3日前の様子です。最高気温は21℃。

♀ 羽化直後


♀ 羽化   翅伸長期   岸から離れた流れのなかで不安定な所 上流側から


下流側から


肛門水を出してほぼ羽化が終了する頃、川が増水してきた


8分後、懸念したことに


上から3m程下流の同じく流れのなかで、別の♀が羽化していました。発見時の進捗度合はほぼ同じです。

♀   羽化   翅伸長期


同時刻に上の♀と同様の状態になる

2016.5.2 千葉県

さて、初めての羽化撮影は発見が遅く中途半端。羽化は集中するようなので時期を逃さぬうちに出直しました。
9時頃から探索。ポイントが広く、定位のヤゴは見落として直立するまで見つけられそうにないムードです。
休止期の1♂、1♀の発見がやっとでした。いずれも川岸近くで前回と環境が異なりました。最高気温27℃。

この日、数十mの範囲で数頭が羽化したようです。9時20分頃、最初の個体を発見しました。

9:23   ♀   羽化   休止


脱出の様子です。開始から約12秒で完了。

9:24:05   脱出開始


9:24:09


9:24:15


9:24:16   脱出


9:24:17 脱出直後


9:26   翅伸長期


9:29


9:39


9:50


9:54   開翅   休止発見後31分   すぐに飛立つ


環境の違いにもよるのでしょうが、羽化時間は先日のヤマサナエより40分位短く、開翅後すぐ飛立ちました。

9時半頃、約10m上流で♂の休止を発見。上の♀から10分遅れて羽化が始まっていました。

9:33   ♂   羽化   休止


脱出の様子です。約12秒で脱出完了。

9:35:19   脱出直前


9:36:01   脱出開始


9:36:10   脱出


9:36:11 脱出直後


9:36:12


9:36


9:58


10:07   休止発見後35分、この後すぐに開翅したと思われる


次に覗いた時は飛立った後でした。別の♂です。

♂   羽化直後



2016.5.5 千葉県

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アオヤンマ 2016<5月①>

2016-05-09 | アオヤンマ

<5.3>

草叢に潜む

そろそろアオヤンマの羽化撮影と思って探索に行きましたが、羽化不全の1頭以外発見できずに終わりました。
早朝に摂食飛翔が見られ、未成熟が草叢に潜んでいました。個体数はまだ僅か。最高気温はやや高め目の24℃。

♂ 未成熟 静止


♀ 未成熟 静止




同一個体を上の2枚はニコン、下の2枚はキャノン、それぞれカメラの自動設定で撮ってみました。
ニコンは緑色が鮮やかに写りますが、羽化後間もないアオヤンマは黄色みが強い体色をしています。




2016.5.3 東京都

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シオヤトンボ  2016<5月>

2016-05-07 | トンボ科

<5.1>

連結ならず

飽きもせず、毎年撮影するシオヤトンボの生殖活動です。縄張り♂が多数いて♀の飛来が少ない状況でした。
♀が産卵に来ると直ちに♂に捕まって交尾態で飛び回り、なかなか産卵撮影の機会がありません。

産卵する♀を連結しようとする♂


0.3秒後の画像 ♂は別個体の可能性あり


交尾態 飛翔


交尾態 静止 


狙いは打水時の飛水ですが、毎回水が飛ぶわけでなく、なかなか撮れません。

♀ 産卵











2016.5.1  神奈川県

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