ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

クロサナエ  2016<5月>

2016-05-20 | サナエトンボ科ダビドサナエ属・ヒメクロサナエ属

<5.15>

一方の主役

ヒメクロサナエの産卵を待っていると、今季は大概クロサナエが産卵に来ます。この日は正午前から数回飛来。
10m程の範囲で多分3♀が産卵しました。ただし、最初の♀以外は落着かず、すぐに姿を消してしまいます。
ホバリングするので、ヒメクロサナエのように見逃すことはまずありませんが、忘れた頃に現われるので要注意。
♂が♀を捕捉するシーンが一番の狙いですが、連続して行った2日間とも、♂は何もできませんでした。

♀ 産卵

産卵後、一時休止する個体が目立ちました。あまり見ることのない光景です。

♀ 静止




ふらふらと飛来して1時間以上岩に止まっていた♀ 


突然樹上から降り立った♂は次の瞬間には姿を消しています。♂を見てしばらくして♀が飛来するパターンです。

♂ 静止



2016.5.15 東京都

前日に撮影した産卵です。最初に現われたのは13時半過ぎ。産卵の目撃は3回でした。

♀ 産卵






  




2016.5.14 東京都

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ヒメクロサナエ  2016<5月>

2016-05-19 | サナエトンボ科ダビドサナエ属・ヒメクロサナエ属

<5.15>

敏感過ぎ


昨年、ヒメクロサナエの産卵を撮影した沢、天候と日繰りが合わず足止めされ、昨日、満を持して出かけました。
待機ポイントで産卵は2回。降りてくるルートは読めず、着地を見ない限り見落としますが、いかにも出が悪い。

この時期に2日連続で外すことはないと連闘です。最高気温23℃、昨日より2℃低く谷では肌寒く感じました。
珍しく午前中に♀を見たものの、本番の産卵は遅く14時半過ぎ。目撃は3♀で、どれも恐ろしく敏感でした。
日が悪いのか時期が早いのか、シャッターを切るのが1日1♀ではお手上げです。♂は殆ど見ませんでした。
なお、前日は数頭のムカシトンボが探雌行動を繰り返していましたが、この日は全く見ていません。

まずは昨日の画像から。これが精一杯です。

♀   産卵

2016.5.14 東京都

この日は挽回どころか返り討ち。慎重に横に回り込み、しゃがんだところで飛ばれました。


2016.5.15 東京都

♂が樹冠から渓流に降りてきたのは前日の2回です。この日は全く見かけませんでした。

♂ 静止



2016.5.14 東京都

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アオヤンマ 2016<5月②>

2016-05-17 | アオヤンマ

<5.12>

樹上の行動

すっきりしない天気が続いた後の快晴。アオヤンマが活発でしたが、撮影時間が限られました。最高気温26℃。
梢に止まった若い♀が面白い行動を見せました。まず腹部を振り上げます。

♀ 未成熟




30秒程して今度は腹部を曲げまる




もう一度、今度は産卵の体勢に


終了

2016.5.12 東京都

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クロスジギンヤンマ  2016<5月②>

2016-05-16 | クロスジギンヤンマ

<5.8>続編

連結成功

狙いは久しく撮っていない交尾態です。産卵する♀を捕捉した交尾態を数回目撃、どれも樹上高く飛ばれました。
♂が多いので開けた所では産卵しません。♂が見つけにくい暗い所で産卵する♀を見張ることにしました。
30分以上産卵していましたが、遂に気付いた♂が連結。押さえ付けてから飛び去るまで1秒でした。

産卵♀に飛びかかる♂


瞬時に連結


♀を引き上げる


飛立つ直前


草の下の狭い所で産卵する♀を捕えて飛び出す連結態です。このパターンが多い。



10時半頃、最初に見た草陰の♀です。♂はバトルに忙しく、見つからずに約20分間産卵していました。

♀   産卵






同じ一角でも目立つ場所に来た若い♀。飛来した途端、♂に捕まりました。



♀   飛翔

2016.5.8   東京都

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クロスジギンヤンマ  2016<5月①>

2016-05-15 | クロスジギンヤンマ

<5.8>

縄張り争い

クロスジギンヤンマの羽化撮影で、4月中旬から各所を回って見たのは一度のみ。思うように撮影できません。
そのなかで大量の羽化殻を見た池の様子を見に行くと、当然のように朝から多数の♂が飛び交っていました。
入れ替り出てくるので不在の時間がありません。池の隅々を探雌、時に鉢合わせし♂同士のバトルになります。
争って絡み、水しぶきが上がりました。片方が水面に落とされましたが、すぐに飛び上がりました。

上の♂に水面に押さえつけられた♂


この池はザリガニの大量発生によりトンボが寄り付かない時期がありましたが、有難いことに手入れされました。
かつての植生に戻りつつある池を飛ぶクロスジギンヤンマです。





♂ 飛翔








♀は意外に少なく目立つ所には出てきません。♂は産卵する辺りを草を縫うようにして執拗に探雌します。







休む時は大概高い梢に消えるが、珍しく低木に止まった♂


水面上で一時停止した♂ 1分程で再び飛び始める



2016.5.8 東京都

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