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男子フィギュアスケート言いたい放題②

2012年08月11日 | 言いたい放題
~運命のライバル・ヤグディン&プルシェンコのソルトレイクシティオリンピック~


イリヤ・クーリックさまの次に言いたい放題しちゃうのはもちろんこの二人。

“男子フィギュアスケート伝説の黄金時代”

そう呼ばれる時代のシンボルであるお二人。

まずはこの方

 ↑
ロシアのアレクセイ・ヤグディンさま

身長は175センチ。

180センチのイリヤさまには負けてますが、長身{~/up/}

ソルトレイクシティオリンピックの金メダリストです。

金メダルをとってすぐプロに転向されました。

荒川静香さんが尊敬するスケーターの一人。


そしてもう1人はこの方。


 ↑
同じくロシアのエフゲニー・プルシェンコさま

こちらも身長178センチという長身。

ソルトレイクシティオリンピック銀メダリスト、トリノオリンピック金メダリスト、バンクーバーオリンピック銀メダリスト。

二人はミーシン先生(男性)のエリートグループに所属し、切磋琢磨しあったライバルズ…。

ヤグディンの方が先輩なんだけど、ミーシン先生と相性が良かったのはプルシェンコの方だったと言われています。

ヤグディンいわく“確執があった”そうな。

プルシェンコとは認め合いながらも、性格の違いからあんまり関わらなかったんですって。

結局プルシェンコはミーシン先生の元で、ヤグディンは離れてタラソワ先生(後に浅田真央さんのコーチもする方)の元で頑張ることになった。

二人が対決したソルトレイクシティオリンピックの結果は、ヤグディンが金メダル。

プルシェンコもす~っごく上手くて、ミスがあったものの銀メダル。

当時の二人がどんなにすごかったか

YouTubeでこのソルトレイクの演技を見比べてみたんですが…。

どっちもすごい

まず、プルシェンコ。

とにかくジャンプを跳ぶ。

跳びまくる

ロシアらしく芸術的なんだけども、エンターテインメント色が強い感じ。

彼らしくてすごくいいですね

真上に飛び上がるジャンプ、当時男子選手で彼しかできなかったという美しいビールマンスピンが彼らしさのシンボルでしょうか

ビールマンスピンはとにかく体が柔らかくないとできないらしく、体が硬くなりがちな男性がするのは大変なことなんだって。


そして、ヤグディン。

荒川静香さんはこの五輪のフリーを“最も素晴らしい演技”だと言っていました。

「ライバルであるプルシェンコ選手がショートで失速した状況で、当時世界最高難易度のプログラムを、逃げる事なく完璧にこなし、金を取った。

 尊敬しています。」

おお~。

久しぶりにその映像を観ましたが…。

もう…すごいなんて言葉じゃ足りない!!

なんて優雅で芸術的なんだろう!

プルシェンコは魅せる・楽しませる舞台という感じでしたが、ヤグディンは“その世界が、そこにある”っていう感じ。

プルシェンコも後に芸術的で重厚な演技になっていくのですが、この時点ではヤグディンの方が深みがあるように見えました。

そして、4回転ジャンプをはじめ当時世界最高難易度の内容。

すごすぎて、危なげなさすぎて=あまりに自然にやっているから。すごいことをやっているんだと感じさせないなめらかさ。

私、今活躍してる選手も皆大好きで“みんなスゴイな~”って思っているのですが、ちょっと次元が違う上手さな感じ…。

ヤグディンステップを今見ると

「上手すぎ!!」

と感動でドン引きしてしまいますわ。


演技が終わった時は泣いておられましたね…。

当時もらい泣きしてしまったのを思い出しました

当時のヤグディンはたしか20才か21才なのだけど、苦労してきたせいで10才は上に見えた…影のような何かを背負っているようでした。

「報われたのね…

そう思ったなぁ。

苦労を乗り越えて、影を味方にして素晴らしい演技を世界にみせてくれたヒーロー。

美しい物語のようです。

ライバルは?

うん、プルシェンコは天真爛漫な賢い男の子って感じ。

そんなところも羽生さんに似てるかもしれない。

とにかく、歴史を作った偉大な存在のお二人です。

ファンとして心から感謝したいです

初恋はイリヤ・クーリック様だけどセカンドラブはヤグディンだな~♪♪

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