~自分の美学をすすめ!永遠の美少年、ジョニー・ウィアー~
さてさて、黄金時代と呼ばれるソルトレイクシティオリンピックが終わると、ヤグディンがプロに転向。
優秀な選手はたくさんいましたが、ヤグディンが去った後の男子フィギュアスケート界の主役はプルシェンコだったように思います
色々と彼は突き抜けた存在に見えましたからね。
前回記事で書いたティモシー。
今度の五輪こそティモシーには金か銀を狙って欲しいところでしたが、不幸なことに彼は体を傷めてしまってオリンピック出場ならず…悲しい。
つらいなぁ、悲しいなぁと思っている時に。
彼が現れたのです…
↓
知らない人の方が少ないと思うのですが、一応説明を。
彼の名はジョニー・ウィアー。
アメリカ出身。
見ればわかるけど、とってもとっても美少年
身長は172センチだって。
フィギュアスケートって背が高いのが必須なんでしょうか。
おそらく彼は世界一女にモテるフィギュアスケート選手…。
女性ファンの歓声がすんごかったです(今でも?)。
私も
「す、素敵な人…」
とドキドキしていたもんですが、残念ながら彼の恋愛対象に女性は入らないようで。
まぁそういうこともあります
仕方ないね…。
彼を初めて見たのはNHK杯だったのだけど、も~感動の嵐でした
何もかもが優雅で美しいんです
偏見で申し訳ないんだけど、当時は“バレエと張り合う芸術性を持ってるのはロシア選手だけ”だと思っていたので、アメリカの選手…しかも幼い選手が出来るっていうのが衝撃的でしたね
当時一緒にテレビ観戦していた母が
「アメリカも円熟期に入ったのね~。」
と言っていたことをよく覚えています。
ヤグディン・プルシェンコは男っぽい美ですが、ウィアーは中性的な美を表現します。
女と男の両方の良さを持っているって感じ
「じゃあ、どうせジャンプがダメダメなんでしょ?」
なんて侮ることなかれ。
彼はトリプルアクセルが得意です。
アクセルジャンプっていうのは最も何度が高いと言われているジャンプであります。
プルシェンコさまには
「君は4回転が飛べたら世界一。」
と言われていたそうな。
そんなこんなで、トリノオリンピックに話は移ります。
外見と演技、両方の美を武器に堂々アメリカ代表としてウィアーは出場。
ショートプログラムでは自己ベストを更新し、プルシェンコに次ぐ2位をマーク
オリンピックで記録更新、カッコよすぎますね。
この時ね…今でも覚えてるんだけど、ウィアーはこう語ったの。
「ボクの実力を考えれば、全米がボクにメダルを期待するのは当然だよ。
でも…そのメダルは銀メダルだけど」
…????
幼かった私は
「この人…失礼なのかナルシストなのか無礼なのか、冷静なのか、どれなんだ??」
って混乱しました。
プルシェンコのこと嫌いなの?とも思った。
ずっと後に知ったことなんだけど、彼はロシア大好きさんでプルシェンコのことを尊敬しているそうです。
尊敬から出た発言だったんですね。
誰もがウィアーの銀メダルを疑いませんでしたが、彼はフリーで順位を落とし、結局5位に終わり…
続く世界大会で体を傷めてしまったんだって…。
ティモシーといい彼といい、本当にスポーツとケガは切り離せないなぁ。
ちなみにこの頃までいかにも審査員ウケ100%って感じの王子様っぽい演技をしていました。
この失敗…というか不幸を機に、彼は変わります。
自分だけの演技を突き進むようになった。
(と、私は思う)
長く一緒にいたコーチと離れ、(私が思うに)審査員ウケする演技ではなく、自分がいいと思う表現スタイルを追及します
大変な日々を彼は走り抜け、その結果彼のオリジナルスタイルを確立。
集大成となったバンクーバーオリンピックはもう…素晴らしかったよね(大コーフンっ)
私は泣けてしまったもの…。
「ああ、彼は最高の演技を五輪でやり抜いてくれた」
って
それくらい完璧な演技だったのですが、思ったほど点数が伸びず、実際観客席からもブーイングの嵐でした。
この時ウィアーが
「まぁまぁ、皆落ち着いて。」
という感じのジェスチェーでなだめていて、その紳士な態度がますます世界中にファンを増やしました。
結果は5位だったんだけど…鳥まりも正直納得いかないかなぁ…うん
この時の銅メダリストは我らが大ちゃん=高橋大輔さん。だったので、もちろん私もすごく嬉しかった。
でも、ウィアーの演技があまりに良かったので
「なんでこんなにすごいのに、ステキなのに、ウィアーはメダルを持って帰れないんだろう。」
と切なくなっちゃって。
この時のメダリストで4回転ジャンプを成功させたのはプルシェンコだけだったので、ウィアーが評価されないのはおかしくないか?って思っちゃった。
彼自身は満足そうだったし、今更どうにもならないお話ですけど。
(審査員ウケしないというのが一番の理由なのかなぁ…謎)
現在彼は再び自分のスケートスタイルを立て直しているそうなので、まだまだこれからが楽しみですね
~オススメとか~
・2004年NHK杯。もうハート打ち抜かっぱなし!
・2006年トリノ五輪ショート。
・2010年バンクーバー五輪ショート&フリー。
残念ながら、バンクーバーのフリーが見つけられず…。
悲しい
ところで、書き終わってみたらビックリするくらい長文ですね。
私が好きなのはイリヤさまとヤグディン、それから羽生さんだと思っていましたが、実はジョニー・ウィアーも同じくらい大好きなのかもしれません…。
さてさて、黄金時代と呼ばれるソルトレイクシティオリンピックが終わると、ヤグディンがプロに転向。
優秀な選手はたくさんいましたが、ヤグディンが去った後の男子フィギュアスケート界の主役はプルシェンコだったように思います
色々と彼は突き抜けた存在に見えましたからね。
前回記事で書いたティモシー。
今度の五輪こそティモシーには金か銀を狙って欲しいところでしたが、不幸なことに彼は体を傷めてしまってオリンピック出場ならず…悲しい。
つらいなぁ、悲しいなぁと思っている時に。
彼が現れたのです…
↓
知らない人の方が少ないと思うのですが、一応説明を。
彼の名はジョニー・ウィアー。
アメリカ出身。
見ればわかるけど、とってもとっても美少年
身長は172センチだって。
フィギュアスケートって背が高いのが必須なんでしょうか。
おそらく彼は世界一女にモテるフィギュアスケート選手…。
女性ファンの歓声がすんごかったです(今でも?)。
私も
「す、素敵な人…」
とドキドキしていたもんですが、残念ながら彼の恋愛対象に女性は入らないようで。
まぁそういうこともあります
仕方ないね…。
彼を初めて見たのはNHK杯だったのだけど、も~感動の嵐でした
何もかもが優雅で美しいんです
偏見で申し訳ないんだけど、当時は“バレエと張り合う芸術性を持ってるのはロシア選手だけ”だと思っていたので、アメリカの選手…しかも幼い選手が出来るっていうのが衝撃的でしたね
当時一緒にテレビ観戦していた母が
「アメリカも円熟期に入ったのね~。」
と言っていたことをよく覚えています。
ヤグディン・プルシェンコは男っぽい美ですが、ウィアーは中性的な美を表現します。
女と男の両方の良さを持っているって感じ
「じゃあ、どうせジャンプがダメダメなんでしょ?」
なんて侮ることなかれ。
彼はトリプルアクセルが得意です。
アクセルジャンプっていうのは最も何度が高いと言われているジャンプであります。
プルシェンコさまには
「君は4回転が飛べたら世界一。」
と言われていたそうな。
そんなこんなで、トリノオリンピックに話は移ります。
外見と演技、両方の美を武器に堂々アメリカ代表としてウィアーは出場。
ショートプログラムでは自己ベストを更新し、プルシェンコに次ぐ2位をマーク
オリンピックで記録更新、カッコよすぎますね。
この時ね…今でも覚えてるんだけど、ウィアーはこう語ったの。
「ボクの実力を考えれば、全米がボクにメダルを期待するのは当然だよ。
でも…そのメダルは銀メダルだけど」
…????
幼かった私は
「この人…失礼なのかナルシストなのか無礼なのか、冷静なのか、どれなんだ??」
って混乱しました。
プルシェンコのこと嫌いなの?とも思った。
ずっと後に知ったことなんだけど、彼はロシア大好きさんでプルシェンコのことを尊敬しているそうです。
尊敬から出た発言だったんですね。
誰もがウィアーの銀メダルを疑いませんでしたが、彼はフリーで順位を落とし、結局5位に終わり…
続く世界大会で体を傷めてしまったんだって…。
ティモシーといい彼といい、本当にスポーツとケガは切り離せないなぁ。
ちなみにこの頃までいかにも審査員ウケ100%って感じの王子様っぽい演技をしていました。
この失敗…というか不幸を機に、彼は変わります。
自分だけの演技を突き進むようになった。
(と、私は思う)
長く一緒にいたコーチと離れ、(私が思うに)審査員ウケする演技ではなく、自分がいいと思う表現スタイルを追及します
大変な日々を彼は走り抜け、その結果彼のオリジナルスタイルを確立。
集大成となったバンクーバーオリンピックはもう…素晴らしかったよね(大コーフンっ)
私は泣けてしまったもの…。
「ああ、彼は最高の演技を五輪でやり抜いてくれた」
って
それくらい完璧な演技だったのですが、思ったほど点数が伸びず、実際観客席からもブーイングの嵐でした。
この時ウィアーが
「まぁまぁ、皆落ち着いて。」
という感じのジェスチェーでなだめていて、その紳士な態度がますます世界中にファンを増やしました。
結果は5位だったんだけど…鳥まりも正直納得いかないかなぁ…うん
この時の銅メダリストは我らが大ちゃん=高橋大輔さん。だったので、もちろん私もすごく嬉しかった。
でも、ウィアーの演技があまりに良かったので
「なんでこんなにすごいのに、ステキなのに、ウィアーはメダルを持って帰れないんだろう。」
と切なくなっちゃって。
この時のメダリストで4回転ジャンプを成功させたのはプルシェンコだけだったので、ウィアーが評価されないのはおかしくないか?って思っちゃった。
彼自身は満足そうだったし、今更どうにもならないお話ですけど。
(審査員ウケしないというのが一番の理由なのかなぁ…謎)
現在彼は再び自分のスケートスタイルを立て直しているそうなので、まだまだこれからが楽しみですね
~オススメとか~
・2004年NHK杯。もうハート打ち抜かっぱなし!
・2006年トリノ五輪ショート。
・2010年バンクーバー五輪ショート&フリー。
残念ながら、バンクーバーのフリーが見つけられず…。
悲しい
ところで、書き終わってみたらビックリするくらい長文ですね。
私が好きなのはイリヤさまとヤグディン、それから羽生さんだと思っていましたが、実はジョニー・ウィアーも同じくらい大好きなのかもしれません…。