【まずは食器の話♪】
言いたい放題記事、や~っと続きです。
まずは食器について書かせてください!
第1巻のソータの家で試作品(自分の結婚式の引き菓子…)試食会をした時に出てくるキュートなティーポットとティーカップ&ソーサー。
「どこのかな~?」
と思ってたんですけど、見つけました。
ラデュレの素焼きティーカップとティーポットですね
いちおう通販できるサイトもあるみたい。
↓
・商品名 : TASSE ET SOUS TASSE AU BISCUIT
(ポットも扱っていたので、気になった人はサイト内検索してみてください)
画像検索で“ラデュレ 素焼きティーカップ”と打てば少し画像もひっかかります。
これこれ~シンプルでカワイイ
しかもこれ、作者の水城さんは大変細かく描いてるの。
この漫画の世界でラデュレに当たるのがボネールという架空の老舗ブランドなのですが、第一話に出てくるボネールのお菓子箱に印刷されている模様と、このティーカップ&ポットの模様が同じなの!
ラデュレのものとは微妙に違います。
でもポットの形などは同じで…。
ということは、このポットとカップは“ボネールの作っている食器”ってこと
細かい~愛がある~
私も食器は大好きなので、すごくさりげなく素敵な描き方だなと思いました。
模様がスクリーントーンなのか手書きなのかデジタルなのか素人でわからないのですが…でもとってもステキ!!
そしてもうひとつ。
第二巻初登場で以降必ずえれなの部屋で出てくるマグカップ。
これはおそらくル・クルーゼのマグカップですね。
↓
・マグカップ(S) ル・クルーゼ
漫画なので何色なのかわからないけど…どれも可愛い~。
私はオレンジとチェリーレッドが好み
ティーポットとマグ2つのセットでも1万円いかないらしいよ。
高級食器の中ではお手頃~
ま、私の愛してやまないティーポットはハリオ様の茶茶急須丸だけどね!
けして液だれしない優秀さん…使うたびに
「茶々丸(名前つけてる)だーいすき」
と心の中でねぎらっています(笑)
熱く信頼を書いた記事もあるので興味がある人はぜひご覧ください。
↓
※【加筆】垂れないティーポット(急須)・ミルクピッチャー(ジャグ)。
【第3巻】
さてさて、では第3巻の言いたい放題書かせていただきます。
まずこの巻で強く示唆されているのが“ソータのサエコさんへの無意識の見下し”でしょう。
“同世代の女性というカテゴリーへの無意識の見下し”とも言えるかもしれない。
言いたい放題その1で
「ソータに芸術(ショコラ作り)のひらめきや情熱を与えてくれるミューズであるサエコを、ソータは必ず“妖精さん”と呼び“女神さま”とはぜったい呼ばないことに意味がある」
と書きましたが、それがしっかり描写されるのがこの3巻。
ソータの妄想でサエコはたびたび可愛らしい妖精さんの姿で現れますが、片手でひねりつぶせそうなほど小さくか弱い感じのイラストで描かれています。
そして少女どころか幼女っぽいのね。
ここもまた奥が深い。
詳しいことは漫画で読んでもらうとして、ソータは
「犬と同じでサエコさんのモテテクはバレバレで“頑張ってんな~”ってのが可愛い」
「見透かすような瞳も超可愛い!」
と散々バカにしています。
その上で
「まあ、俺(男)が単純でバカだからなんだけど」
という言葉で結ぶ。
水城さんがどこまで表現しようとして当時この漫画を描いていたのかわかりませんが、こういうのはまさに近代男女関係のゆがみで、お見事すぎるのです。
私は犬も猫も鳥もハムスターも大・大・大好きなのでこの表現を使うのははばかられるのですが、これよりフィットする表現がないので犬さん達にごめんなさいと思いつつ書くと
「女はバカなフリしろ、でも賢くいろ、子犬のように従順で愛らしく可愛くいろ、でも男の方がバカなのだからゆるせ、癒やせ」
みたいな一部の思考者に大変都合のいいファンタジーな“愛される女”を全力で体現しているのがサエコというキャラ。
そして彼女が後にどんな辛い目に合うのか…というストーリー運びは
「それでいいの?
あなたの生き方本当にそれでいいの?」
という作者さんの心を私は感じるのです。
勝手にね。
私の解釈だから本当は知らないよ。
サエコをファンタジーな萌えキャラか、セクシーな夢を都合よく体現してくれるポルノ女優さんのごとく扱いつつも
「大好きなんだ」
と心の中で言い続けるソータの描写も。
この巻では出てこないけどサエコが物語を通して主張する
「人間扱いじゃないよ、ひどすぎる。
あたしだって人間だから」
というテーマへと昇華されていきます。
これって恋愛、結婚、女性…もっと言えば人間に関する昨今のテーマそのものだと思うのだ。
そんなサエコに対して
・美のプロフェッショナル
・経済力がある
・自信がある
・有名人
という輝くものを持つヒロイン・えれなは、ソータに最初から人間扱いされて対等で、尊敬されています。
あまりにさりげなく描かれているので見逃してしまいそうだけど。
妄想こそがソータの創作につながるのでサエコへの片想いにもちろん価値はある。
ありすぎるほどある。
サエコだって理想のショコラを食べられてときめきを楽しめるのだから損ばかりしてるわけじゃない。
でも
「人生を共に生きる人間同士のコミュニケーション」
ではないんだよな~…。
これが1巻でオリヴィエが言う
「La vie (命・人生)」
にかかってるわけですね。
「最初に結末を考えて漫画を描く」
という水城さん、さすがです…漫画家さんすごい…。
えれながナチュラルにソータのミューズ(妖精さんじゃあない)になってるのも上手い。
“カリカリショコラのボンボンショコラ”も“チョコスプレッド”も
「サエコさんが…」
とソータは言うけどえれなとの恋愛…というか生活。日常を通してソータが作り上げたものだからね。
このボンボンショコラは実はラストにもつながるし。
ん~やっぱりヒロインはえれなだわ。
ソータに対して、サエコは現実逃避といいつつ本当にソータを好きになっているのが切ないこの巻。
この巻のサエコと薫子さんとの会話で
「ああ、やっぱり1巻の時サエコはソータが好きだったんだ。
駆け引きして本当はソータの恋人になりたかったんだ」
というのがわかります。
そら、あんな現実考えないかけひきじゃ上手くいくものもいかないっつーの…でも
「もしもあれが上手くいってたら人生変わってたかもしれないな。
(変わってたら今より不幸かもしれないと言われて)
…そう……だよね……」
と悲しそうな笑みを見せる場面はとても美しく切ない!
直後のシーンでダンナさんへの怒りからのセック○拒否の描写がされるのもねぇ~。
甘いソータのショコラにうっとりするのは彼女の現実逃避の暗喩…。
伏線多すぎて本当にすごいな!と思う。
まつりちゃんの唐突に描かれるピアス(ピアスつけてるシーンはおそらく全巻ここだけ)も
「これぜったいあとで使うでしょ」
って思ってたらその通りだったし。
無駄がな~い!!
【ドラマ版も好きだった買い物デートのシーン】
3巻で好きなのはドラマ版でも描かれたソータとサエコの買い物デートシーンです
ドラマ版は待ち合わせが神奈川県の川崎市(ネットで載ってた)なのになぜかお店は多分おそらく東京有楽町(交通会館のル・ノーブル。宝塚ファンの人には「宝塚アンの隣」と言えばわかりやすいか。高級食器がお得に買える)というワープが気になったけど(笑)。
ま~石原さとみさんが可愛い可愛い
メイクシーンも待ち合わせのにっこにこ笑顔もすっごく可愛いんですよ~。
この時の衣装であるデビュー・ド・フィオレのピンクコートを今年もお店で見かけましたが販売員さんが
「毎年一番人気なんです」
と教えてくれたとおり、とっても強気な定価販売でした。
石原サエコさんすごい。
いまだに経済回してくれてるんですね。
ではでは原作版。
ダンナを見送るシーンですでにサエコが出掛ける時にも着てるインナータンクトップ(もしかしたらワンピースかも)を着ていることから
「前日までにコーディネートを決める気合いの入りっぷり…!!」
すごい。
「ソータとあのコ(えれな)は付き合ってないけどやってる仲だろうな。
あのコと真逆で普通のコらしいメイクで勝負!!」
と冷静な分析でメイクアップするのも楽しい。
ポール&ジョーのボトルはわかるけど、あのアイシャドウどこのでしょうね。
今は亡きテスティモがあんな感じの単色アイシャドウだったけどケースどんなだっけ?
はるか昔すぎて思い出せず。
獲物を落とそうと戦略を練り準備するサエコはカッコよさすら感じます。
でも鏡で全身確認して嬉しそうに
「よしっ」
と言っちゃうところは恋する乙女心ダダ漏れだし、サエコのモテ必須アイテムであるぺたんこ靴をはこうとしたのに、長身でカッコいいスタイルのえれなを思い出して対抗心を燃やしてしまい、ヒールが高いミュールを選ぶのも矛盾まみれで最高です。
この時の勝負コーディネートはロリっぽすぎて全く私の好みではないのですが、当時こんなの流行ってたのかな?
あまりわからず。
漫画でのデート場所は恵比寿ガーデンプレイスです。
ってことは三越でブランド食器を買ったって設定なのだろうか。
ソータがおすすめするアラビアのお皿は私も好き
和食でも洋食でも似合うんだよね~。
(やっぱり食器が好き)
散々ボディタッチなどモテテクを駆使して頑張ったサエコだけど、肉体関係には持ち込めず…。
持ち込んでどうすんだ…本当にこのこ頭が回らないというか肝心なところでかけひきできないっていうか…。
悲しみをたたえて帰宅、ダンナさんとケンカ、えれなのように…と頑張って履いていたミュールの靴擦れが痛い…という描写もたったひとコマでさりげない。
でも細部にテーマが全て宿っているという。
うーん、恋愛漫画だな~。
【お母さんの教えと答え合わせ】
この巻ではモテモテ女子・サエコを作り上げたゴッドマザー(薫子いわく)・サエコ母の言葉が二回出てきます。
男ってこうよ、恋愛ってこうよ、女ってこうすべきなのよ、みたいなやつ。
薫子さんは
「すごい…!!」
と感銘をうけて
「私も教育されたい、そんで愛されたい」
みたいなリアクションをしてますが、話した後のサエコは全く幸せそうじゃない。
お母さんの教えを律儀に守った結果、答え合わせしてみると
「あれ?全然私(サエコ)は幸せじゃない」
と気づかないフリしてるように私は感じたかな。
この
「愛され追いかけさせ求められてりゃ女は幸せ」
「……私いま、幸せじゃない」
という描写、今(2019年)読むといっそう深いですなぁ。
2010年とか2009年にこの描写かけるってすごくない?
愛されブームが色濃く残ってる時代ですよ。
すごいなぁ。
【第3巻の中で食べてみたいお菓子】
パン・オ・ショコラもいいですけどね…。
あ、そういえばパン・オ・ショコラは表面にアーモンドスライスのってるものって見たことないんだけどここではのってるので水城さんはアーモンドが大好きなんですね。
引き菓子のクグロフにもナッツたっぷりって書いてあったし。
これも食べてみたいけど、一番食べてみたいのはカリカリキャラメルのボンボンショコラ
食べたい食べた~い!!
このショコラの名前は「エレナ」にするといいよね…ふふふ…。
ムース・オ・ショコラはレシピをきちんと守れば自力で美味しいのが作れるので、買うならやっぱり手間暇かかったお菓子…というか自分では作れないやつね。
そんなこんなな第3巻でした。
ソータ・サエコのやりとりが面白くて好きなのでその他キャラはついついスルーしてしまう…。
言いたい放題記事、や~っと続きです。
まずは食器について書かせてください!
第1巻のソータの家で試作品(自分の結婚式の引き菓子…)試食会をした時に出てくるキュートなティーポットとティーカップ&ソーサー。
「どこのかな~?」
と思ってたんですけど、見つけました。
ラデュレの素焼きティーカップとティーポットですね
いちおう通販できるサイトもあるみたい。
↓
・商品名 : TASSE ET SOUS TASSE AU BISCUIT
(ポットも扱っていたので、気になった人はサイト内検索してみてください)
画像検索で“ラデュレ 素焼きティーカップ”と打てば少し画像もひっかかります。
これこれ~シンプルでカワイイ
しかもこれ、作者の水城さんは大変細かく描いてるの。
この漫画の世界でラデュレに当たるのがボネールという架空の老舗ブランドなのですが、第一話に出てくるボネールのお菓子箱に印刷されている模様と、このティーカップ&ポットの模様が同じなの!
ラデュレのものとは微妙に違います。
でもポットの形などは同じで…。
ということは、このポットとカップは“ボネールの作っている食器”ってこと
細かい~愛がある~
私も食器は大好きなので、すごくさりげなく素敵な描き方だなと思いました。
模様がスクリーントーンなのか手書きなのかデジタルなのか素人でわからないのですが…でもとってもステキ!!
そしてもうひとつ。
第二巻初登場で以降必ずえれなの部屋で出てくるマグカップ。
これはおそらくル・クルーゼのマグカップですね。
↓
・マグカップ(S) ル・クルーゼ
漫画なので何色なのかわからないけど…どれも可愛い~。
私はオレンジとチェリーレッドが好み
ティーポットとマグ2つのセットでも1万円いかないらしいよ。
高級食器の中ではお手頃~
ま、私の愛してやまないティーポットはハリオ様の茶茶急須丸だけどね!
けして液だれしない優秀さん…使うたびに
「茶々丸(名前つけてる)だーいすき」
と心の中でねぎらっています(笑)
熱く信頼を書いた記事もあるので興味がある人はぜひご覧ください。
↓
※【加筆】垂れないティーポット(急須)・ミルクピッチャー(ジャグ)。
【第3巻】
さてさて、では第3巻の言いたい放題書かせていただきます。
まずこの巻で強く示唆されているのが“ソータのサエコさんへの無意識の見下し”でしょう。
“同世代の女性というカテゴリーへの無意識の見下し”とも言えるかもしれない。
言いたい放題その1で
「ソータに芸術(ショコラ作り)のひらめきや情熱を与えてくれるミューズであるサエコを、ソータは必ず“妖精さん”と呼び“女神さま”とはぜったい呼ばないことに意味がある」
と書きましたが、それがしっかり描写されるのがこの3巻。
ソータの妄想でサエコはたびたび可愛らしい妖精さんの姿で現れますが、片手でひねりつぶせそうなほど小さくか弱い感じのイラストで描かれています。
そして少女どころか幼女っぽいのね。
ここもまた奥が深い。
詳しいことは漫画で読んでもらうとして、ソータは
「犬と同じでサエコさんのモテテクはバレバレで“頑張ってんな~”ってのが可愛い」
「見透かすような瞳も超可愛い!」
と散々バカにしています。
その上で
「まあ、俺(男)が単純でバカだからなんだけど」
という言葉で結ぶ。
水城さんがどこまで表現しようとして当時この漫画を描いていたのかわかりませんが、こういうのはまさに近代男女関係のゆがみで、お見事すぎるのです。
私は犬も猫も鳥もハムスターも大・大・大好きなのでこの表現を使うのははばかられるのですが、これよりフィットする表現がないので犬さん達にごめんなさいと思いつつ書くと
「女はバカなフリしろ、でも賢くいろ、子犬のように従順で愛らしく可愛くいろ、でも男の方がバカなのだからゆるせ、癒やせ」
みたいな一部の思考者に大変都合のいいファンタジーな“愛される女”を全力で体現しているのがサエコというキャラ。
そして彼女が後にどんな辛い目に合うのか…というストーリー運びは
「それでいいの?
あなたの生き方本当にそれでいいの?」
という作者さんの心を私は感じるのです。
勝手にね。
私の解釈だから本当は知らないよ。
サエコをファンタジーな萌えキャラか、セクシーな夢を都合よく体現してくれるポルノ女優さんのごとく扱いつつも
「大好きなんだ」
と心の中で言い続けるソータの描写も。
この巻では出てこないけどサエコが物語を通して主張する
「人間扱いじゃないよ、ひどすぎる。
あたしだって人間だから」
というテーマへと昇華されていきます。
これって恋愛、結婚、女性…もっと言えば人間に関する昨今のテーマそのものだと思うのだ。
そんなサエコに対して
・美のプロフェッショナル
・経済力がある
・自信がある
・有名人
という輝くものを持つヒロイン・えれなは、ソータに最初から人間扱いされて対等で、尊敬されています。
あまりにさりげなく描かれているので見逃してしまいそうだけど。
妄想こそがソータの創作につながるのでサエコへの片想いにもちろん価値はある。
ありすぎるほどある。
サエコだって理想のショコラを食べられてときめきを楽しめるのだから損ばかりしてるわけじゃない。
でも
「人生を共に生きる人間同士のコミュニケーション」
ではないんだよな~…。
これが1巻でオリヴィエが言う
「La vie (命・人生)」
にかかってるわけですね。
「最初に結末を考えて漫画を描く」
という水城さん、さすがです…漫画家さんすごい…。
えれながナチュラルにソータのミューズ(妖精さんじゃあない)になってるのも上手い。
“カリカリショコラのボンボンショコラ”も“チョコスプレッド”も
「サエコさんが…」
とソータは言うけどえれなとの恋愛…というか生活。日常を通してソータが作り上げたものだからね。
このボンボンショコラは実はラストにもつながるし。
ん~やっぱりヒロインはえれなだわ。
ソータに対して、サエコは現実逃避といいつつ本当にソータを好きになっているのが切ないこの巻。
この巻のサエコと薫子さんとの会話で
「ああ、やっぱり1巻の時サエコはソータが好きだったんだ。
駆け引きして本当はソータの恋人になりたかったんだ」
というのがわかります。
そら、あんな現実考えないかけひきじゃ上手くいくものもいかないっつーの…でも
「もしもあれが上手くいってたら人生変わってたかもしれないな。
(変わってたら今より不幸かもしれないと言われて)
…そう……だよね……」
と悲しそうな笑みを見せる場面はとても美しく切ない!
直後のシーンでダンナさんへの怒りからのセック○拒否の描写がされるのもねぇ~。
甘いソータのショコラにうっとりするのは彼女の現実逃避の暗喩…。
伏線多すぎて本当にすごいな!と思う。
まつりちゃんの唐突に描かれるピアス(ピアスつけてるシーンはおそらく全巻ここだけ)も
「これぜったいあとで使うでしょ」
って思ってたらその通りだったし。
無駄がな~い!!
【ドラマ版も好きだった買い物デートのシーン】
3巻で好きなのはドラマ版でも描かれたソータとサエコの買い物デートシーンです
ドラマ版は待ち合わせが神奈川県の川崎市(ネットで載ってた)なのになぜかお店は多分おそらく東京有楽町(交通会館のル・ノーブル。宝塚ファンの人には「宝塚アンの隣」と言えばわかりやすいか。高級食器がお得に買える)というワープが気になったけど(笑)。
ま~石原さとみさんが可愛い可愛い
メイクシーンも待ち合わせのにっこにこ笑顔もすっごく可愛いんですよ~。
この時の衣装であるデビュー・ド・フィオレのピンクコートを今年もお店で見かけましたが販売員さんが
「毎年一番人気なんです」
と教えてくれたとおり、とっても強気な定価販売でした。
石原サエコさんすごい。
いまだに経済回してくれてるんですね。
ではでは原作版。
ダンナを見送るシーンですでにサエコが出掛ける時にも着てるインナータンクトップ(もしかしたらワンピースかも)を着ていることから
「前日までにコーディネートを決める気合いの入りっぷり…!!」
すごい。
「ソータとあのコ(えれな)は付き合ってないけどやってる仲だろうな。
あのコと真逆で普通のコらしいメイクで勝負!!」
と冷静な分析でメイクアップするのも楽しい。
ポール&ジョーのボトルはわかるけど、あのアイシャドウどこのでしょうね。
今は亡きテスティモがあんな感じの単色アイシャドウだったけどケースどんなだっけ?
はるか昔すぎて思い出せず。
獲物を落とそうと戦略を練り準備するサエコはカッコよさすら感じます。
でも鏡で全身確認して嬉しそうに
「よしっ」
と言っちゃうところは恋する乙女心ダダ漏れだし、サエコのモテ必須アイテムであるぺたんこ靴をはこうとしたのに、長身でカッコいいスタイルのえれなを思い出して対抗心を燃やしてしまい、ヒールが高いミュールを選ぶのも矛盾まみれで最高です。
この時の勝負コーディネートはロリっぽすぎて全く私の好みではないのですが、当時こんなの流行ってたのかな?
あまりわからず。
漫画でのデート場所は恵比寿ガーデンプレイスです。
ってことは三越でブランド食器を買ったって設定なのだろうか。
ソータがおすすめするアラビアのお皿は私も好き
和食でも洋食でも似合うんだよね~。
(やっぱり食器が好き)
散々ボディタッチなどモテテクを駆使して頑張ったサエコだけど、肉体関係には持ち込めず…。
持ち込んでどうすんだ…本当にこのこ頭が回らないというか肝心なところでかけひきできないっていうか…。
悲しみをたたえて帰宅、ダンナさんとケンカ、えれなのように…と頑張って履いていたミュールの靴擦れが痛い…という描写もたったひとコマでさりげない。
でも細部にテーマが全て宿っているという。
うーん、恋愛漫画だな~。
【お母さんの教えと答え合わせ】
この巻ではモテモテ女子・サエコを作り上げたゴッドマザー(薫子いわく)・サエコ母の言葉が二回出てきます。
男ってこうよ、恋愛ってこうよ、女ってこうすべきなのよ、みたいなやつ。
薫子さんは
「すごい…!!」
と感銘をうけて
「私も教育されたい、そんで愛されたい」
みたいなリアクションをしてますが、話した後のサエコは全く幸せそうじゃない。
お母さんの教えを律儀に守った結果、答え合わせしてみると
「あれ?全然私(サエコ)は幸せじゃない」
と気づかないフリしてるように私は感じたかな。
この
「愛され追いかけさせ求められてりゃ女は幸せ」
「……私いま、幸せじゃない」
という描写、今(2019年)読むといっそう深いですなぁ。
2010年とか2009年にこの描写かけるってすごくない?
愛されブームが色濃く残ってる時代ですよ。
すごいなぁ。
【第3巻の中で食べてみたいお菓子】
パン・オ・ショコラもいいですけどね…。
あ、そういえばパン・オ・ショコラは表面にアーモンドスライスのってるものって見たことないんだけどここではのってるので水城さんはアーモンドが大好きなんですね。
引き菓子のクグロフにもナッツたっぷりって書いてあったし。
これも食べてみたいけど、一番食べてみたいのはカリカリキャラメルのボンボンショコラ
食べたい食べた~い!!
このショコラの名前は「エレナ」にするといいよね…ふふふ…。
ムース・オ・ショコラはレシピをきちんと守れば自力で美味しいのが作れるので、買うならやっぱり手間暇かかったお菓子…というか自分では作れないやつね。
そんなこんなな第3巻でした。
ソータ・サエコのやりとりが面白くて好きなのでその他キャラはついついスルーしてしまう…。