鳥まり、参る!

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自分を終わらせてしまった魂はどうなるのか。

2023年10月08日 | ガチ☆スピ
※シリアスな内容であり、ガチなスピリチュアル話でもあるので苦手な方はご注意ください※

【善良、普通、そんな人が好き】

実話心霊漫画が好きです。

幽霊とか因縁とか霊能者とかそういうのの、ピンポイント需要の漫画ジャンル。

そうはいっても証明できるものではないので多少フェイクを入れていたり、もしかしたら中には100%創作なのに実話だと描いているものもあるのかーもしれませんが。

霊能力以前に

「人としてどうなの…」

と思う霊能者キャラクターはとっても苦手で、そういうのは好きになれません。

多分このジャンルの中でトップクラスの人気を誇っている

・寺尾玲子シリーズ

・天宮視子シリーズ

・強制除霊師・斎シリーズ

の3つが好き

寺尾玲子シリーズと斎シリーズは単行本も買っちゃいます。

漫画に登場するこの霊能者さんたちはとっても良い普通の人たちで安心

(天宮視子さんは超がつくお嬢様らしいですが)

【彼女たちの物語が語る自死】

さて、この信頼の実話心霊漫画でも、自殺者の話はよくある。

そりゃそうだ。

突然大切な人を失った、残された人はどうにかして真相と故人の思いを知りたいものだから。

キリスト教などでは自殺は大罪だとされているけど、一方で美化したり為政者が都合よく仕向ける時代があったことも確か。

上に挙げた霊能者さんたちいわく、自死した魂がまっすぐ安らかに成仏することは

「ほぼぜったいに、ない」

そうです。

恐ろしく悲しかったのは、

「自分を殺せるほど極限状況に追い込まれた人の魂は、十年単位でその極限状態のままそこに残っている」

という話…。

去年か一昨年の天宮視子シリーズで描いてありました。

「今の故人は話ができる状態じゃないし、良かれと何かしてもどうして生きてる間にやってくれなかったのと受け取ってしまうでしょう」

と。

何十年と経って、やっと魂が落ち着いた時に依頼者と天宮さんの協力のもとで故人の魂を上へ送り出す話だった。

それを読んだ時、ああリアルだな、妙に納得できるなと思ったんですよ。

私の例で申し訳ありませんが、いじめという名の校内犯罪被害にあって毎日毎日辛かったあの頃だって、労働環境最悪な会社に搾取されてフラフラしてた時だって、

「ここから逃げたい」

「人生辛すぎる」

とあんなに思いつめていたって、自分の命をどうこうするなんて怖くてできなかったもの。

体にそなわっている生存本能の圧倒的な制御力が働いていたから。

それが効かなくなるほどって…とんでもないことだもの。

この話に

「それはあんたが強かったから。

 あんたはケンカが弱いだけで心は強いんだよ」

と言う人も

「あんたなんか大した苦労してないんだよ!

 自分なんかこんなに辛い目に(このあとひたすら自分語り)」

と言う人もいる。

斎さんの漫画では自死して成仏できずずーっと怒りと悲しみに囚われて現世を漂っていた霊が正気づいてから

「死んだら楽になれると思ってやったのに、やってみたらすごくすごく苦しかった。

 こんなに辛いなら寿命で死ねばよかったと後悔している」

と語っていた。

寺尾玲子シリーズに出てくる霊もほぼ全員が同じように死んでなお苦しんでいました。

苦しみぬいて自分を終わらせた先に永遠の救済なんてないんだ、と悲しくなる。

もちろん信じる信じないは個人の選択。

ただ私は、やっぱり生き抜いてやるしかないのかな、と考えています。

人生何が起こるかわからない。

一瞬で流れが変わって楽になることもある。

それはぜったいの真実だと思うから…。

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