【2001年9月11日】
(タイトルは『ドラクエ8』の愛すべき仲間・ヤンガスの必殺技「蒼天魔斬」から読みを拝借。
蒼天は青空の意味。
青空の下に真にいたましいく、むごたましいさまが繰り広げられる、の意味でまんま当て字)
9月11日の前日ということで、昨夜のバタフライエフェクト(NHKのドキュメンタリー番組)は2001年9月11日に起きてしまったアメリカ同時多発テロがテーマでした。
↓
※映像の世紀 バタフライエフェクト 9.11 あの日が変えた私の人生(NHK公式)
辛く重い内容だけど、ぜひ多くの人に視聴してもらいたい番組。
あの日、あの場所で尊い命を奪われてしまった日本人のご遺族も登場して辛い胸の内を語ってくださっています。
二人のお父さん、それぞれの苦難と戦い。
…辛すぎますよね。
自分より先に逝ってしまうのを覚悟している年長者でも失うのは悲しすぎて辛すぎるのに、ましてや自分より当然長く生きると思っていた大切な子どもだったら…。
御遺体をしっかりと見て・寄り添って・それでやっと、やっと死を受け入れられるのが人だと私は経験で思ってる。
御遺体がないと…どんなに理屈を並べられたって、本当の意味で納得なんか出来ない。
愛する命が失われたなんて信じたくない。
そうであっても時間という圧倒的な存在の前に少しずつ諦めていかされるんだけどね。
亡くなった息子さんの体はほんの一部しか出てこなくて、DNA鑑定で本人だと言われても受け入れがたいと。
ご遺族の一人・あるお父様は歌を詠む方だという。
「あの事件を、たくさんの歌人が題材にしたけれど、本当に心に寄り添ってる詠んでる人は多くなかった。
あそこに、あの場所に、私の子どもがいたのに…」
と涙をこらえながら語る姿は視聴者が号泣してしまいます(私は泣いた)。
愛する人の命がある日突然奪われる。
本人のカルマではないはずなのに。
後半でアフガニスタンでアメリカ軍の攻撃を受けて怪我をした幼い男の子にもインタビューをしていて(今ではなくて、当時ね)
「じゃあ、どうしてここを攻撃したの。
基地はあっちだよ。
なぜここに?!」
と怒るのは
「あー…」
でしたね。
私も大人になってからよく思うよ。
日本の空襲記録、どれを読んでも
「軍港でも基地でもないここに。
明らかに民間人を狙ってるじゃないか」
って。
戦争って…倫理って…国際法とは…。
番組取材班はこの男の子…生きていれば大人になっているはずの彼に今インタビューがしたくて探したけれど見つからず、やっと一人だけデータベースで彼と同じ名前を持った人を見つけるのだけど、彼はテロ実行犯だったという。
色んな意味で胸がギューッとなります。
驚いたのは、アフガン戦争で亡くなったアメリカ兵は7千人以上。
しかし、帰国してからその4倍以上の方が自死されたという事実でした。
3万人て…。
生き残った元兵士たちも3割以上が深刻なPDS、戦争後遺症に苦しんでいるのだと。
衝撃的です。
じゃあ、戦争って本当になんなのよと。
悲しみと憤りを覚えます。
この戦争だって影響は今でもたくさんあって、どこにでも今現在戦争があって…。
どうして安全に生きて幸せにしておいてくれないのか。
2001年ってもう23年も前になるけれど、逆にいえばたったの23年。
遠い昔の何の影響もない史実なんかじゃない。
今も強く強く影響するものだ…。
「どの戦争も一度始まったら終わらない。
ぜったいに」
そう語る賢い人がいたな。
きっとその通りなんだ。
供養ってなんだろう。
命を尊ぶってなんなんだろう。
あの日を思います。
(タイトルは『ドラクエ8』の愛すべき仲間・ヤンガスの必殺技「蒼天魔斬」から読みを拝借。
蒼天は青空の意味。
青空の下に真にいたましいく、むごたましいさまが繰り広げられる、の意味でまんま当て字)
9月11日の前日ということで、昨夜のバタフライエフェクト(NHKのドキュメンタリー番組)は2001年9月11日に起きてしまったアメリカ同時多発テロがテーマでした。
↓
※映像の世紀 バタフライエフェクト 9.11 あの日が変えた私の人生(NHK公式)
辛く重い内容だけど、ぜひ多くの人に視聴してもらいたい番組。
あの日、あの場所で尊い命を奪われてしまった日本人のご遺族も登場して辛い胸の内を語ってくださっています。
二人のお父さん、それぞれの苦難と戦い。
…辛すぎますよね。
自分より先に逝ってしまうのを覚悟している年長者でも失うのは悲しすぎて辛すぎるのに、ましてや自分より当然長く生きると思っていた大切な子どもだったら…。
御遺体をしっかりと見て・寄り添って・それでやっと、やっと死を受け入れられるのが人だと私は経験で思ってる。
御遺体がないと…どんなに理屈を並べられたって、本当の意味で納得なんか出来ない。
愛する命が失われたなんて信じたくない。
そうであっても時間という圧倒的な存在の前に少しずつ諦めていかされるんだけどね。
亡くなった息子さんの体はほんの一部しか出てこなくて、DNA鑑定で本人だと言われても受け入れがたいと。
ご遺族の一人・あるお父様は歌を詠む方だという。
「あの事件を、たくさんの歌人が題材にしたけれど、本当に心に寄り添ってる詠んでる人は多くなかった。
あそこに、あの場所に、私の子どもがいたのに…」
と涙をこらえながら語る姿は視聴者が号泣してしまいます(私は泣いた)。
愛する人の命がある日突然奪われる。
本人のカルマではないはずなのに。
後半でアフガニスタンでアメリカ軍の攻撃を受けて怪我をした幼い男の子にもインタビューをしていて(今ではなくて、当時ね)
「じゃあ、どうしてここを攻撃したの。
基地はあっちだよ。
なぜここに?!」
と怒るのは
「あー…」
でしたね。
私も大人になってからよく思うよ。
日本の空襲記録、どれを読んでも
「軍港でも基地でもないここに。
明らかに民間人を狙ってるじゃないか」
って。
戦争って…倫理って…国際法とは…。
番組取材班はこの男の子…生きていれば大人になっているはずの彼に今インタビューがしたくて探したけれど見つからず、やっと一人だけデータベースで彼と同じ名前を持った人を見つけるのだけど、彼はテロ実行犯だったという。
色んな意味で胸がギューッとなります。
驚いたのは、アフガン戦争で亡くなったアメリカ兵は7千人以上。
しかし、帰国してからその4倍以上の方が自死されたという事実でした。
3万人て…。
生き残った元兵士たちも3割以上が深刻なPDS、戦争後遺症に苦しんでいるのだと。
衝撃的です。
じゃあ、戦争って本当になんなのよと。
悲しみと憤りを覚えます。
この戦争だって影響は今でもたくさんあって、どこにでも今現在戦争があって…。
どうして安全に生きて幸せにしておいてくれないのか。
2001年ってもう23年も前になるけれど、逆にいえばたったの23年。
遠い昔の何の影響もない史実なんかじゃない。
今も強く強く影響するものだ…。
「どの戦争も一度始まったら終わらない。
ぜったいに」
そう語る賢い人がいたな。
きっとその通りなんだ。
供養ってなんだろう。
命を尊ぶってなんなんだろう。
あの日を思います。