鳥まり、参る!

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日々のいろいろなことを記録しています。

好きも希望も、自分の中にあるものだからね。

2024年12月03日 | 人生の法則
【外じゃなくて】

すっかり貧しくなってしまった今では考えられないことかもしれませんが、かなり前は

「やりたいことがわからないから、自分探しにパーッとお金かけて海外旅行する!!!」

「海外に留学します!!」

という有り触れた行動様式がありました。

私もこの世代には被ってないんだけど、先輩・大先輩世代にはしょっちゅういたそうです。

一番多いのは大学生とか、20代前半の社会人とか。

長い夏休みを利用したり、休学・休職したりしてね。

世間に色々圧をかけられストレスがすごかったであろう、30才前後・40才前後の女性でこれしたって話もよく聞いた。

この有り触れた国外バカンス経験を売りにして一時的にスターになった人もいるそうな。

でもそれでずっと稼いでる人って全然いないんじゃないかな。

注目浴びた一瞬のチャンスで転職したり、結婚したり、そういう人が多いような…はるか昔のことで調べる術もなさそうですが。

さて、このありふれた現象に、

「自分を探しになんで行ったこともない外国へ行くの?

 自分が今まで過ごしてた場所の方がよっぽど自分の思い出や気持ちがありそうじゃない?」


と冷ややかに突っ込む人がいて、確かにな…と納得した幼き日の私です。

とはいえ、あの時代の特に日本女性だとまた違った意味合いがあったとも思う。

申し訳ないけど、男尊女卑上等・自他境界なく滅私奉公する女こそ理想、妻と母以外に褒められる女の人生無し!と言われまくって苦しんでいた当時の日本女性達が、日本よりははるかにそれが薄かったであろう外国に出て俯瞰的に自分の境遇を見るって大きい変化をもたらしそうじゃない?

「女性の価値のピークは24才、25才は半額、26才過ぎれば廃棄物」

とクリスマスケーキに例えられたセクハラ例え話が

「当たり前」

だったという恐ろしい時代ですから…

まあでも、海外移住でもしない限り日本で生きていくなら、やっぱりここで折り合いつけていくしかなかったよなー…難しい。

とにかく、自分の好きなもの。

自分はこうしたいっていう希望。

それは外で初めて見つかるものではなく、自分自身の中にあるものだ。

だから、実は自分の過去や日常に潜るようにして探すのはオススメです。


昔こんな記事も書きましたけどね。

やりたいことがわかるかも?という、古い心理テスト。
  ↓
・やりたいことがわからない君へ。

今さっき私も久しぶり~にやってみたんですが、およそ昔の私じゃ出てこないであろう言葉が半分くらい出てきて驚きました。

半分はまあ私らしい。

経験で出たことなんだろうなあ。

【転職して幸せになった友達】

私の友達で、おそらく最も転職して幸福度が上がった子がいます。

彼女は新社会人の時からずーっと某お堅い・女性がよく働いている業界、で働いていました。

日本の女性としては比較的お給料が高めで、とにかく土日祝日と長期休暇が必ず取れる会社。

それを生かしてしょっちゅう海外旅行していましたね。

世界各地からのお土産と、思い出話を聞くのが私もすごく楽しかったものです。

日本あるあるで、女性はほぼ出世できず給料は上がらないけど、妊娠・出産・子育てと両立している先輩はたくさんいる…そんなところで世間的には

「素晴らしい職場」

だったんでしょうけど、彼女自身は

「とにかく仕事がつまんない」

「同期と集まらされる機会がやたら多くて、それがすごく苦痛」

「どこでもそうかもしれないけど、相性悪い先輩が同じチームでほんっとに嫌」

といつも不満を抱えていました。

「出来る仕事で、安定してるけど、定年まであたしの人生これかあって考えると叫び出したいくらい辛い」

…と。

彼女なりに転機だったのでしょう、ある年に

「鳥まりちゃんも○○してキラキラしてるしー!

 ××ちゃんも出世しててカッコいいしー!

 大好きな先輩は離婚して復職してますます素敵になっててー!

 そういうのに背中押されたから…。

 会社辞めるっ

 転職する!!!

 ママはすごい心配してうるさいけど、全然気にならないんだっ

と報告してくれました。

実際、あっという間に次の職を見つけた。

それからは本当に毎日が幸せそう。

本人は

「結婚なんて全然しなくてよかったのに」

と驚いていたけど、転職後すぐに新しい彼氏が出来てあっという間に結婚もした。

(面倒見のよい、素敵な旦那さんなのです)

彼女の転職に求めるものはシンプルで、スタートからゴールまで早かったですよ。

「好きなことに関わる仕事をする!」
  ↓
「あたしの好きなものは、美味しい紅茶と、綺麗な食器と、機能性抜群の調理器具!

 これのどれかにしよう!」
  ↓
探し出して、応募。
  ↓
未経験だった販売職に
  ↓
最初は立ち仕事で足が痛い、シフト休みに慣れない…などあったけど、対策と慣れで楽しい毎日に


(ちなみにこの時に、私が弾性ストッキング=着圧タイツや履きやすく底がしっかり厚い靴など教えまくりました 笑。

 薬局や銀座にあったパンジーストアに一緒に行ったよ)

紅茶も食器も調理器具も、ずっとずっと彼女が好きだったものです。

でも自分が当たり前に考えてること・生活に取り入れていることって、案外みんな思い出さない。

全て全て実は自分で選んでいるのにね。

さっさと絞り込めた彼女はすごいと思います。

【過去と、最近の毎日を振り返ってみよう】


というわけで、思い悩む時ほど外にキラキラ・誰かが決め付けた答え、を探すのではなく、自分の過去と毎日を振り返って考えてみましょう。

最近の毎日を振り返る:

朝起きてから寝るまでの行動、使ったもの、選んだもの、などを書き出してみる。

メイクする、しない。

ヘアセットする、しない。

食事の内容。

お酒を飲む。

コーヒーを飲む。

入浴剤を入れる。

何を検索するか。

スポーツを見る、やる。

芸術鑑賞する。

SNSで何を発信しているか。

自分では

「ふつうこうでしょ」

「皆こんなもんだろ?」

と気にも留めないことは、ほとんどが自分オリジナルなんです。

気付いてみよう。

過去に好きだったものを思い出す:

近いところから書き出していくのが楽かな。

あなたが50才だったとしたら、

・50才の今、思いつくすきなもの、よくやっていたこと

・40代

・30代

・20代

・10代後半

・高校時代

・中学時代

・小学生時代

・幼稚園or保育園時代

・一番古い記憶

こんなんでいかがでしょう

年末年始にたくさん売り出してくれている占い雑誌で自分のところを見るのも良いけどね、やっぱり確実な自分の中にある答えって己に問うてみると早いですよ。

「運命を一撃必殺で変えてくれる奇跡」

「一発逆転」


を求めてしまうのは、弱ってる時あるある。

暗い世相あるある。

私もとーってもわかる(笑)。

でも、やっぱり自分の人生は自分だから、よかったらこれやってみてください







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