鳥まり、参る!

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歌を聞いた僕らは心を取り戻す。

2022年05月31日 | シリアス
【なんて大事なこと言ってるんだ…!】

昨日、夜の家事をこなしてひと段落して

「やれやれだぜ…」

(関係ないけど“やれやれ”って言葉が某世界的大作家さんのせいで私はギャグだと思ってしまうようになってしまった…仲間いるかな?)

とテレビのリモコン操作をしたら、こんな番組がやっていて見入ってしまいました。
  ↓
※我が心のテレサ・テン 映像の世紀バタフライエフェクト(NHK公式)

バタフライエフェクト…バタフライ効果とはほんのわずかな変化や動きがあったかなかったかでその後が全く違うというアレ。

※バタフライ効果(Wikipedia)

人生って本当にこんなことだらけだよなあ…と思ったりする。

歌姫テレサ・テンの激動の歴史を知ってる人も知らない人もぜひ観てほしいすごい番組でした。

題材が題材なだけに固有名詞を書く勇気は無いし、いつも以上にぼやっとした表現ばっかりになっちゃうけど…本当にすごい番組だった。

「こんなこと放送しちゃっていいの?!」

って戸惑ったくらい。

生き残った人たちの証言が

「ああ、それだ」

と全てを表現している気がした。

こんな意味の言葉を言っていました。

(見ながら打ってないし、表現は違います)

「あの時代、私達にとっての愛は最高位に君臨する者への崇拝しか存在しなかったんです。

 それ以外の愛は存在しなかった。

 けれどテレサの情動に訴えかける歌は私達に愛を思い出させた」

「真っ暗闇の中にいるかのように思えた私達にとってテレサの歌は遠くに灯るたったひとつのロウソクの炎でした」

「強くあれと指導された私達に、見せかけの強さ、虚構の強さではなく、人間性を教えてくれました」


ああ、心を取り戻したんだって私は思った。

人間て本来感情豊かで弱いものだから、強くなれって人間である当たり前の部分を否定され切り取られてしまうような側面がある。

いつも強くいられなくたっていい、当たり前だよ。

いろんな感情がわくよ、人間だもの。

愛されたいし愛したいじゃない。

言葉にすると当たり前すぎることを制限される先に待つ苦しみ、苦しみが生み出す狂気…。

うーん。

なんて的確な言葉なんだろう。

「これだ…

って雷落ちた気がしたもの。

唸る天空…走る稲妻…か。

上手い歌・心のこもった歌の力がすごいのも経験からよ~くわかる。

ふつうは入れないような心の奥底に素晴らしい歌ってドカーンと入ってくるんだよね。

弱い私にはこれくらいのことしか書けなくてもどかしいや。

再放送どんどんしてほしい番組だし、見逃し配信を多くの方に観てもらいたいなあ

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