鳥まり、参る!

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マリさんの思い出・その1。

2021年12月04日 | シリアス
※個人の特定を防ぐため、もちろんフェイクを入れて書いています※

【あの人だ、とわかる不思議】

先日、久しぶりに日比谷線に乗って日比谷で降りた。

その話は別記事でまた書きたいけれど、今日はとあるレディー…というのはあまりに若々しい女性の話を。

丸の内エリアを歩いていたとき、昔の知り合いを見かけたのですよ。

その時は名前も思い出せなかったのに

「あっ、あの人だ」

とすぐにわかった。

顔って…記憶って不思議。

名前を忘れてしまうくらい長い間会っていなかったのに、彼女は一切大人びることなく少女のような、あの可憐な姿・雰囲気のままだった。

出社日だったんでしょう、オフィススタイルだったけれどふわふわのファーがついたヘアゴムや、キュートなイヤリングに

「ああ、好きなもの、変わってないんだな」

となつかしくなった。

その人はフィギュアスケーターの本田真凛さんにとても似ているので、ここではマリさんと書きます。

※本田真凛(Google画像検索)

【占い・スピリチュアル好き仲間】

マリさんとの出会いは、某東洋の占いのセッションでした。

その占い師さんは人気者で予約不可・土日は行列…だったので、1時間とか並んで待っているしかなかったんですよ。

暇。

とにかく暇(笑)。

なので、並んでる間に誰かとおしゃべりがしたくて初対面だったけど喋ったのが出会い。

どっちから声かけたんだったかなー

当時は新コロ怖いのずっと前ですから、ほぼ全員ノーマスクだし勇気さえあればお喋りできたのですよ。

マリさんは上に書いたとおり、本田真凛さんにそっくりの美少女でした。

顔立ちはそっくりだけど真凛さんと違って瞳がふわんと優しくて、大人しくおっとりしたような表情。

私は老け顔…じゃない、けして童顔なタイプではないので当然マリさんを年下だと思ってしまって

「若々しい~私は○才です~」

と話したら

「鳥まりさんの方がずっと若いですよー。

 私、○○○○年生まれの×才です」

と年齢を明かされて驚いた。

マリさんは、私より12才年上だったのだ

だから干支も同じ(笑)。

でも本当に…美女という言葉が似合わず美少女って言いたくなる若々しさだった。

メイクも全然しないんですよ。

アイメイクなんかほぼ無しだったと思う。

けれどそれが透明感溢れてて似合ってましたね。

待ってる間中スピリチュアルや占いが好きなもの同士話が盛り上がって…

「セッション終わったら、ご飯食べにいきましょう!」

って友達になったの。

余談ですがその某東洋系占いの大人気占い師さんのセッションはどうだったかというと…

「んー、毒にも薬にもならない?」

って感じでした。

とにかく褒めて褒めて、切羽つまってる人・泣き出した人には

「あなたは何も悪くない、ありのままのあなたでいいの」

って慰め励ます感じで、具体的な占いやアドバイス・対話はない感じだった。

(順番が近くなると、セッションスペースの声が全部聞こえた

10分だか20分で数千円だったはずだから、全く悪徳ではなかったけれど…リピートはしませんでした

美人のマリさんはもちろん、私にすらスペースに入った途端

「なんて美しい方!」

って褒め上げしてくれたのでサービス業的占いだったのかもしれない。

【エリートで勝ち組】

マリさんは美しいだけでなく、エリートで勝ち組だった。

大学は日本の誇る名門校で、勤務先は由緒正しき大企業。

会社で出会った少し年上のダンナさんとご結婚されていた。

キラキラの婚約指輪と結婚指輪を重ねづけしているのが、若き日の私にはまぶしかったわ~

仕事もできるようだったのが心底うらやましかった。

重要な仕事を任されているのが色んな話から感じ取れたからね。

まあ…。

美貌も、肩書きも、境遇も、

「苦しくない」

「辛くない」

を保障するものではないと、今の私はわかっている。

マリさんだってそうだった。

当時はしっかりとわからなかったけれど。

【占いも、スピも、宗○もマル○も…】

当時の私もたいがいだったが、稼ぐ額が大きい分マリさんのスピリチュアル・占いへの重課金ぶりはすごかった。

「この先生のセッション(orワークショップorイベントorスピ系エステetc)が評判いいの、鳥まりちゃんも予約しない?」

と誘ってくれてもそもそも高すぎるのは私はいけないので半分以上断っていたと思う。

マリさんは全部受けてましたから、そりゃ重課金だっただろうな…。

占いでもスピでも○教でも○ルチでも…依存して金と時間を消費しまくってしまうのは、生活に苦しさ・辛さがあるからこそ。

もう想像ついてる人はたくさんいるでしょうが、マリさんはこういう苦しさ・辛さを耐えていました。

・逆らえない上司と気が合わず、自分に特に辛く当たられる(仕事のストレス)

・転職しようと行動すると

 「こんなホワイト企業を辞めようなんて、頭おかしいんじゃないの?」

 と言われてしまい、動けなくなる(将来への不安)

・精神的に幼く融通が利かないダンナさんとの日々のやりとり(夫婦関係のストレス)

・どんどんひどくなるダンナさんとの会話レス、なのにケンカ発生率倍増(夫婦関係の問題)

・そしてもちろん、○○クスレス


全部とは言わないけれど、占い・スピ商法は…日本だからなのかな?

対話の視点に欠けていることが多い。

きっとマリさんが必要としていたのは、まずマリさんの歴史や物語をサポートされながらきちんと自分で言葉にして聞いてもらうこと。

そして、なぜ辛いのか・苦しいのかを対話しながら気付くこと。

その上で、アドバイスしてもらうこと。

だと思う。

んだけど、どこに課金しても上に書いた人気占い師さんのように

・とにかく褒め上げ、ありのままでいいと全員に同じことを言う

だけで毒にも薬にもならなかったり、

・占いorスピを語りながらも前時代的男尊女卑社会的鉄板のダメ出しで妻(女)であるマリさんを黙らせようとする

とか、もっと悪くて一番多いのが

・どっぷり依存させて友達や家族と引き剥がして、自分に永遠に課金するように誘導する

・あなたは能力がある、売れっ子占い師orスピリチュアリストになれる、と欲望と承認欲求をあおってあおって自分の超高額認定講師やらスクール生にする(資格商法の一種?)

これのどちらかか複合型です。

マリさんはとある先生にはまり、

「売れっ子スピタレントに、私はなる!

 いやなれる、世界のために!」

と盛り上がってしまったのだ。

長くなったので続きは別記事に…。

予想ついてる人いるでしょうけど、ありふれた話だろうからね。

でも書きたいから書きます。

今回はとりあえずここまで。

読んでくださってありがとうございます

続き書きました!
  ↓
・マリさんの思い出・その2。








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