※個人の特定を防ぐために何人かの実例を組み合わせて、そしてフェイクを混ぜて書いています※
【スターになる・なれないって、みずもの】
【水物】みず-もの
一時的な利益だけで、長つづきする見込みのない物事。
また、運に左右されやすく、予想外の結果をみることの多い物事。
当てにならないもの。
学生時代のバイト先に
「俳優の卵」
あるいは
「売れない俳優」
の先輩がいました。
当時彼女はアラサーくらいだったのかな。
20代中盤はぜったいいっていたし、30代半ばにはなっていなかったはず。
今はアラサーどころかアラフォー・アラフィフになってすらスターになる人がいらっしゃいますね。
男性俳優、女性俳優、インフルエンサー、お笑い芸人、モデル…そりゃーもう色々と。
一昔前は特に女性は20代を過ぎると、一度スターになった過去のある人が
「返り咲く」
ことはあっても、売れなかったところからその年になってスーパースターになることはまず有り得なかった。
今も芸能界はスターになるなら低年齢至上主義でしょうが、昔はさらにきつかったのですよ。
先輩は全くもって
「売れたことのない女優」
だった。
週に何回かバイトはするけど低時給、実家に仕送りをもらいながらお金を払って養成所に通い、自費公演の舞台に立ちながらオーディション受けては落ちまくっていたの。
「仕事をする前段階にお金がかかる」
のがそもそも業界にとってボロく(=元手や労力に比べて利益が甚だ多い)、顧客というかカモである
「目指す若者」
「夢を追い続ける大人」
にきつい話だよなーと今は思う。
国家資格職ならいざ知らず、ふつう研修ってお金もらいながら出来るものだろうに![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyoko_cloud.gif)
先輩は舞台やドラマにキャスティングされたアイドル、特に女性アイドルを
「客寄せパンダ」
「オーディションじゃなくて指名」
と言ってよくコケにしていた。
(虚仮にする=ばかにして侮る。こけってこう書くのか…)
つまり、実力もないくせに仕事を得た…
「私の方が実力があって素晴らしいのに、こんなのが使われるなんておかしい!」
と言いたいわけだ。
たしかに芝居や歌が下手な人が多いのは認めるけど、それでも私はこう考えていた。
「金が全ての世界で、客寄せパンダが喜ばれるのなんか当たり前じゃない?
ファンがチケット買ってくれるんだもの。
テレビなら視聴率。
金の力はやっぱりデカイよ。
あと、あんな下手なアイドルより私が上手いって、そこで比較するの志低すぎるだろう。
客と金で勝負できないなら実力だけでやっているトップクラスと比較して同等かそれ以上にならなきゃいけないわけで…」
なーんか比較と、努力の方向が違うんだよなあ、と。
そもそも、先輩は自分で思うほど、実力派じゃないのだ。
実力があれば端役くらい掴めるんじゃないのか…アンサンブルとか…こそこそ。
オーディションに落ちるたびに先輩は
「なんで私を選ばないんだ」
とぐだぐだ荒れていた。
自分こそ相応しくて選ばれるべきだと思っていたのだろう、傲慢だなあ。
たしかに、スターになれるかどうか、その縁を結べるかどうかは水物。
実力があって・綺麗で・可愛くて・カッコよくて・性格が良くて・コミュニケーション能力が高くて・若くて…それでもなおスターになれない人はこの世にたくさんいる。
それは認める。
そしてスターになった人が必ずしも全部を持っていないことも認める。
でも、先輩はそうじゃなかった。
別に絶世の美女になれとか、憑依型と言われるほど芝居力高めろ、世紀の歌姫って言われるくらい歌えるようになれって言ってるんじゃない。
できる努力をしてなかった。
そのひとつが、残念ながらルックス。
先輩は家族に可愛がられていて傲慢だった。
自分はこの世で一番可愛い
くらい思ってたもの。
でも、そうでもない…ごめん。
まず美肌作りとパッケージがダメダメだった。
癖毛放置、肌荒れしまくり、ダサダサコーデなどありえないよ…。
「努力して小綺麗」
くらいにはならなきゃ。
溺愛されて傲慢になって、己の姿を客観視できなかったのか…うーん。
「コネも実力もないあいつが受かったのは枕だからだ」
ともよく言っていた。
うーん。
なんだかなあ。
あの世界が黒いから末端も黒く染まるのか…。
先輩のことを思い出すと、なんともいえない気分になります。
オードリー・ヘップバーンだってマリリン・モンローだって
「願望ではなく、ありのままの自分を冷静に見つめること」
「なりたい自分ではなく、売れる自分にまずは自分を整えることがスターになるには必要だ」
と生前語っているのですよ。
マリリンはピンナップガール出身で、セクシーで親しみやすい女の子に全力で自分を寄せて
「ノーマ・ジーン(マリリンの本名)を撮れば間違いない!」
とトップモデルになりました。
オードリーは自分の顔立ち・体つき・男性俳優と並んだ時のバランスを全て考慮して
「自分の欠点をどれだけカバーして、魅力に見せられるか」
に成功したからこそ、今でも最高に魅力的なのです。
「実力で勝負してるから、外見にはかまわないなんてのは、顔で勝負してるから実力は磨かないって開き直るくらいおかしいこと」
なんだよねえ。
男性俳優より女優の方が求められがちなのは認めますけどね。
無慈悲で金!金!金!な世界でスターを夢見るなら、客観視くらいはしないと…。
大変な世界だなあ。
【スターになる・なれないって、みずもの】
【水物】みず-もの
一時的な利益だけで、長つづきする見込みのない物事。
また、運に左右されやすく、予想外の結果をみることの多い物事。
当てにならないもの。
学生時代のバイト先に
「俳優の卵」
あるいは
「売れない俳優」
の先輩がいました。
当時彼女はアラサーくらいだったのかな。
20代中盤はぜったいいっていたし、30代半ばにはなっていなかったはず。
今はアラサーどころかアラフォー・アラフィフになってすらスターになる人がいらっしゃいますね。
男性俳優、女性俳優、インフルエンサー、お笑い芸人、モデル…そりゃーもう色々と。
一昔前は特に女性は20代を過ぎると、一度スターになった過去のある人が
「返り咲く」
ことはあっても、売れなかったところからその年になってスーパースターになることはまず有り得なかった。
今も芸能界はスターになるなら低年齢至上主義でしょうが、昔はさらにきつかったのですよ。
先輩は全くもって
「売れたことのない女優」
だった。
週に何回かバイトはするけど低時給、実家に仕送りをもらいながらお金を払って養成所に通い、自費公演の舞台に立ちながらオーディション受けては落ちまくっていたの。
「仕事をする前段階にお金がかかる」
のがそもそも業界にとってボロく(=元手や労力に比べて利益が甚だ多い)、顧客というかカモである
「目指す若者」
「夢を追い続ける大人」
にきつい話だよなーと今は思う。
国家資格職ならいざ知らず、ふつう研修ってお金もらいながら出来るものだろうに
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyoko_cloud.gif)
先輩は舞台やドラマにキャスティングされたアイドル、特に女性アイドルを
「客寄せパンダ」
「オーディションじゃなくて指名」
と言ってよくコケにしていた。
(虚仮にする=ばかにして侮る。こけってこう書くのか…)
つまり、実力もないくせに仕事を得た…
「私の方が実力があって素晴らしいのに、こんなのが使われるなんておかしい!」
と言いたいわけだ。
たしかに芝居や歌が下手な人が多いのは認めるけど、それでも私はこう考えていた。
「金が全ての世界で、客寄せパンダが喜ばれるのなんか当たり前じゃない?
ファンがチケット買ってくれるんだもの。
テレビなら視聴率。
金の力はやっぱりデカイよ。
あと、あんな下手なアイドルより私が上手いって、そこで比較するの志低すぎるだろう。
客と金で勝負できないなら実力だけでやっているトップクラスと比較して同等かそれ以上にならなきゃいけないわけで…」
なーんか比較と、努力の方向が違うんだよなあ、と。
そもそも、先輩は自分で思うほど、実力派じゃないのだ。
実力があれば端役くらい掴めるんじゃないのか…アンサンブルとか…こそこそ。
オーディションに落ちるたびに先輩は
「なんで私を選ばないんだ」
とぐだぐだ荒れていた。
自分こそ相応しくて選ばれるべきだと思っていたのだろう、傲慢だなあ。
たしかに、スターになれるかどうか、その縁を結べるかどうかは水物。
実力があって・綺麗で・可愛くて・カッコよくて・性格が良くて・コミュニケーション能力が高くて・若くて…それでもなおスターになれない人はこの世にたくさんいる。
それは認める。
そしてスターになった人が必ずしも全部を持っていないことも認める。
でも、先輩はそうじゃなかった。
別に絶世の美女になれとか、憑依型と言われるほど芝居力高めろ、世紀の歌姫って言われるくらい歌えるようになれって言ってるんじゃない。
できる努力をしてなかった。
そのひとつが、残念ながらルックス。
先輩は家族に可愛がられていて傲慢だった。
自分はこの世で一番可愛い
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart_pink.gif)
でも、そうでもない…ごめん。
まず美肌作りとパッケージがダメダメだった。
癖毛放置、肌荒れしまくり、ダサダサコーデなどありえないよ…。
「努力して小綺麗」
くらいにはならなきゃ。
溺愛されて傲慢になって、己の姿を客観視できなかったのか…うーん。
「コネも実力もないあいつが受かったのは枕だからだ」
ともよく言っていた。
うーん。
なんだかなあ。
あの世界が黒いから末端も黒く染まるのか…。
先輩のことを思い出すと、なんともいえない気分になります。
オードリー・ヘップバーンだってマリリン・モンローだって
「願望ではなく、ありのままの自分を冷静に見つめること」
「なりたい自分ではなく、売れる自分にまずは自分を整えることがスターになるには必要だ」
と生前語っているのですよ。
マリリンはピンナップガール出身で、セクシーで親しみやすい女の子に全力で自分を寄せて
「ノーマ・ジーン(マリリンの本名)を撮れば間違いない!」
とトップモデルになりました。
オードリーは自分の顔立ち・体つき・男性俳優と並んだ時のバランスを全て考慮して
「自分の欠点をどれだけカバーして、魅力に見せられるか」
に成功したからこそ、今でも最高に魅力的なのです。
「実力で勝負してるから、外見にはかまわないなんてのは、顔で勝負してるから実力は磨かないって開き直るくらいおかしいこと」
なんだよねえ。
男性俳優より女優の方が求められがちなのは認めますけどね。
無慈悲で金!金!金!な世界でスターを夢見るなら、客観視くらいはしないと…。
大変な世界だなあ。
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