【虐待、依存、それから共依存】
恋愛・結婚は自分の両親がやってきたことのコピーだと言われている。
ラブラブ夫婦の子どもはラブラブ夫婦になりやすい、父親がギャンブル・アルコール依存症で母親に日常的に暴力を振るっていた場合、その息子はギャンブル・アルコール依存症の妻を殴る夫になりやすく、娘はギャンブル・アルコール依存症の夫に殴られる妻になりやすい、とか。
毒親はじめ家庭が地獄であった人は
「あんな風にだけはなりたくない」
と考えるのが普通でしょう。
それでそのとおり、育った家庭を反面教師にして幸せな自分の家庭を築き上げる人も多いし…その一方、
「あんなに嫌だった親と同じことをしてる…!」
と己にぞっとくる人も少なくない。
負の世代間連鎖。
これを終わらせるには、私は
「被害者だった自分をちゃんと受け入れて、辛い感情や思い出をしっかり受け入れて、上手く付き合っていく。
冷静な目で両親や家庭の問題点はダメなものはダメだと受け止められる状態にもっていく」
ことなんじゃないかな、と現時点では思っています。
田房永子さん(『母がしんどい』で有名になった作家さん)も
「まず被害者としての自分をやりきらないと、加害をやめることはできない」
って書いていらっしゃいましたけど、近い意見。
機能不全家庭で育つとは、心身に怪我をしていて、かつ視界が歪むめちゃくちゃな度数のメガネをかけられている状態に近いと私は思う。
だからできないことや負担に感じることが多すぎるし、認知のゆがみで現実をとんでもなく悪いものだと受け止めてしまうんじゃないかと。
昔は無力な子どもだったけれど、成長すれば安全圏に逃げて怪我を治せるし、心の傷も少しずつつ癒していけるし、めちゃくちゃなレンズのメガネも外せる。
…ってのが私の今の意見なのですが、偶然にも精神科に勤務しているというドクターとお話する機会があり、盛り上がったので
「世代間連鎖をさせないために、医学ではどんな風に考えるんですか?」
と聞いてみたのです。
ドクターよりカウンセラーの領域な気はしましたが、ダントツ社会的地位が高いのはドクターなんでね。
で、そのときドクターさんはこんな風に話してくれました。
「世代間連鎖はめちゃくちゃ多いんですよね。
継続的なストレスは脳にも影響が大きいので病気にもなりやすいし。
ただ、自分が臨床で思うのは、
こんなにひどい目にあった、とんでもない目にあったってことを、
過ぎ去った“思い出”にできる人は世代間連鎖をおこさない。
思い出にできない人は、昨日のことのように覚えていて、それが思い出じゃなくて現実なんですよ。
現実よりも過去のトラウマが現実になってる。
そして、それを言い訳にして加害する。
自分はもっとひどい目にあったんだからこれくらいやっていいだろう、
こんなにかわいそうな自分は加害する権利があるって思ってる。
客観性がないってことが病気ですから、聞く気がなければどんなアドバイスも届きません。
どんなに有効だといわれる更正プログラムも本人に変わりたいという思いがなければ効きません」
あくまでこのドクターの意見ですが、そうか、医学でもそんな感じなのかと私は思いました。
本人の想いに勝る薬はないのよね…。
そうそう、ちょっとこの話に通じることが。
犬山紙子さんの新刊『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』をつい最近買って読んでみました。
タイトルからわかるように、夫婦問題の解決策を考えるという本。
こういう本って残念ながら
「で、解決方法は?
対処法は?」
って読みすすめてもけっきょくそれはひとっつも書いてないって本もめちゃくちゃ多いんですが、本書はちゃーんと考察し、
「こんなのは?」
といくつも提案がしてあります。
夫婦のコミュニケーション、家事の分担、育児、不妊治療、セックスレス、パートナーの精神疾患
のテーマを扱っているので気になるテーマが含まれている人はぜひ読むことをおすすめします。
で、この本の序文が
「怒りっぽい私と自罰的な夫」
というタイトルで作者の犬山さん自身のかつての夫婦問題について書いてあるんですが…これが…。
「よく聞く、すぐ怒るモラハラ夫(彼氏)ってこの頃の犬山さんに近い心理状態なんじゃないの?」
って思ったんですよ!
ちなみにダイジェスト版?が無料で読めます。
↓
※今までで一番いいお金の使い方はカウンセリングだった(note)
ちゃんと犬山さんの言葉を読んでほしいと思いますが、
「自分をすごいって認めてほしいって思っていたけれど、本当は強くなりきれない部分も含めて甘えたかった」
こんな感じのことが出てくるのだ。
犬山さんは仕事がとってもできて稼ぐのが上手、伝統的価値観では
「男性っぽい」
と表現されそうな方なので、男性の共感がすごそうだって思ったの。
ぜひ、ぜひモラハラに悩む人は読んでほしい!
あ、それと…この本では
「カウンセリングにいくなら、マルチやトンデモにひっかからないように、臨床心理士の資格をもつかどうかなど基準を持って選ぶべき」
とアドバイスしています。
うん、マルチ、トンデモ、霊感商法、暴言や脅しでのリピート強要、あるある~…。
「スピリチュアルカウンセリングや占いのまとも率はどれくらいなんだろうなー」
と思った。
私もスピリチュアルカウンセリングと占いやってるけど、他の人のはわかんない。
昔受けたときは本当に罵倒×脅しのふざけたセンセー(笑)に当たる確率高かったわ~スピリチュアルブームの時だったのと、私自身幼く無防備だったので
「悪いやつもいる!」
ってチェックする能力がなかったんだろう。
でも、ゆるせん!!!今更怒りが…。
クライアントになんてことすんじゃ!!
私も含め、スピリチュアル・占いにお金使う時はぜひ問い合わせの時点で
「こいつはまともか?」
とチェックしてください。
傲慢、不親切、このへんはほぼ100%でダメですね。
私も聖人ではないので本当に気をつけねば。
占い師やスピリチュアリストが必ずダメで、臨床心理士や精神科医が必ずいいってわけでもないらしいですが。
ひどいこと言われて泣いて帰ってきた人を少なからず知っていますし、そこまでひどくなくても相性もある。
まあ、近年の自己中でイインダヨームーブメント(暗喩)で変な爆発が起きた感じはする。
選びましょう。
恋愛・結婚は自分の両親がやってきたことのコピーだと言われている。
ラブラブ夫婦の子どもはラブラブ夫婦になりやすい、父親がギャンブル・アルコール依存症で母親に日常的に暴力を振るっていた場合、その息子はギャンブル・アルコール依存症の妻を殴る夫になりやすく、娘はギャンブル・アルコール依存症の夫に殴られる妻になりやすい、とか。
毒親はじめ家庭が地獄であった人は
「あんな風にだけはなりたくない」
と考えるのが普通でしょう。
それでそのとおり、育った家庭を反面教師にして幸せな自分の家庭を築き上げる人も多いし…その一方、
「あんなに嫌だった親と同じことをしてる…!」
と己にぞっとくる人も少なくない。
負の世代間連鎖。
これを終わらせるには、私は
「被害者だった自分をちゃんと受け入れて、辛い感情や思い出をしっかり受け入れて、上手く付き合っていく。
冷静な目で両親や家庭の問題点はダメなものはダメだと受け止められる状態にもっていく」
ことなんじゃないかな、と現時点では思っています。
田房永子さん(『母がしんどい』で有名になった作家さん)も
「まず被害者としての自分をやりきらないと、加害をやめることはできない」
って書いていらっしゃいましたけど、近い意見。
機能不全家庭で育つとは、心身に怪我をしていて、かつ視界が歪むめちゃくちゃな度数のメガネをかけられている状態に近いと私は思う。
だからできないことや負担に感じることが多すぎるし、認知のゆがみで現実をとんでもなく悪いものだと受け止めてしまうんじゃないかと。
昔は無力な子どもだったけれど、成長すれば安全圏に逃げて怪我を治せるし、心の傷も少しずつつ癒していけるし、めちゃくちゃなレンズのメガネも外せる。
…ってのが私の今の意見なのですが、偶然にも精神科に勤務しているというドクターとお話する機会があり、盛り上がったので
「世代間連鎖をさせないために、医学ではどんな風に考えるんですか?」
と聞いてみたのです。
ドクターよりカウンセラーの領域な気はしましたが、ダントツ社会的地位が高いのはドクターなんでね。
で、そのときドクターさんはこんな風に話してくれました。
「世代間連鎖はめちゃくちゃ多いんですよね。
継続的なストレスは脳にも影響が大きいので病気にもなりやすいし。
ただ、自分が臨床で思うのは、
こんなにひどい目にあった、とんでもない目にあったってことを、
過ぎ去った“思い出”にできる人は世代間連鎖をおこさない。
思い出にできない人は、昨日のことのように覚えていて、それが思い出じゃなくて現実なんですよ。
現実よりも過去のトラウマが現実になってる。
そして、それを言い訳にして加害する。
自分はもっとひどい目にあったんだからこれくらいやっていいだろう、
こんなにかわいそうな自分は加害する権利があるって思ってる。
客観性がないってことが病気ですから、聞く気がなければどんなアドバイスも届きません。
どんなに有効だといわれる更正プログラムも本人に変わりたいという思いがなければ効きません」
あくまでこのドクターの意見ですが、そうか、医学でもそんな感じなのかと私は思いました。
本人の想いに勝る薬はないのよね…。
そうそう、ちょっとこの話に通じることが。
犬山紙子さんの新刊『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』をつい最近買って読んでみました。
タイトルからわかるように、夫婦問題の解決策を考えるという本。
こういう本って残念ながら
「で、解決方法は?
対処法は?」
って読みすすめてもけっきょくそれはひとっつも書いてないって本もめちゃくちゃ多いんですが、本書はちゃーんと考察し、
「こんなのは?」
といくつも提案がしてあります。
夫婦のコミュニケーション、家事の分担、育児、不妊治療、セックスレス、パートナーの精神疾患
のテーマを扱っているので気になるテーマが含まれている人はぜひ読むことをおすすめします。
で、この本の序文が
「怒りっぽい私と自罰的な夫」
というタイトルで作者の犬山さん自身のかつての夫婦問題について書いてあるんですが…これが…。
「よく聞く、すぐ怒るモラハラ夫(彼氏)ってこの頃の犬山さんに近い心理状態なんじゃないの?」
って思ったんですよ!
ちなみにダイジェスト版?が無料で読めます。
↓
※今までで一番いいお金の使い方はカウンセリングだった(note)
ちゃんと犬山さんの言葉を読んでほしいと思いますが、
「自分をすごいって認めてほしいって思っていたけれど、本当は強くなりきれない部分も含めて甘えたかった」
こんな感じのことが出てくるのだ。
犬山さんは仕事がとってもできて稼ぐのが上手、伝統的価値観では
「男性っぽい」
と表現されそうな方なので、男性の共感がすごそうだって思ったの。
ぜひ、ぜひモラハラに悩む人は読んでほしい!
あ、それと…この本では
「カウンセリングにいくなら、マルチやトンデモにひっかからないように、臨床心理士の資格をもつかどうかなど基準を持って選ぶべき」
とアドバイスしています。
うん、マルチ、トンデモ、霊感商法、暴言や脅しでのリピート強要、あるある~…。
「スピリチュアルカウンセリングや占いのまとも率はどれくらいなんだろうなー」
と思った。
私もスピリチュアルカウンセリングと占いやってるけど、他の人のはわかんない。
昔受けたときは本当に罵倒×脅しのふざけたセンセー(笑)に当たる確率高かったわ~スピリチュアルブームの時だったのと、私自身幼く無防備だったので
「悪いやつもいる!」
ってチェックする能力がなかったんだろう。
でも、ゆるせん!!!今更怒りが…。
クライアントになんてことすんじゃ!!
私も含め、スピリチュアル・占いにお金使う時はぜひ問い合わせの時点で
「こいつはまともか?」
とチェックしてください。
傲慢、不親切、このへんはほぼ100%でダメですね。
私も聖人ではないので本当に気をつけねば。
占い師やスピリチュアリストが必ずダメで、臨床心理士や精神科医が必ずいいってわけでもないらしいですが。
ひどいこと言われて泣いて帰ってきた人を少なからず知っていますし、そこまでひどくなくても相性もある。
まあ、近年の自己中でイインダヨームーブメント(暗喩)で変な爆発が起きた感じはする。
選びましょう。