【父性愛を求めて求めて踏みにじられて】
※個人の特定を防ぐためフェイクを入れて書いています。当然実際の名前はミナミさんじゃないです※
昨夜どういうわけなのか、ミナミちゃんのことを思い出した。
大学時代のバイト友達で、同い年か一個上だったか。
あのバイト先は可愛い女の子・綺麗な女性が多かったけど(おそらく男性責任者が好みで選んでたっぽい)、ミナミちゃんも可愛かった。
でも肌が荒れやすくて疲れやすくて、明るいんだけどたまに短い間涙ぐんじゃうような女の子。
当時はなんとも思ってなかったけど、それだけで彼女の不安定さ…というか寄辺(=よるべ。頼るところ、よりどころ)なさがうかがい知れる。
人間って口にするのも辛いことは当然隠すので、全貌を知ったのはかなり後でしたが…ミナミちゃんはこんな女の子だった。
わりかし裕福な家庭の子女が通うことで知られている私立大学の英文科に彼女は通っており、
「翻訳家に一番なりたいんだけど、狭き門だから、無理だったら旅行会社かホテルに就職したいんだよね。
就職してるOB・OGも多いんだよ」
と話してくれた。
こんなにまっとうな夢を目指すことすら危うくなったのは、2年生の時か3年生の時か。
両親が離婚し、
「母親についていくなら学費も生活費も出さない!
俺についてくるなら、許可なく母親に会うな!」
と父親に言われたことがきっかけだった。
父親は典型的な妻を虐待する男で、ミナミちゃんはお母さんの味方でいたかった。
世間知らずの善良な子どもが、冷静に恐ろしい父親に交渉なんかできない。
「お母さんについていく。
お金は自分でなんとかする」
そう言ってしまった。
私と同じバイトは在籍だけ残してほとんどシフトに入らなくなり、キャバクラでバイトを始める。
私も漫画やネットの知識しかないけど、キャバ嬢と呼ばれるキャストさんは激務。
楽な仕事であるわけがありません。
彼女と似た感じで、
「大学入学と同時に両親が離婚、どちらが私を引き取るかで揉めて、罵りあいに耐えられなくて自立する、学費も自分で払うと言ってしまった。
月10万以上稼がなきゃならないから、キャバクラで働いた。
完全に仕事が終わるのは朝5時で、そこから帰ってシャワー浴びて少し寝てから大学に通った。
ものすごく疲れて眠くて、化粧どころか着替える気力すら残っていないけど、ここで授業に出なかったらこんなに苦労して稼いで払ったお金がもったいないって這うようにして出席してた。
髪巻いてコンタクト入れて化粧するのはお店だけ。
脱ぎ着が楽なTシャツジーパンにメガネとノーメイクで学校へ行った。
自分で決めたんだとわかっていても、可愛くおしゃれして大学に来て、サークルや飲み会に行くクラスメイトがうらやましかった。
なんとか卒業したけど、キャバ嬢も大学生活も私を成長させてくれたけど、あの辛い4年間は二度とやりたくない」
と語ってた女流作家さんが当時もいたけど…。
この作家さんみたいに、やり通せる人ばかりじゃない。
耐えられない人は確実にいる。
ミナミちゃんは疲弊して、まずは大学を休学、それでもダメで結局退学した。
これだけでもしんどいのに。
さらに悪かったことは、ひどい彼氏にボロボロにされていたこと。
相手の男は、彼女より15才以上年上のフリーター。
私も何度か話したんだけど、嫌な男だったよ。
ニヤニヤいたぶるような、セクハラ(性加害)とモラハラ(精神的虐待)がにじみ出てるような目つきと表情、声の調子。
人を不快にさせて楽しむような、下劣な会話。
私にすらこうだから、囲い込んだ獲物である恋人=ミナミちゃんには100倍ヘビーだった。
怯えるような彼女の目と常にご機嫌うかがいしてすがる哀れな言葉と声の感じは忘れられない。
浮気、暴言。
いたぶっていたぶって、
「お前が悪い」
「捨てちゃうよ?
そんな悪い子じゃ」
と遊ぶ。
弄ぶ。
文字にするだけで辛いね。
モラハラ男は同性間では演技して評価高い場合が多いけど、こいつは同性であっても
「格下と見なした相手はバカにする」
ようなヤツだったので、男子学生たちからの評価は最悪だった。
「俺はミナミの彼氏、最初から大っ嫌いだよ!」
「狙われてんなー、ひっかかんなよーって思ってたけど、ひっかかって戻ってこねーよ」
「あいつ本当に嫌い!
俺もほんっと大っ嫌い!」
って
一人が言った
「狙われてた」
は真実だと思う。
ミナミちゃんは自分が彼に熱烈に惚れて、アタックしまくって
「付き合ってもらった」
と話していたけど…。
でも今の私ならわかるよね。
相手の男に仕掛けられてたって。
手懐けられて誘導されていたと。
自分がいたぶるのに都合いい獲物がどうか吟味しながらやっていたのだと。
これも一種のグルーミングなのか?
年の差カップル・ご夫婦で仲良い人はたしかに現実にいらっしゃるけど、めったにいない。
大学生の女の子に平気で手を出す15才上の男ってやばい。
(「男が年上なら良いだろ!」
って思う人は男女逆転で、今のあなたが15才年上の熟女・老女にそれをやられたらどう思うか想像してほしい。
女子だって同じだよ)
肉体が年老いるだけでなく、精神も成熟してたら幼い人を狙わないよ。
ミナミちゃんはファザコンだったのだ。
実の父親が優しい愛を与えてくれないからこそ、代わりの愛を渇望していた。
でも彼女が愛だと錯覚してたものは虐待であり、彼の原動力は弱いものをいたぶって踏みにじりたいという加害欲だ。
そう、お母さんがお父さんに虐待されてたのと同じパターンを繰り返していた。
「優しい年上の男性からの愛」
なんて知らないから。
「幸せな夫婦関係」
も
「安全な家庭」
も知らないから。
大学を辞めてちょっと経った後に一度話してから、ミナミちゃんには二度と会えていない。
私のことも忘れているかも。
どうなったんだろう。
幸せになっていてほしいけど、想像できるのは…可能性が高い未来(今)は…。
世代間連鎖だろう。
ミナミちゃん、お元気ですか?
繊細で傷つきやすくて、だからこそ優しく寄り添って私や皆を励ましてくれたミナミちゃん。
性欲じゃなく、友情で男の子からも人気があったミナミちゃん。
女の子にも好かれてたよね。
幸せになっていてほしいよ。
その優しさは、それを受け取るに値する人に与えてほしい。
※個人の特定を防ぐためフェイクを入れて書いています。当然実際の名前はミナミさんじゃないです※
昨夜どういうわけなのか、ミナミちゃんのことを思い出した。
大学時代のバイト友達で、同い年か一個上だったか。
あのバイト先は可愛い女の子・綺麗な女性が多かったけど(おそらく男性責任者が好みで選んでたっぽい)、ミナミちゃんも可愛かった。
でも肌が荒れやすくて疲れやすくて、明るいんだけどたまに短い間涙ぐんじゃうような女の子。
当時はなんとも思ってなかったけど、それだけで彼女の不安定さ…というか寄辺(=よるべ。頼るところ、よりどころ)なさがうかがい知れる。
人間って口にするのも辛いことは当然隠すので、全貌を知ったのはかなり後でしたが…ミナミちゃんはこんな女の子だった。
わりかし裕福な家庭の子女が通うことで知られている私立大学の英文科に彼女は通っており、
「翻訳家に一番なりたいんだけど、狭き門だから、無理だったら旅行会社かホテルに就職したいんだよね。
就職してるOB・OGも多いんだよ」
と話してくれた。
こんなにまっとうな夢を目指すことすら危うくなったのは、2年生の時か3年生の時か。
両親が離婚し、
「母親についていくなら学費も生活費も出さない!
俺についてくるなら、許可なく母親に会うな!」
と父親に言われたことがきっかけだった。
父親は典型的な妻を虐待する男で、ミナミちゃんはお母さんの味方でいたかった。
世間知らずの善良な子どもが、冷静に恐ろしい父親に交渉なんかできない。
「お母さんについていく。
お金は自分でなんとかする」
そう言ってしまった。
私と同じバイトは在籍だけ残してほとんどシフトに入らなくなり、キャバクラでバイトを始める。
私も漫画やネットの知識しかないけど、キャバ嬢と呼ばれるキャストさんは激務。
楽な仕事であるわけがありません。
彼女と似た感じで、
「大学入学と同時に両親が離婚、どちらが私を引き取るかで揉めて、罵りあいに耐えられなくて自立する、学費も自分で払うと言ってしまった。
月10万以上稼がなきゃならないから、キャバクラで働いた。
完全に仕事が終わるのは朝5時で、そこから帰ってシャワー浴びて少し寝てから大学に通った。
ものすごく疲れて眠くて、化粧どころか着替える気力すら残っていないけど、ここで授業に出なかったらこんなに苦労して稼いで払ったお金がもったいないって這うようにして出席してた。
髪巻いてコンタクト入れて化粧するのはお店だけ。
脱ぎ着が楽なTシャツジーパンにメガネとノーメイクで学校へ行った。
自分で決めたんだとわかっていても、可愛くおしゃれして大学に来て、サークルや飲み会に行くクラスメイトがうらやましかった。
なんとか卒業したけど、キャバ嬢も大学生活も私を成長させてくれたけど、あの辛い4年間は二度とやりたくない」
と語ってた女流作家さんが当時もいたけど…。
この作家さんみたいに、やり通せる人ばかりじゃない。
耐えられない人は確実にいる。
ミナミちゃんは疲弊して、まずは大学を休学、それでもダメで結局退学した。
これだけでもしんどいのに。
さらに悪かったことは、ひどい彼氏にボロボロにされていたこと。
相手の男は、彼女より15才以上年上のフリーター。
私も何度か話したんだけど、嫌な男だったよ。
ニヤニヤいたぶるような、セクハラ(性加害)とモラハラ(精神的虐待)がにじみ出てるような目つきと表情、声の調子。
人を不快にさせて楽しむような、下劣な会話。
私にすらこうだから、囲い込んだ獲物である恋人=ミナミちゃんには100倍ヘビーだった。
怯えるような彼女の目と常にご機嫌うかがいしてすがる哀れな言葉と声の感じは忘れられない。
浮気、暴言。
いたぶっていたぶって、
「お前が悪い」
「捨てちゃうよ?
そんな悪い子じゃ」
と遊ぶ。
弄ぶ。
文字にするだけで辛いね。
モラハラ男は同性間では演技して評価高い場合が多いけど、こいつは同性であっても
「格下と見なした相手はバカにする」
ようなヤツだったので、男子学生たちからの評価は最悪だった。
「俺はミナミの彼氏、最初から大っ嫌いだよ!」
「狙われてんなー、ひっかかんなよーって思ってたけど、ひっかかって戻ってこねーよ」
「あいつ本当に嫌い!
俺もほんっと大っ嫌い!」
って
一人が言った
「狙われてた」
は真実だと思う。
ミナミちゃんは自分が彼に熱烈に惚れて、アタックしまくって
「付き合ってもらった」
と話していたけど…。
でも今の私ならわかるよね。
相手の男に仕掛けられてたって。
手懐けられて誘導されていたと。
自分がいたぶるのに都合いい獲物がどうか吟味しながらやっていたのだと。
これも一種のグルーミングなのか?
年の差カップル・ご夫婦で仲良い人はたしかに現実にいらっしゃるけど、めったにいない。
大学生の女の子に平気で手を出す15才上の男ってやばい。
(「男が年上なら良いだろ!」
って思う人は男女逆転で、今のあなたが15才年上の熟女・老女にそれをやられたらどう思うか想像してほしい。
女子だって同じだよ)
肉体が年老いるだけでなく、精神も成熟してたら幼い人を狙わないよ。
ミナミちゃんはファザコンだったのだ。
実の父親が優しい愛を与えてくれないからこそ、代わりの愛を渇望していた。
でも彼女が愛だと錯覚してたものは虐待であり、彼の原動力は弱いものをいたぶって踏みにじりたいという加害欲だ。
そう、お母さんがお父さんに虐待されてたのと同じパターンを繰り返していた。
「優しい年上の男性からの愛」
なんて知らないから。
「幸せな夫婦関係」
も
「安全な家庭」
も知らないから。
大学を辞めてちょっと経った後に一度話してから、ミナミちゃんには二度と会えていない。
私のことも忘れているかも。
どうなったんだろう。
幸せになっていてほしいけど、想像できるのは…可能性が高い未来(今)は…。
世代間連鎖だろう。
ミナミちゃん、お元気ですか?
繊細で傷つきやすくて、だからこそ優しく寄り添って私や皆を励ましてくれたミナミちゃん。
性欲じゃなく、友情で男の子からも人気があったミナミちゃん。
女の子にも好かれてたよね。
幸せになっていてほしいよ。
その優しさは、それを受け取るに値する人に与えてほしい。
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