鳥まり、参る!

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暴君の構造。

2021年08月28日 | シリアス
【暴虐な権力者をゆるす仕組みがある限り、何度人を変えても同じこと】

王国の王様でも会社の社長でも、あるいは部署のリーダーでも学校のスクールカースト頂点にいる生徒でも。

「暴虐の限りをつくす先代」

が引退(ファンタジーの世界ではたいてい暗殺されるのだが)すれば、次の王に人びとは希望を託す。

「王子様は心優しいなんの問題も起こさない御方じゃ。

 きっと素晴らしい王様になってくださるじゃろう」

とね。

でも、そうなることはほぼなくて、王子様が最高権力者になったら先代と同じ残虐な仕打ちを繰り返すものなんですよ。

「あの優しかった王子様がなぜ…」

と戸惑う人も多いでしょう。

しかし、理由は明白。

権力者が暴虐な仕打ちを行うことを“ゆるす”、“処罰できない”仕組みが出来上がっているからです。

個人の意思って案外弱くて、そんなものより仕組みの力が大きいのだ。

心優しい王子様に心優しい王様になってほしければ

「暴虐をゆるさない」

仕組みを作らなければいけないし、残酷な王子様はどんなに後ろ盾があっても王様にしてはいけない。


暴虐なんてメロス的な言葉使うとやたらカッコいいですが、

「お金の無駄使い」

「内輪いじめ」

「あからさますぎるひいき」

に置き換えれば

「ああ…」

ってよくわかりますよね。

受身を美徳される文化の中で育つと、

「いつかいい時代になること」

「素晴らしい王子様が即位して生きやすい国にしてくれること」

をひたすら夢想してしまいがち。

でもそれではいけないんだな…と思い知らされる2021年でございます。

あ、そういえば。

あのフリードリヒ2世(プロイセン王。大の女嫌い、大の犬好きだったらしい)に

「めったにいない優秀な君主がいると思ったら、そいつは女だった」

と言わしめたマリア・テレジアさま(マリー・アントワネットのお母さん)は、身分に関係なく自ら面接して優秀な人材を抜擢したといいます。

彼女も仕組みを変えた挑戦者の一人だったのね。









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