今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

品川中延、街のコンシェルジェ

2009-05-07 16:47:30 | 商店会長のコメント
13時に品川区の中延商店街で活動されているNPO法人「街のコンシェルジェ」澤田理事長がお見えになり、空き店舗を利用したアンテナショップ事業で大分県の竹田市との連携が本格的になりそうだという御報告をいただきました。

商店街で空き店舗が出たらNPOで借りて日本各地のアンテナショップをつくり、ビジネスモデルにしていきたいとお考えです。

その他に中延商店街ではミツバチを飼育され、そこから取れる蜂蜜で濡れ甘納豆の製造や生キャラメル作りを商店街事業の視野に入れていると聞かされました。次から次にアイデアを具現化されるフットワークには敬服します。

議員会館の事務所でいただいた濡れ甘納豆を手にしながらの記念写真です。悔しいけど美味しい甘納豆でした。
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co-lab(コーラボ)クリエーター長屋見学

2009-05-07 14:56:17 | 商店会長のコメント
まちひとこと総合計画室の田邊寛子さんから御紹介いただき、千代田区三番町に在るシェアオフィス「co-lab(コーラボ)」さんを視察見学させていただきました。

都心の一等地の老朽化した空きビルにデザイナー、建築家、アーティスト、いわゆるクリエーターの皆さんが少額づつ出し合って、ほぼビル一棟を借り上げ、クリエイションに特化した環境を確保し「クリエーター長屋」として経済的にも自立した場所をシェアしています。

地方の工場跡地などには、うってつけの実践モデル活動になるのではないでしょうか。デザイン性が希薄なのが商店街ブランド商品の弱点ですから百万の味方になっていただけるかも知れません。

写真は一階の工房で写しました。真中が私、私の左側はこのプロジェクトの運営とメンバー間の調整を行う春蒔プロジェクト株式会社の代表取締役、田中陽明(はるあき)さん、私の右側が同じくこのプロジェクトの説明をしていただいた宮田里枝子さん、シャターは田邊さんに押していただきました。
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カネが出ると知恵が引っ込む

2009-05-07 08:39:45 | 商店会長のコメント
「まちづくりの極意・・」という表題で前回は書きましたが、「極意を授ける」なんて傲慢な思いを持っている訳では有りません。「そういう質問が多いのですが私には分かりません、ただ現場の活動から感じたものはあります」という意味で書かせていただきました。もっと言えば日本中どこでも通じる「極意」なんて無いのではないでしょうか。まちづくり活動に入る時に知っておいた方が良いという事はあるかもしれません。この呪文を唱えればたちどころに商店街のシャッターが開くなんてものは有りません。

「何を始めるにも資金が要る。商店街にはそんな余裕は無い。どうすれば良いのですか?」という質問の時に私は「先ずは身の丈に合った活動を始めてみてください。継続性と必要性が感じられれば1回分の資金は集まります。最初から行政の補助金を当てにすると本来のまち場の動きが出来なくなります。『カネが出ると知恵が引っ込む』と思って下さい」とお答えしています。

行政の補助金を否定はしていません。行政の補助金には「信用」という大きな財産が付与されています。しかし、先ずは自分たちが手弁当で動いて、そこから次のステップを目指して行くべきなのだと思います。

もちろん再開発という大きな事業に行政の補助は不可欠だと思いますが、その再開発を自分たちの地域事業として迎え入れる受け皿を作っておかないと折角の大事業が他人事のような扱いを受けてしまいます。大きな再開発事業を成功させるには地域の小さなイベントの積み重ねが重要なんです。次回はまちを動かす、動かし続けるキーワードについて書かせていただきます。
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