今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

北朝鮮への抗議決議案

2009-05-26 15:05:55 | 商店会長のコメント
本日(5月26日)の本会議で北朝鮮核実験実施に対する抗議決議案が議院運営委員長から提出され、全会一致で採択されました。採択後、麻生首相から所信表明の演説が有りました。

「我が国政府は、国際社会と連携しつつ、我が国の安全を確保すべく万全の措置を講ずるべきである。」
「すべての核を放棄し、国際社会の査察を受け入れ、朝鮮半島の非核化に取り組むよう要求する。」
「制裁を強めるなど断固たる措置をとるとともに、拉致問題、核、ミサイル等、北朝鮮との諸懸案を解決・・・」
「国際社会の理解と協力を得つつ、外交努力を倍加すべきである。」
というのが抗議決議案の中に書かれて文言の一部です。

抗議決議案と総理の演説を聞き、本当に自分の考えていることを自分の言葉で書かれたのか疑問に思いました。本来はもっと分かりやすく、抗議、制裁を明確にすべきだと思われていたのではないでしょうか、そのように思えました。

「国会として抗議案を決議しました」というアリバイ作りに思えてなりません。

交渉事ですから相手がどんな国かを考え、その北朝鮮の立場に立って一番嫌な事と一番望んでいる事を考えるのが第一ではないでしょうか。

世の中では「したたか」の塊と思われている国会議員が480人も衆議院に居るのに、こんな何の役にも立たない「抗議決議案」を全会一致で採択しているのは役所の皆さんの手の上で動いている証左のように思えてなりません。
コメント
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