今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

ソロモンの指輪/マリポーサの花

2008-11-09 10:47:45 | takarazuka
ソロモンの指輪/マリポーサの花


宝塚雪組公演見てきました。
ハリーとオギーという準ゴールデンコンビ(笑)の演目です
(ちなみに私のゴールデンコンビは柴田先生とオギーなのです)

ショー「ソロモンの指輪」がお芝居の前で約30分。短いし中途半端。
これで宝塚を退団する荻田浩一氏の退団作品がこれか…寂しい!
オギー!、これでいいのか!…ただため息 。
せめてもの願いは、辞めても宝塚との縁は切らないでほしい。
オギーワールドを実現できるのは、宝塚だけだと思うんだけどなあ…
残念です…(涙)


お芝居は「マリポーサの花」
正塚晴彦先生の作品。あてがきだけあって見事にハマってました。
熱い想いを秘めつつもクールな印象の主人公は水ちゃん(水夏希)にピッタリ。
ようやく水ちゃんの本領発揮的な作品。代表作になるんじゃないかな。

ただ…
全体的には暗いし、長いし。ちょっと疲れた…
もう少し短めにして、その分、ショーに時間を回した方がよかったと思う。
あと、歌が少なく台詞だけで淡々と進むので、歌好きな私としてはちょっと物足りなさも。

でも、正塚ワールド全開で雰囲気は大人ムードでなかなか良かったです。













宝塚BOYS

2008-08-28 22:53:23 | takarazuka
昨日、見てきました。
宝塚BOYS。
初演を見逃していたので、今回はぜひ見たかった。

で…

切なくて、胸がいっぱいになりました…
涙が溢れてしかたなかった…


宝塚大劇場の舞台に立ちたい!という男子達の前に立ちはだかる大きな壁
彼らの願いは、夢は叶わなかった。
けれど、夢に向かって努力する姿はほんとに健気で。
風貌に似合わず(ごめん!)みんな本気で一生懸命に夢をかなえようとする姿に心打たれました。
彼らの姿に一緒に泣き、一緒に笑って、舞台に立たせてあげて!と必死になって見てました。
でも、彼らの願いは叶わない…ということが判ってるだけに、結果がもうわかってるだけに、切なかったです(涙)


そして、当時の状況があります。
戦争の影が…
そんな時代の中で宝塚の舞台は夢のように光輝いていたのでしょう。
男子達をも‘あの舞台に立ちたい!’と思わせてしまう宝塚の魅力!


私は宝塚が大好き!
だから彼らの気持ち、よく判る。
切なかったです…


私の贔屓がトップ披露初日の挨拶で言った言葉を思い出しました。
-夢はかなえるのが目的ではなく、夢に向かって努力すること自体が夢なんだと思う-

夢に向かっていくことが、こんなにも切なく胸に迫る舞台は初めてでした。




劇中で歌われる「モン・パリ」や「オー!タカラヅカ」とか…一緒に歌いたくなった(爆)
























あのひと

2008-01-31 21:26:13 | takarazuka
シャーロック・ホームズにとって、彼女は常に『あのひと』だった。

女性に対してほとんど心を動かされないシャーロック・ホームズが唯一心を動かされた女性。
それが「ボヘミアの醜聞」に出てくるヒロイン、アイリーン・アドラーです。
男勝りの毅然とした勇気を持ち、大胆な行動力があり、知的で聡明な美しい女性。
ホームズは単にその美貌に心を動かされたのではなく、彼をまんまと出し抜いた、彼女の大胆と言えるまでの行動力と頭脳に敬意を持ったのです。

ホームズものは大好きですが、この話は特に好きなもののひとつ。
どちらかといえば女性に対して冷淡な感情をを持つホームズが、一人の女性に出し抜かれてしまう、というストーリーだけど、彼の失敗ぶりというより、アイリーン・アドラーの女としての魅力が読者をひきつけます。

事件の依頼をしたのはある国の国王です。
最後に褒美として、何がいいか、ホームズにたずねます。高価な宝石がいいか、私のいま身に着けているこの指輪でもいいぞ、と。

-いえ、陛下はもっと貴重なものをお持ちです。-

と、ホームズは言って、アイリーンの写真をもらうのです。
そして、彼は大事にその写真を鍵のかかる引き出しにしまうのでした。


ストイックな感情表現だけど、ホームズを愛するものにとっては、最大級の驚きです。
彼のアイリーン・アドラーへの気持ちの寄せ方は。
まあ、小説のなかでのお話ですけどね。
でも、ホームズ大好き人間にとっては、彼は生きてますから(爆)


なんで、この話を出したか、というと、宝塚で「エル・アルコン」を見て、主人公のティリアン・パーシモンとギルダ・ラヴァンヌの関係を考えてたから。
ティリアンにとって、女性もただ単に出世の道具のひとつとしか見ていない。
‘恋’なんて絶対ありえないんです。
このあたりがどうしてもホームズと重なる。
人殺しはしないまでも、ホームズだって事件解決のためともなれば、法律違反もやる人ですから。
第一、コカイン中毒者だからねぇ
って、関係ないか(笑)


フランス貴族の称号を持つ女海賊ギルダ・ラヴァンヌに対するティリアンの気持ちは単純な恋愛感情では毛頭なくて、同じ海に生きるもの同士の一種の「絆」のようなものだと思う。
宝塚仕様とするために、二人の関係をかなり変形させてしまっているのが惜しい。
最後もギルダをティリアンの腕の中でどうしても死なせたかったみたいだし。さいとーくんは(爆)
私の思いからすると、ギルダは海で死なせてあげたかった。
ティリアンと戦って。
原作のギルダの最後はとっても哀れだけど、ティリアンに海に生きるものとしての最大級の敬意をもって葬られていくんだから、それはそれで幸せなはず。
宝塚ではそこまではできないまでも、海に生き、海に還ったものとして、ティリアンと同等の描き方でもよかったんじゃないかと思っています。

で、最後に天国の白い場面で二人で歌えばいいのだ(笑)

まあ、ないものねだりはできないし、斉藤先生には座付き作家としての諸々の事情もあるのだろう…
って、随分理解のあるファンですね、私も(爆)








































アデュー  おさちゃん!

2007-12-10 00:01:23 | takarazuka
昨日は東京宝塚劇場へ花組さんを観に行ってきました。
おさちゃん(春野寿美礼さん)の退団公演です。
お芝居が「アデュー マルセイユ」、ショーが「ラヴ・シンフォニー」
アデュー マルセイユは小池修一郎先生の作品。
良かったです!
ストーリーに無理がなかった。
小池先生、絶好調じゃん(爆)
この調子で次回作、わが贔屓のスカピンもよろしくお願いします(笑)
そうなんですよ。小池先生の次回作はブロードウェイ・ミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」
通称「スカピン」
「紅はこべ」です。
小学校のころ読んだ、「怪傑紅はこべ」です。
CD、聞いたけど、かなり良さそう。小池先生が好きそうですわ。
日本初演になるんですよね。
しかし、いつの間にか、小池先生は宝塚の理事になられたんですね。M!のプログラムに書いてあった。予算たくさん付けてくれるといいなあ(爆)


話が脱線してしまいました…


ということで、ショー「ラヴ・シンフォニー」
作品としては普通の感じだけど、何といってもおさちゃんの退団、ということで、最後とか感慨無量でした。
大階段をバックに一人歌うおさちゃん。
思ってたほど気負いもなく、淡々と、でも綺麗に歌い上げていました。
千秋楽までまだあるけれど、私にとっては宝塚の春野寿美礼さんの舞台はこれが最後。
おさちゃん、お疲れさまでした。



























<番外編>
今回の舞台で印象的だったこと。
まっつ!まっつ!まっつ!
未涼亜希さ~ん!
いや~「マインド・トラベラー」でもいいなあ、と思ったんですけど。
凄い目立ってません?
フィナーレ、一人降りですよん!
私の好みって、小柄で声が良くて、歌が上手くて、芝居ができる、これですね。
改めて自分で自分の好みを納得しちゃいました(笑)
新たな発見!(爆)



シルバー・ローズ・クロニクル

2007-10-28 23:30:40 | takarazuka
今日は日本青年館で宝塚雪組の「シルバー・ローズ・クロニクル」という作品を観てきました。

宝塚にヴァンパイアものはつき物だけど、これもその一つか。

雰囲気が、エリザベートのようでもあり、ちょっと昔の「ロスト・エンジェル」っぽかったり。

主演の彩吹真央さんのオタクぶりが面白かった!(って、そこですか!(爆))

最後のガウン姿はフランツ再びって感じでした。

歌が上手いし、芝居もできるし、背も高くてなかなかカッコいい人。

トップになった姿が見たい!って言ったら気が早い?

ただ、押しの強さ、というか‘あく’のなさがネックかな~

何かギラッとしたものがあるといいのになあ~

瞳子ちゃんが雪組にいる頃、「イカロス」に出ているのを見た頃から、ちょっと気になってたジェンヌさんです。

明日がもう千秋楽。頑張れ~