今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

エリザベート ウィーン版 2

2007-04-12 23:01:32 | エリザベート
エリザベート

この前も少し書いたんですけど、もう少し詳しく。

主な特徴は
言葉 もちろんドイツ語
セット デザインが素敵。これ観ると日本版のセットって微妙?(笑)
そして字幕!やっぱりあると違う

それから…
なんと言っても、出演者、特に男性陣がみんなイケメン!(爆)


トートのマテさんはちょっと太めのイケメンです(爆)
衣装が白いから、余計に。
ヨーロッパ風プレスリーかな?(笑)
お顔は死神らしいメイクしてたけど
でも、1月のガラコンサートの時よりは、少しスマートだったかも。
セットで、動くつり橋状のものがあるんですけど、そこにロープが何重かに張ってあります。
勢いつけてそこに寄りかかったりすると、ちょっとプロレス連想しちゃいました(爆)
マテさん、ごめんね~


お薦めは、何と言ってもルドルフ役のルカス・ぺルマンくん
ロビーの売店ではルカスくんのCD、2つも売ってました。
長身、王子っぽい雰囲気
繊細な感じ
とくれば、人気出るよね!
と、思っていたら
梅芸のチラシに入ってました。
来年1月~2月のミュージカル「ファントム」に大沢たかおと共演だそうな…
うーん、そう来たか!
観たい!しかし、チケット大変そうだにゃぁ…


話を戻して
ルキーニ役、ブルーノ・グラッシー二さん、歌がうまいです!
歌がうまくて、いい声で…ハンサムだし…(って、そこか!(爆))
が、しかし、テロリストには見えなかったかも。
カッコ良すぎて(笑)


フランツはとってもスマートでした。
優しそうで…
ハンサムだし、素敵でしたね。
…何だか、ハンサムを連呼してるね、私(笑)


主役のエリザベート役、マハ・ハクフォートさん
素晴らしい!
1月のコンサートでも思ったけれど
らくらくと‘私だけに’を歌っちゃう。
カッコいいです。


カンパニー全体が誰か一人が抜きん出てる、という感じがなくて、みんな一体となってる風で、見ていて、疲れません。
とにかく、みんなの歌が安心して聴いていられる。
オーケストラもウィーンから一緒にきてます。
全員タキシードに蝶ネクタイ
カッコいいねえ!
ちょっとオペラハウスの気分でした。


セットは動く釣り橋みたいのと、丸い回転舞台が二つ、あと動きもの。
これは観てのお楽しみです。って言っても、DVD観てる人には判っちゃうけど(笑)
遊園地みたいで…
私も乗りたい!
面白いのは、床のセットが釣りものになっていて、後ろから徐々に下がってくるところ。
床が市松模様になってるの
あれはチェス盤なんですね。


あと、エリザベートのポートレートのようになるところ。
1幕最後、額縁が出てきて、その中にエリザベートがいる。
絵になってます…
照明が間接照明のような感じなので、陰影があって、素敵でした。


オペラの本場だけあって、音楽とセットの動きがスムーズでよく合ってます。
観てて、無理がない。それでいて、ダイナミックな動きもあって…
演出はハリー・クプファーさん
オペラ演出で有名な方ですね。
さすが、と思いました。
セットも重厚で、モダンで、デザインが素敵です。
せりも多用されてます。
せり大好きな私としては嬉しい限り(笑)


DVDには字幕がないので、言葉が判らず、日本のエリザを思い浮かべながら見ていたんですけど、
「闇は広がる」の場面が、日本語の意味と合わないような気がしてた。
どうして、ああいう演出になるのかな、と思っていたけど、
実際の舞台を観て、謎が解けました。
というか、字幕で判った
やっぱり、言葉の意味が日本語バージョンは少し変えてあるんですね。
パンフレットにはドイツ語の歌詞も載ってました。
後で読んでみよう。


ウィーン版演出の舞台が観られるのは、大阪だけ。
ハリー・クプファー演出の舞台をぜひ、観ておきたかったので、嬉しかったです。
東京はコンサートバージョン
衣装も付けて同じ演出の流れでやるとか。
1月にガラコンサート観たとき、素晴らしくて、大阪まで行かなくてもいいかな、と思ったくらい。
だから、東京も凄い期待してます。
きっと、違う演出の舞台になるような予感。


ところで、話変わって…
脚本のクンツェさんは4月のはじめ、宝塚を訪問されたようです。
今度宝塚版「エリザベート」を上演する雪組のお稽古場を訪れて、アドバイスしている風景が宝塚専用チャンネルで映ってました。
英語で喋ってました。
なかなかハンサムでカッコいい方です…って、また、そこですか(爆)
しかも、現在公演中の我が贔屓の公演もご覧になったとか!
うわわわ
あの日本のさくらのレヴューをどう感じられたのか…
ぜひ、感想をお聞きしたいものです。


写真は梅芸ロビーで売っていたエリザベートのポストカード。
モーツァルト関係のものもあって
なんと、誰かさんと同じ、ピアノの鍵盤のデザインだった!
ちょっと長くて買うの諦めたけど
定規が面白かった!
可愛かったです…
































エリザベート ウィーン版

2007-04-07 17:56:31 | エリザベート
エリザベート ウィーン版
本家本元 ウィーン版の『エリザベート』を見ました!

斜めに上がり下がりする釣り橋?(爆)みたいのが迫力~

せりと回り舞台が多用されて、面白かった。 他にもいろいろと動くモノが…楽しい!


DVDと同じだけど、字幕がある!(爆)


意味がよく分かって、新たな発見も…


照明とか衣裳とかすっきりしてるけど、格調高く、陰影深く…遊びごころもあって、チケット代のことがなければリピートしたい!(爆)


劇場前にトミーのポスターがありました。


ウィーンミュージカル「エリザベート」来日記念コンサート

2007-01-07 20:49:10 | エリザベート


一昨日、見て来ました。

ウィーン・ミュージカル「エリザベート」来日記念コンサート
新宿コマ劇場

私、実はこのコンサートやら、梅芸での公演やら、その後の新宿コマでの公演とか
一連の流れを全然把握してなくて…
どんな形式でやるのか、判ってませんでした。

で、今回のコンサート、1部はなんと!
トークでした…




そっか…
ゲスト出演はそこだったのか。
幕が開いてわかった(爆)

司会進行が後藤田千栄子さん。
最初にエリザベートの紹介というか宣伝の映像が流れます。
その後、後藤田さんの紹介でゲストの元宝塚歌劇団の美々杏里さん、彩輝直さん、稔幸さんが登場して
各々出演された宝塚版エリザベートのお話をしました。

舞台写真が出て、そのお化粧とか扮装の苦労のお話が中心でした。

その後、作曲者のシルベスター・リーバイさんが登場されてご挨拶のあと、ウィーンからいらした、エリザベート役のマヤ・ハクフォートさん、トート役のマテ・カマラスさん、ルドルフ役のルカス・ベルマンさんの登場。

舞台上には通訳2名を含んだ10名がずらっと並びます。

マヤさんたちは日本語で「明けましておめでとうございます」とご挨拶
なかなかお上手でしたよ。

後藤田さんから役での苦労とか、の質問が出てそれに応える形でした。
ルカスさんが一番若くて、話がそのことになると、他の二人がふざけて席を立とうとしたり…
和気藹々とした雰囲気でした。
ルカスさんは写真より髪が長くて、あの風貌でルドルフの衣装つけたら、人気出そう…
「ロミオとジュリエット」のロミオ役との紹介もありました。
う~ん、ぜひ、見てみたい!
マテさんはDVDよりもお腹のあたりに貫禄が…(爆)
マヤさんは思ったより、細いなあ、という印象でしたが、2部になってそれは覆ります(爆)

そして、ウィーンからの引越し公演の概要がリーバイさんから説明がありました。
梅芸ではウィーンの舞台をそのまま上演するのですが、新宿コマではコンサート形式での上演になります。
衣装も全部つけて、照明も工夫して、初めての試みになるので、期待して欲しい、ということでした。

私は完全な引越し公演は梅芸だけだと思っていたので、絶対見なきゃ!と思っていたのですが、新宿コマでも出演者も全部ウィーンからのメンバーで上演する、と知って、無理に大阪行かなくてもいいかな~なんて(爆)

エリザベートのコンサート形式上演は宝塚でも観ているのですが、かなり満足できるものでした。
3月~4月にかけては自分的にはTOMMYと宝塚で大変なので、どこでエリザを見ようか、と悩み中だったから、リーバイさんの説明を聞いて、ちょっと考え直すかも。

でも、やっぱり、ハリー・クプファーの演出は見たいし…やっぱり悩む

最後マヤさんたちからもウィーン版エリザベートの宣伝があって、1部は終わったのでした。


で、いよいよお待ちかね、コンサートです!

舞台上にはフルオーケストラが60人くらい?
その後ろにコーラスが男声と女声各6人づつ。
ドイツ語です。
字幕はなくて、よかったです(爆)

曲目はプロローグから始まって全14曲。
エリザベート、トート、ルドルフ、フランツ中心の曲。
フランツ役はルカスさんと日本側の稔幸さんが分担してました。

稔幸(ノルさん)退団してからかなり経つのに、男役をやるのはほんとに大変だったと思います。
でも、夜のボートでマヤさんとのデュエット部分ではきちんとドイツ語で歌ってて…
偉いっ!
男役の声を出すだけでも大変なのに~

「闇は広がる」のトートとルドルフのデュエット、後半、なんと、日本語でした!
最初、一体何が起こったのか、とビックリ!
全体的にロック的な感じがして、これは言葉の違いかな~と思ってるところに、「やみはひろがーる…」ときたものだから(爆)
ドイツ語って日本語みたいに、母音で終わらないから、言葉がくっきりしてますよね。
同じ音楽でも印象が違う。
CDで随分聞いてるけど、やはり本物は印象が強いなあと。

マヤさんの「私だけに」は素晴らしかったです。
声がらくらくと普通に出ちゃう。
日本の舞台だと、必死に歌ってる感があって、見てる方も苦しくなる時があるんですけど、そんな心配は一切なし!
心地よく音楽に身を任せて聞くことができる。

マヤさんは1部ではブラウスを着てらしたんですけど、2部ではイブニングドレス。
胸から上が露出してるんですが、外国の人って痩せてみえても肉付きがいい、というか、骨格がしっかりしてるというか、肩とか全部出しても寒々しい感じがしないですね。
やっぱり、ああいうドレスは日本人には似合わないのかなあ…
それと、マヤさん、DVDより若く見えました(失礼?)
髪型の影響かも?

指揮はリーバイさん自らされました。
キッチュのところでは、ノリノリで客席に向かって合図をしたり、大活躍でした。
全体的に感じたことは、ありきたりかもしれないけど音楽の素晴らしさ。
やっぱり、エリザベートは曲がいいなあ!と。

ヨーロッパ的な光と影の香り豊かな感じ…
大好きです!
もしかしたら、コマにリピートしちゃうかも(爆)

最後に…
リーバイさんのお話で、一番印象に残ってるのは宝塚での初演のことだ、との言葉に胸が熱くなった私。
そうです、雪組の初演の成功がなかったら、日本での今のような成功はなかったわけで…
その初演を大劇場で見てることは私のプチ自慢(爆)
その初演で子ルドをやり、新人公演でトートをやった瞳子さんがトップになる年にウィーンからの引越し公演があるのも嬉しい。

なんだか、とっても長い記事になっちゃっいました。
すみません…

引越し公演への大々的な前宣伝的なイベント、と言う感じの舞台でしたが、あの素晴らしい音楽を聴いて、
エリザベートへの‘愛’を再認識したのでした。

これって、主催者の思うツボ?(爆)