見てきました!
映画 アンヴィル!~夢を諦めきれない男たち~
アンヴィルというヘヴィメタルバンドのドキュメンタリー映画です。
こちら
最高傑作!という言葉が見えるように、ホントにいい映画です!
人生は夢を諦めちゃいけない、絶対に!
たとえ今どんなつまらない人生を送ってても。
なんていうか、ただのロックバンドのドキュメンタリーではないです。
もっと熱い、前向きな、一途に夢を追いかける男たちとその男たちを見守る家族。
愛と友情と感動の映画です。
世間的にはすでに忘れられたバンドの彼ら。
でも、パーティーではおバカっぷりを発揮する(笑)熱いファンがいて見守る家族がいて。
そして彼ら自身がバンドを捨てていない。ビッグになることを諦めていない。
「俺達は再結成バンドじゃない。ずっとアンヴィルなんだ!」
まずその前向きさに胸が熱くなる。
バンドを始めた少年の気持ちそのまま。その純粋さは50歳になっても変わらない。
フェスのバックステージで大御所に話しかけても、「はあ?」みたいな反応されてしまう彼ら(爆)
ヨーロッパツアーでの段取りの悪さ、トラブル続きには思わず笑ってしまう。
そして笑いながら見てるうちに、いつのまにか泣いてるんです。
うるうるしっぱなしでした。
最後は涙ボロボロ。
ラウドパーク、日本で開催されたんですよね。
なんだか日本が凄くいい場所であることが嬉しかった。誇らしかった。
人はだれでも諦めながら生きている。
「諦め」の部分を心の底に沈めて生きている。
でもアンヴィルはいつまでもアンヴィルだった。諦めてない。
この映画のことを知るまで、私はアンヴィルというヘヴィメタルバンドを知りませんでした。
このドキュメンタリーの中で、いい曲作るだけじゃ売れないんだ、タイミングなんだ、という言葉が出てくる。
マネジャーを探し、レコード会社を探しながら、つまらない仕事しながらバンド活動を続けてあがき続ける彼らの姿は、かつて夢はあったけど今は仕事に追われて日々埋没している自分たちと重なるものがある。
だから泣けるんだと思う。
客席にサラリーマン風の人たちが多かった。おばさん年齢(自分含む)も多かった。一人で来てる人も。
金曜の夜、ということもあるかもしれない。アンヴィルのファンの年齢層なのかもしれない。
でも、平日夕方6時半に映画館に来る、というのは働き盛りの人にとって至難だと思う。きっと、一生懸命仕事やり繰りしてきたんだろうなあ…
そして、そうまでして見る価値は絶対にあるっ!!!
そんな映画です。
メタルバンドの話だけど、へヴィメタ全然知らない人にも絶対お薦め!
それと、へヴィメタ好きのいのうえひでのりさんとか、バンドやってるクドカンあたりが舞台化しないかなあ。
面白くなると思うんですけど。