今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

エリザベート 武田トート

2006-05-20 12:19:03 | musical
エリザベート 武田トート




ミュージカル『エリザベート』
トート武田真治バージョン、観てきました!
‘死神’というより‘悪魔’のよう。
それも、凄いいたずら好きの‘小悪魔’!
人を不幸にして、反応を見ながら喜んでる…っていう感じかな。
で、それがちょっと、可愛いかったりする(笑)












歌はですね…
惜しい…っ!
もうちょっと…という感じです
でも男らしい、素敵な声。
特に低音がいいです。
2幕最初の「二人で踊るとき」?だっけ?
あの歌が特によかったです。
小柄な体つき、ちょっと女性的、中性的な感じがするんですけど、見かけはね。
でも、声は凄く「男」です。!

舞台で歌うことにまだ慣れていないせいかも。
最初、声質が他の出演者の人たちと比べて、ちょっと異質な感じがしました。
なめらかではないんです。
ちょっと、ざらざら感というか、そんな気がしました。
音への乗り方、というか音の取り方もちょっとぎごちない印象でした。
もっと、舞台で歌うことに慣れてきたら…すっごくいいトートになりそうな予感です。
歌い方自体は、山口さんを見習ってるのかな?と思うこと多々あり。
山口祐一郎ファンのひいき目でしょうか…
でも、きっと、かなり勉強されたんでしょうね。

そして、小柄ということもあって、振り付けが随分違います。
それに伴って、まわりの人の動きも違います。
あまり、絡むシーンが少なかったかも。
特に「闇は広がる」
セットの上からトートが降りるとき、武田さんはポールにつかまって滑り降りてきます。
ルドルフとの絡みも全然違う。
山口さんに比べると、いろいろと動きが多い。
山口さん、あまり動かないから…余計感じました(爆)
でも、新鮮な感じで良かったです。
武田さんの動きはちょっと爬虫類系?軟体動物を連想させますね。

衣裳がとっかえ、ひっかえ、たくさんあります!
一見、トートダンサーのような、胸を大きくはだけて、シースルーだったり、レースっぽかったり。
カフェのところは、チョコレート工場のジョニー・デップを思い出しました(笑)
可愛いの!
全体的には、上半身、特に胸板あたりの露出がかなりあって…
鍛え抜かれたお体を拝見させていただきました…って、どこを見てるんだか(爆)

私、ちょっとあっきーヴォルフを思い出しました。。。。
狂乱の場あたりの。
あっきーのはだけた胸板を思い出しちゃいました(爆)
あっきーの胸板は歌を歌う人の鍛えられた肺、いや胸、という感じがしたけど、武田さんは筋肉的に凄く鍛えてる、という感じ…
いや、体ばかり見てたわけではありませんが(爆)
印象です…あくまでも(笑)

そして、子ルドが治加来くんでした!
可愛かった~ウルウル

ルドルフはパク・トンハさん
声がよく出る~
柔らかな声です。
すっごく、きまじめなルドルフでした。

一路さんは結婚の報道があったので、カーテンコールとか、出演者から盛んに声かけられたりして、恥ずかしそうだったけど、とっても嬉しそうでした。
思えば、初演の時ですからね~(遠い目)

武田トートが小柄で「黄泉の帝王」というよりは「小悪魔」的、「死神」というよりは「妖精」的のような感じがして、観ながら、どういう訳かあっきーを連想してました(笑)
あっきーがトートを歌ったら、どうなるのかな…と。
そしたら、聞くところによると、昨日同じ公演を観てたみたいですね。
私は2階だから、判らなかったけど。
ちょっと今は想像できないけど…聞いてみたい気も…(爆)

武田トート、今まで見慣れてきた山口トートとは全然違う感じだったけれど、とっても面白かった!
最後のフィナーレ、カーテンコールでもお辞儀の仕方とか初々しい感じがしてよかったです。
場数こなして、舞台上での歌がもっと整ってきたら、凄く楽しみな存在になると思います!