2006年ベネチア国際映画祭 金獅子賞グランプリ
ジャ・ジャンクー監督作品
試写会見てきました。
10回くらい試写会があって、今日が最終日
ということで、狭い試写室が超満員
酸欠になりそうでした(爆)
静かな映画でした。
映像による散文詩…のような感じ
ダム建設によって水の底に沈むことになる、2000年の歴史を持つ古都奉節(フォンジェ)
連絡のこない夫を探しに来た妻、16年間音信が絶えた妻を探しにきた男を中心に、沈む町に住む人々が淡々と映し出される。
ダム事業のことをことさら批判する訳でもない。
先祖代々住み慣れてきた場所を離れなければならない怒りを強調する訳でもない
国家的事業の前にはなすすべもなく運命に身を任せなければならない普通の人々をただ淡々と描く。
日本のように山間の村が沈む、というレベルではない。
大きな町が沈んでしまう
中国って大きいなあ…と、実感。
大陸的です
北京オリンピックとか国家的事業の裏側で人々の生活が大きく変化していくことを、ただ川が流れていくように映し出しています。
普段着の中国を見た気がしました。
…が
…しかし
淡々としすぎて、何度か睡魔に襲われてしまった…すみません(苦笑)
8月18日からロードショーです。