今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

ルドルフ

2008-05-27 22:25:40 | インポート
ルドルフ
見てきました。

ルドルフと言えば、どうしてもエリザベートを連想するけれど、この作品は音楽がワイルドホーンで、ヨーロッパの雰囲気はありません。

アメリカ的な明快さが現れたルドルフでした。その分悲劇的な雰囲気はどうしても薄れます。


宝塚の「うたかたの恋」のイメージもあるし…


もう少し胸に迫るものが欲しかったかな~


舞台のセットや照明、色使いがとっても綺麗で感動。床に当たったライトの上をダンスしていくところとか、光と影を工夫したビジュアルが秀逸。素敵でした。

胸に迫るものがもう少し、と思ったのは、マリーの役柄というか、設定かな。


確か、心中した時、彼女は二十歳になったばかりじゃなかったっけ?


もう少しビジュアル面からも少女のような雰囲気を漂わせて欲しかった。なんだか、普通の恋人同士のように見えて残念。


芳雄くんは熱演でした。着実に役者として成長してるなあ。


岡さん、キャンディードのなんとか先生?みたい。やっぱりいい声ですね~。


あと印象に残ったのは、知念さんと御者さん。おっと、浦井くんも。動きも綺麗だし、歌も凄く良かった。

ニイロくんは残念というか、もったいない。もう少し見せ場があれば良かったのに。楽屋で何しているんだろうか(笑)


ウィーン・ミュージカル・コンサート その2

2008-05-27 00:26:06 | musical
さて、第2部は
「モーツァルト!」と「エリザベート」です。


☆モーツァルト


「ここはウィーン」
「愛していれば分かりあえる」 ルカスとマジャーン
「心を鉄に閉じ込めて」 アンドレ
「ダンスはやめられない」 マジャーン
「星から降る金」  マヤ
「神よ、何故許される」 マテ
「影を逃れて」 ルカス









































































































「愛していれば分かりあえる」
ルカス・ヴォルフの赤いコート姿…素敵!
イントロで「ちょっと待って」かな?日本語で。
マジャーン・コンスが「いやっ」って、これも日本語で。
25日マチネではルカスは「待って」のあと、「一目ぼれだよ!」って!
おいっ!(爆)
シャンドン伯爵はいいから(爆)
はしゃぐ二人が可愛かった…
ルカス・ヴォルフもおどけたり、甘えたり、ふざけたり…
やんちゃなヴォルフでした。


「ダンスはやめられない」
マジャーン・コンス、ルカスとあっきーのコンサートでも聞いたけど
その時より、こなれてる気がしました。
強気で、寂しくて、悲しい気持ちが一気に出てくる、感情が揺れ動くコンスタンツェ。
でも、マジャーンはコンスよりサラとかジュリエットの方が似合うかな。


「星から降る金」
マヤさん、らくらくとゆったりと歌い上げてました。
大船に乗ったつもりで聴ける~
心地よく、感動的な星金でした。


「神よ、何故許される」
マテの迫力あるコロレド様。
声も凄いし顔も凄い(爆)
アクティヴでワイルドなコロさまでした。


「影を逃れて」
ルカスの力強いシャウト!
痺れた~!
最後もオクターブ上げて、渾身の歌い上げ。
素晴らしかったです!
誰かさんのシャウトも天下一品だけど、ルカスも凄いよ~


いや~
このメンバーでM!の上演、日本でしてくれないだろうか…マジで。
無理かな~


で、ここでマヤさんのインタビュー
ファンのプレゼントで浴衣をもらって着た時、左前に着てしまったらしく、急いで直したとか。
今度ビルボード・ライヴでやるコンサートの宣伝もしてくれました。
なんで、大阪だけ~?
東京でやってくれたら行くのに~ジタバタ
チケットの販売もしてました。


☆「エリザベート」


「プロローグ」 マテ、コーラス、 ルカス
「パパみたいに」  アンドレ、マジャーン
「愛と死の輪舞」  マテ
「最後のダンス」  マテ
「私だけに」  マヤ
「エリザベート、開けておくれ」  アンドレ、マヤ、マテ
「私が踊るとき」  マヤ、マテ
「僕はママの鏡だから」  ルカス、マヤ
「闇が広がる」  マテ、ルカス
「夜のボート」  マヤ、アンドレ
「ヴェールが降りる(愛のテーマ)」  マヤ、マテ


さあ、お待ちかねです。
もう、エリザの引越し公演の感動再び!って感じでした。


「プロローグ」
ルカスがルキーニでした。
で、ルカス・ルキーニとマテ・トートの‘エリーザベッ’の掛け合いが凄い迫力でした。
ルカス・ルキーニ、ちょっとツボ!
良かったです!


「パパみたいに」では、マジャーンがミニスカートで、びっくり!可愛いよ~
でもって、パパは鞄からおもむろに櫛を取り出して梳かし始める。
それをマジャーンがくしゃくしゃにしてしまって、アンドレが直したけど、まだ髪の毛が立ってて…
それが可笑しくて、マジャーンは素で笑いながら歌ってました。
パパアンドレはマイクを鞄から出すのだけれど、あれっ?これ何?って感じが面白かった。


「愛と死の輪舞」は日本語で。
これってドイツ語バージョンは無いんですよね?
日本語とハンガリー語かな。
でも、マテはハンガリー人だから、ハンガリー語(=マジャール語?)で歌ってもよかったのに、わざわざ日本語で歌って、サービス精神が凄いなあと思いました。
日本語で一生懸命歌うマテが可愛かったです(笑)
ところで、マテのインタビューの後だったか、指揮者の方がはしゃぐマテのことを「ハンガリー人だね」って(笑)
私たちから見るとドイツもオーストリアもハンガリーもみんな同じく見えるけど、違うんだなあ…


「最後のダンス」
25日はマテ・トート、客席下りて、お客の膝の上に身を横たえたり、顔を押し付けたり…いや、基いっ…顔を近づけたり…
かなり、やりたい放題でございました。
私は遠めに見ておりましたが…
みなさん、びっくりされたんじゃないのかな。
うらやましいっ!(爆)


「私だけに」
マヤさん、さすがにゆうゆうと歌われてました。
もう、安心しきって聴けるから、ただただ心地よい感動に浸れます!
何度も言うけど、ほんとに素晴らしい。


「私が踊るとき」
マテ・トートとマヤ・エリザの緊張感溢れる掛け合いが素敵!
マヤさんのドレスがシンプルだけど、とっても素敵でした。


「闇が広がる」
火花が飛び散るような緊迫感に満ちた闇広
最高、というか、圧倒された、という感じ。
力技か。
素晴らしかったです。
マテとルカスの歌声がスパークしてバチバチって、青い火花が出てるような雰囲気でした。
しかし、ルカスはあんなにのけぞった格好でよく歌えるなあ、感心。


「夜のボート」
後ろのスクリーンに濃い夕焼けが映る。
その前で歌う、フランツとエリザベート
珠玉の名曲ですね。
感動の連続!


カーテンコールはエリザベートのエンディングの曲
一人一人登場するたびに、凄い拍手。そして歓声と口笛!
曲がキッチュになると、舞台と客席みんなで「キッチュ!」って、手を振り上げて、凄い盛り上がりました。


拍手がなかなか鳴り止まないなか、「闇が広がる」をマテから順々に他の出演者に歌いついで行きます。
そのたびに拍手と歓声が凄かったです。
そして、客席も一緒に手拍子で歌って…
舞台と客席一体となって、闇広を歌いました。
最高でした!

25日は何回目かの幕上がったとき、急だったのかオケの人も出演者も準備ができてなくて、袖に行こうとしてるみんなが大慌てでポジションに戻ってて…
楽しいところを見ちゃった!って感じで…お得な気分になりました(爆)


ホントに楽しかった!
普通のコンサートの何倍かの内容、濃い~コンサートでした。
時間も長かった~
でも、大満足~
素晴らしいウィーンのミュージカルを堪能させていただきました。
また、こういう機会があればいいなあ!


物販は全部見る暇がなかったのですが、
プログラムとウィーン版エリザベートDVD日本語訳付きを購入。
それと、このコンサートのライブCDの予約をしました。
24日はCD予約が1階客席のロビーで、凄い混雑してたんですが、24日は一つ下の階で予約受付してました。


本当に楽しいコンサートでした。
今度はいつ?
1年に1回くらい来てほしいですね(爆)