ゾロ ザ・ミュージカル を見てきました。面白かった!楽しかった!
凄く、凄く熱い舞台でした!2月19日(土)12:30
日生劇場
演出:クリストファー・レンショウ
音楽:ジプシー・キングス
ゾロ/ディエゴ 坂本 昌行
ルイサ 大塚ちひろ
ラモン 石井一孝
イネス 池田有希子
ガルシア 我 善導
アレハンドロ総督/老ジプシー 上條恒彦
スタッフはロンドン公演そのままのスタッフのようで、特に演出とかが、日本の演出家にはない、立体的というか、歌舞伎でいうところの‘けれんみ’たっぷりで、凄く面白かったです。
舞台セットも高さがあって、動きがあって、見てて飽きない。
火も出ます。ゾロの「Z」の字が火で書かれたり、ジプシーの歌のところとか。
あと、スタント。ゾロが出てくるところが、舞台のあっちこっちからロープに釣り下がって飛んでくるんですね。ターザンみたいに。
日本の演出家ではあまり無いですよね、こういうの。
ルイサを助けに7人のゾロが出てくるところも、違和感なくて面白かった。
音楽がジプシーキングスで哀愁漂うメロディと力強いリズムで、血が沸き立つよう。ノリノリというか、熱い~!
ダンスはフラメンコです。ダンサーさんにスペイン人の方たちが半分くらい入っていて。迫力が凄い。
しかもイケメンさん多くて眼の保養ばっちり(爆)
主役の坂本昌行さん。初めて観ました。
凄くよかったです。
テレビで見るより、ずっと存在感があって輝いてる。
歌も声がよく出ていて、上手いです。
‘ジャニーズ’というレッテルがあって、どうしても先入観に囚われてしまうけれど、いい意味でその観念を裏切ってくれる人ですね。
ジャニファンだけでなく、もっと、一般のミュージカルファンに観てもらえるといいなあ。
敵役のラモンが石井一孝さん。
歌のソロが無いのが残念。
狂気に走る怖さと自分を見失う滑稽さのバランスが上手い。
フィナーレのフラメンコもカッコよかった。
ジプシーの姉御、イネスが池田有希子さん。
迫力ありました。歌って、踊って、存在感があって素晴らしかったです。
アワ・ハウスとナインと観たけど、今回の役が一番貫禄たっぷり。
出演者がみんな適材適所、実力者揃いで見ててストレスが全然ありませんでした。
オーケストラはなく、ギター中心のバンド編成で、特にスパニッシュギターの方が出演者として舞台上で演奏していて、とてもよかったです。
心に残るスパニッシュギターの音楽と、情熱的なフラメンコと、カッコいいゾロのアクションと、凄く楽しいエンタテメントでした。
また、ぜひ、再演希望!って、気が早いかな(爆)
それと、「ゾロ」というのは「狐」のことだったんですね。知らなかった。