オーチャードホールってクラシックとかミュージカルとかロックとは縁がない会場と思っていたけれど、
ググってみたら、シンディ・ローパーやエルビス・コステロやレオン・ラッセルなんかもやってるんですね。
この前来たのはワイルドホーンのコンサートだったし。こんなにロックもやっているとは知らなかった。
東急繋がりで「ロックオペラ モーツァルト」のチラシとか置いてないかな、と探したけれど、会場内にはやはりクラシック関係のチラシしかなかった(グスン)もっと宣伝してくれい。あ、文化村のチケットインフォメーションには置いてありました。ほっ。
やはり、表向きはクラシックなんだなあ、と。
で、本題。
パティ・スミスがオーチャードホールでライブコンサートと知って、会場が埋まるのか、と勝手に心配してしまいました(苦笑)
前日はSHIBUYA-AXなので、行くならそっちかな、と思っていたのですが、都合によりオーチャードの方に行ってきました。会場は2階3階までお客入ってました。かくいう自分も2階席。しっかりオペラグラス持参で行きました(爆)
いやー、もう、よかったです!!!!!
最高!!
パティ、凄い!66歳なんて思えない!!!
思ってたより肉付きはよかったけど(爆)
声がねえ、半端なく力強い。
言葉をきっちり1語1語きちんと発音するんですね。だから聞いてて単語が拾える率が高いというか。その力強さでビシバシと伝わってくる。詩人でもあるし、言葉の伝え方、言葉を伝えようという意志が明確なんだと思います。
髪を小分けにして三つ編みをたくさんぶら下げて、ニットキャップをかぶって、大きめの黒いジャケットにブルージーンズにブーツ。
演奏途中でその三つ編みをだんだんほどいていくんですね。適度なウェーブがでた髪形が素敵で。最初に三つ編みで出てきたとき、思わず可愛い!と思ってしまいました(笑)
そしてドラムセットのところには花が飾ってありました。ドラムヘッドというんですか、バスドラに「絆」の文字がありました。
曲目は
最新アルバムの「バンガ」から「April fool」「Mosaic」「Fuji-San」「This is The Girl」
「Medley」「Banga」の6曲。
後は「ホーセス」から「Kinberly」、「トランピン」から「My Blakean Year」 、「ウェイブ」から「Dancing Barehoot」、「ゴーンアゲイン」から「Beneathe the Southern Cross」 、「イースター」から「Because The Night」、「ラジオエチオピア」から「Pissing in the River」、「ドリーム オブ ライフ」から「People Have the Power」と、代表的なアルバムから選曲されてたように思います。
で、本編はここでひとまず終了…
その後のアンコール は怒涛の「Rockn Roll Nigger」から「Gloria」
凄かった~
カッコよかった~
パティのエレキギターも聴けた!
パティの自然体なパワフルさ、というか、勢いというか、もう何と言ったらいいかわかりませんが
とにかく凄さに圧倒されました。でも、押しつけがましいところは全然なく、ちゃんとエンターテイメントになってるんですよね。
それが凄い。
「Fuji-San」と「Banga」には和太鼓が入りました。パティの声と相まってちょっと呪術的な雰囲気醸し出してました。
和太鼓の方とお辞儀して挨拶する姿が可愛かった。
あと、「My Blakean Year」では最初に仙台を訪れたことを歌にしてました。アコースティックギターで歌う姿もさまになってます。
また、途中で被災地の養護施設への支援募金をした人の中から抽選でパティからのプレゼント、というイベントもあり、和やかかつパティのパワフルさ、凄さに圧倒されつつ、こちらも力をもらった感動のライブパフォーマンスでした。
最初にも書いたけれど、パティ、御年66歳です。
それでこのパフォーマンスですよ。
それを目の当りにすることができて、ほんとに幸せです。