ミュージカル「モーツァルト!」で衣装を担当しているのは、有村淳さん。
宝塚歌劇団所属の衣装デザイナーの方です。
宝塚で有村さんが衣装担当だと「当り!」です(笑)
「モーツァルト!」の成功の要因の一つは、衣装の良さにもあると思うので、触れておきたいと・・・・
ヴォルフガングの衣装は時代考証を無視したジーパンにスニーカー
そして上着の形はその当時のスタイルを取り入れて、素材は現代的。
これがすごく当たってる!
コロレド大司教様に楽譜を届けるときはジーンズ素材のコート。
ジーンズって基本的に普段着。
だからヴォルフの奔放さ、形式に捕らわれない感じがよく出てると思います。
こんなデザインだったら普段でもOKじゃない?なんて思ったりする。
プラター公園に遊びに行くときは、黒のレザー風素材のコート
ちょっとレザージャケットというか皮ジャンを想像させるような感じ。
このコート同じデザインをコンスタンツェも着てますよね、2幕で。
きっと二人の遊び着、おしゃれ着かもしれないなあ・・・・
遊び人?的なコート、衣装かと・・・
ちょっと不良っぽさもあったりして・・・・いいです!
そして、「なぜ愛せないの?」の時のブルーに白いチェックがデザインされたコート。
私はこれがとっても好き!
青年らしい、明るい色だし、すっきり爽やか・・・・
少年というより少し青年になったヴォルフにぴったりだと思います。
ツイードっぽい質感もいい。
コンサート場面で着てるから、コンサート用ですね。
言われなくても判るよ!ってと突っ込まれそうですが・・・(笑)
このコートの時はパンツもジーンズではなく白なので、ちょと改まった感じもあり、なかなかおしゃれ!
そして、「遅くなってゴメン・・・」のところの暗い色の刺繍の入ったコート。
これ、素敵です!(なんだか全部素敵っていってるみたい・・・笑)
男っぽくて、カッコいい!
一見地味だけど、よく見ると刺繍の入り方とか結構大胆。
宝塚っぽいんですね。袖とか背中の刺繍の入れ方とか・・・
後姿になったときも背中の刺繍が見えてとってもカッコいい!
この辺、宝塚テイストすっごく感じます。
有村さんの本領発揮といったデザインでございます。
小池先生も満足でしょう・・・・
「エリザベート」で唯一の弱点(?)はトートの衣装だと思っている私・・・
エリザも有村さんが衣装だったらなあ・・・と、真剣に考えてしまう。
最後にヴォルフガングの、そして「モーツァルト!」という作品の象徴でもある、あの赤いコート!
金の刺繍の入った素晴らしいコートです。
遠目に観るとただの赤のように見えて、実は生地の織がどっしりしてる・・・・
かなり重量がありそう・・・・
重厚で、それでいて心が沸き立つようなきれいな赤!
他の人たちの衣装が全体に暗めなので、余計あの赤が印象的です。
考えるとあのコートが登場するのは、最初と最後のカーテンコールだけ。
でも、観ていて心に深く残る色だなあ・・・と。
あと、睨下の衣装も2着だけだけど、いいです。迫力ある~!
特にブーツ!(爆)
私宝塚好きなので、ブーツには敏感(笑)です。
宝塚のトートのブーツもとっても素敵だけど、山口さんも素敵です(ホントに!)
あと、コンスタンツェの衣装も可愛い!
上がニットでヴォルフと合ってるし、白いドレスに黒のカーデガンなんかもさりげなくて、すっきりしてて・・・・・
あと、魔笛作曲の時、バーデンから帰ってきたときの、ジーンズの短い上着。
これも、形はその時代に合ってて、素材を現代風にアレンジした感じ。
有村さん、そしてスタッフの皆さんのアイデアがとっても光ってると思います。
なんだか、とりとめもなく書いてきましたが・・・・・
ヴォルフの衣装は全部好きだあ!!!!!!!!!!!!!!!ということです。。。。
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