東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

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西武渡辺監督のマネジメントはアンチ管理野球!?

2008-09-29 22:13:57 | ミニ経営戦略・戦術論
  西武渡辺監督のマネジメントはアンチ管理野球!?
 
  西武の優勝とオリックスの健闘振りが話題になっている。それもその筈、前年5位と最下位の2チームが1位と2位というのだから、評論家は形無しだ。
 監督が替われば、かくも影響するのか、会社経営も経営者次第で大きく変わる所は似ていると言えなくもない。
 渡辺監督は、徹底して怒らない、自主性尊重の姿勢を貫いたらしい。その代わり打てない時も、使い続ける勇気も大変だったろう。中村というバッターのような本塁打王と三振王をかねるような粗い打者を使い続け、他にもホームランバッターがつぎつぎ出て、他チームを震え上がらせる打線が出来上がったという。
 「2軍は教育の場、1軍は自主判断=自己責任」という渡辺哲学が花開いたと言える。管理野球と対極にある考え方のようだ。枠に嵌めない(伸び伸び野球)で勝利を勝ち取る…こんな幸せな監督、選手もあるまい。
 経営の中でも、(自由に考え実行する)のが理想だが、どっこいそうはいかないのが現実だ。渡辺流には、2軍時代に徹底的にしごいた、つまり教育した子飼いの選手がのし上がってきた…という背景がある事が見逃せない。
 先ずは、(管理)という縛りと(自主性)という自由とのかねあいをどう取っていくか? 続編で考えてみたい。(^_^)
 ※この事例は、「人は、褒めるのが伸びるのか、叱る方が伸びるのか?」というマネジメントの問いかけでもある。
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