陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

地震(11)-停電はずっと継続

2011-03-22 08:53:26 | Weblog
計画停電という名の、よう分からん停電がず~と継続するそうですなあ。
報道によると、福島県と茨城県の大規模火力発電所が、津波のために復旧見通しがたたんのだそうな。
今夏だけでなく、次の冬も継続し、家庭や職場の冷暖房の使用を厳しく制限するとのこと。

CO2削減のためには、大いに結構なのだが、
これでは事業活動が極めて大きな影響を受けますなあ。
首都圏を脱出する動きがでるでしょうなあ。
製造業は、首都圏のみならず日本脱出の動きが加速されるでありましょう。
それに加えて、別の懸念がありますなあ。
困ったことでござります。

それは何かと言うに、
地震と津波により新たな階層が生じつつあるが、
停電の継続で、それが固定化してしまうことでござります。
「生活の利便性」を基準とする、首都圏の現下の新たな階層とは、次のとおりでござります。

 1)都内(区部)の高級住宅地・高級マンション居住者(停電せず+電車運行)
 2)都内(区部)居住者(一部を除き停電せず+電車ほぼ運行)
 3)都内(区部)拘置所の拘留者(停電せず+電車の運行無関係)
 4)郊外居住者(停電+電車一部運行)
 5)ホームレス(停電・電車は殆ど無関係+ライフライン一部欠乏)
 6)郊外に住むプアな勤労者(停電+電車一部運行+ライフライン一部欠乏)

現実には、災害+人災により次の人たちがいますなあ。
 7)認定避難所にいる災害避難者(ライフライン欠乏小)
 8)認定避難所以外にいる災害避難者(ライフライン欠乏大)

避難者の方々には、頑張ってと申す他ないが、
他の人たち(1~6)は、
どこに住んでいるかが大きな岐路になるのでござります。
これが固定されるのでござりますからなあ。
さあ、このブログを見たあんたはんは、上のどの階層に入りますかな?
ワタシは、申すまでもなく「6」でござります。

ジブンはともかく、家族のためには一段でも階層を上がりたいが、
ワタシのクラスの上は、ホームレスでござります。
1~4に上れないならば、ホームレスの方が良い、ということでござりますなあ。
う~む。
事態が変わると、世の価値観は変わるものでござりますなあ。
今後は、3を目指すヤカラが増えるかも知れませぬなあ。

地震・津波に端を発するとはいえ、東電がこれを生み出したのでござります。
事業独占に伴う電力安定供給という社会的使命を、東電は見事に果たしておられるのでござりますよ。
そして、弱者ほど、その影響を被るのでござります。

いえいえ、そんなことを言うてはおられませぬ。
世のプア同志よ、
プア魂」でそんなものは跳ね返してやりましょうぞ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする