原発事故が収束！

先週末（12/16）、ノダが宣言しましたぞ。
「頭狂電力福島第１原発事故が収束した」と。
原子炉が冷温停止状態に達し、事故収束工程表の「ステップ２」が完了したので、「事故そのものは収束に至った」んだそうな。

おゝ、よかったですなぁ。　
ワタシも、そして国民全員が一安心でござります。
悪夢も終りでござります。
これも、頭狂電力をはじめ、政府の尽力のおかげでありましょうなぁ。
全ての対応が適切で、スピーディで、かくも素晴らしい政府をもって、われわれは最高に幸せでござります。
この時代に生まれた喜びをどう表現したらええんでしょうなぁ。

しかし、まあ、疲れますなぁ。　
過日の「TPP交渉参加に向けた協議に入る」も同じで、
海外でどう表現されておるのか知らないが、
どうにでもとれる、そして言い訳もできる言い方がお得意のようで、
いやぁ、なかなかお利口なスタッフがおるのでありましょう。
「まやかし」政権そのものでござりますなぁ。

昨日夜のNHKスペシャル－
「メルトダウン　～福島第一原発 あのとき何が～」を見て連想したことがありましてな。
先の大戦の「ミッドウェー海戦」でござります。
信じられないミスを、それも重要な判断ミスを連発して全滅に近い損害を被り、
それを境に、坂を転がり落ちてゆくのだが、
それとタブって見えましたがな。
一言で申すと、「アホ丸出し」でござります。
あの頃の政府指導者、現場責任者と何ぁ～にも変わっておりませんがな。
おりしも、NHKで「坂の上の雲」をやっているが、
日露戦争のときと正反対でござります。
幸運を呼び込む信念と努力が足りないのでござります。
もっとも、プアなワタシが言うても説得性がないので、あまり多くは言えないんですがね。

ここで、一つ予測をしましょうかね。
年明けには、もう一つの宣言が出るでありましょう。
『日本の財政危機は収束した』とノダが宣言するのでござります。
願望を言うたら、そういう気ぃになって、
そういう気ぃになったら、みんなが安心しますからなぁ。
『ことだま内閣』なのでござります。

こういう政府・行政機関を持つ、そういう政府・行政になってしまう、その根源は、
ワレワレが目先の安心を欲しておるせいでござりますかなぁ。