ヴィッツさんのエンジンOHを先月末からしていただいています。
いくらか前になりますが、エンジンが降りて、
そのバラしたエンジンの中身を見せていただくことができました。
自分のエンジンの中身。
見たことない人の方が多いんじゃないかと思います。
自分も今回が初めてです(笑)
2003年式の我がヴィッツ。
15年10万キロを走ったエンジンがどうなっているのか。
参考になれば…と思います。
これが取り外したピストンです。
購入したのは5年経ったところで23000kmで購入。
オイル管理は購入して以降は3000~5000kmで年4回の交換です。
そこそこ回して乗ってはいるつもりです。
ピストンにはカーボンが付着し、オイルリングには固着の傾向があったようです。
圧縮もいくらか吹き抜けがあるようで、ピストン脇についた茶色は
オイルが焼けた跡だそうです。
スラッジがやはり蓄積し、リングやパッキンは摩損している…。
オイルをこまめに換えても、避けるに避けられない内燃機関の負った宿命なのかも。
長く走っても元気だよ。
ついつい言いがちな言葉ですが、そんなことはないのだと。
距離を走ったことによる真実がこれなんだろう…と。
ヘッドは薬品に漬けて洗浄中です。
これだけスラッジが浮くのだ…と。
実はけっこうショックでした(^^;)
思った以上にエンジンが汚損していた事実には凹みました(汗)
細かく見てたつもりだったんですが。
ただ、社長と奥さんが言うには「これは十分以上にきれいな状態」なんだそうです(汗)
実際は開けた時にもっと汚くて、ガチガチに固着していることも多いのだとか。
これがクランク。
ヴィッツさんの心臓のその芯の部分です。
クランクというのは初めて触りましたが、思ったよりも重いものなんですね。
こいつが回って、今まで自分をいろんなところに連れて行ってくれたのかと。
感謝しかないです。
その後、きれいに洗浄したものも見せていただいたのですが、
これまたビックリするくらいに各部品がきれいになっていました(^^;)
エンジンの損耗状態ですが、社長が言うには「十分きれい」とのこと。
メタル、軸受け、ピストンやシリンダー内壁に目に見える傷はなく、
寸法を測ったところでも、きれいな状態だそうです。
メタルなんかはそれこそそのまま使える状態…とのこと。
スラッジやカーボンはどうしようもないけど、オイル交換によって
機械部分は保護されていたようです。
エンジンの状態は良好なようで、大きな修正や交換は要らないようです。
これで少しだけホッとしました(^^;)
他にいくつか加工した部品も見せていただきましたが、
嘘じゃなしに鳥肌が立ちました。
いいエンジンになってくれると思います。
そしてエンジンの整備に必要なスキルや手間にも驚愕。
これは本当に職人の領域です。
自分でも少しは手伝い…ということで、エキマニに遮熱シートを巻きつけることに。
友人に手伝ってもらって施工。
これで排気熱量増加に対する影響が少なくなれば。
クラッチも上位機種の純正流用で容量増加をすることになっています。
これも届けてきましたが…拙い仕事なので恥ずかしいですね(^^;)
先日エンジンが組みあがったそうで、今週中にはエンジンが載るとのこと。
シートも更新されるし、板金塗装で外観もいくらかリフレッシュです。
来月後半には走り出せるかしら?
のんびり待ちたく思います。
嫁さんのフィットと到着が競争ですね(笑)
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