昨日直ってきたばかりの姫様ことハイマチックEでございますが
せっかちな私のところへ来たのが運のつき、
今日早速、動作確認を兼ねて
試写+早速現像&プリントしてきました。
現像してみて分かったこと。
まずは…
とにかく手振れしやすい!…ということ。
手振れで「その時点でカイジくんはアウツ」って感じのが
少なからずありました(^^;)
全ての原因はシャッターボタンと、
その使い手にあると思いました(^^;)
この姫様のシャッターボタンなのですが、
すさまじくストロークが長いのです。
それをめいっぱいまで押し込まないとシャッターが切れません。
(機構的なものらしいです)
そしてその押し込み加重もけして小さくありません。
けっこう”ぐいっ”と押し込まねばなりません。
調子くれてドカンと押せば手振れるし、
それを恐れてそろそろ押し込むのも案外しんどくて
力の加減がやっかいなのです。
「ああ、これブれたな」と思ったものの他にも
結構な数が”アウツ”でした(^^;)
もっと言えば私にも責任があって
自分は今までカメラといえば、
シャッターボタンがフェザータッチのものしか所有したことが無く、
軽く触れてシャッターを切る癖がついているのですね。
慣れるまではピントを合わせたら、カメラをしっかり持ち直すほうが
良さそうです。
何より「撮る人」が40年前の基準を知って、合わせてあげないと
いけないのでしょうね。
何か撮ってて、昔に上野駅とかで、もう死んで居ない祖父さんに
あーだこーだ言われながら撮らせてもらってた時を思い出しました(^^;)
あとは…
レンジファインダーのカメラって、実は所有するのは初めてなンですが
2重像合致タイプの距離計って暗いと見辛いですねぇ(^^;)
MFの一眼よりマシという話も聞きますけど
私には目くそ鼻くそ…もといどんぐりの背比べに思えました(^^;)
α700や900の明るいファインダーとかAFに慣れていると
レンジファインダーでもしんどい条件がこんなに身近なことには驚きました(^^;)
これは今日が天気が悪くて、それも日没に近い夕方に
無理やり撮ったからであって
ピントも合わせ難いし、シャッター速度は遅くなるしで
試写には最悪の条件だったのかもしれません。
(しかも原始的なプログラムEEに開放であまくなるミノルタレンズですから)
ただ、動作確認としての成果はちゃんとあって…。
公園で撮った噴水…もとい花菖蒲園の水撒き。
水の噴き上げるところにピントを合わせたのですが、
ちゃんとピントは狙ったところに合わさるようです(^^)
これ以外にもピントは暗部以外では何とかなっていることが分かりましたです。
姫様の距離計が苦手な条件は・低照度・低コントラスト、のようです。
(これって当たり前かも)
またピシッときているところは随分しっかりしているようです。
一応今回はCD-Rにも焼いてもらってきたのですが
CD-RのJPEGデータで見るよりも、ネガをライトテーブルに置いて
ルーペでチェックした方が当然ながらよく見えました(^^;)
※一応写真をやる人間としての最低のマナーとして
ルーペとライトテーブルは持ってますです
明るい条件で、EEが絞り込む条件でならば、
もう一段以上びしっとした絵が出せるのではないかと。
一応何とか見せられそうなのを貼ってみます。
先に断っておきますが、試写は有体に言って散々でした(^^;)
上記3枚は今早朝です。
あとは…少なくともフジのネガフィルムを
姫様とコンタさんに入れるのは極力控えますです(^^;)
レンズの癖もあるのでしょうけど、姫様で撮ったフジでの写真は
シアンが強く、コントラストがシャドーに対してきついので
このような天気で撮るとひどく古臭く、陰鬱な感じに写ってしまいます。
これはコンタさんでも同じでして、
デジタルで普段撮っているからこそ気付いたと思います。
あと、冬の日の下で、これでもかと真っ黄色になるのも嬉しくないです。
何か撮った瞬間から10年前くらいになった気がします。
(フジのネガフィルムでばかり撮っていると写真はこういうもんと思い込んでしまいそう)
個人的にあまりシアンが強い写真は好きではないので
コダックなり何なりでこの後は様子を見てみたく思います。
ただ…古いカメラにコダックとか言うと、クラカメオタクのステレオタイプみたいで
できれば避けたいんですけどね(笑)
何か良いのがあるようでしたら、ご指南いただければ幸いです。
その前に撮影者を何とかしなくっちゃ(^^;)
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