坂本龍馬の放送を毎週楽しんでいる。
大学時代の同窓生に幾人か竜馬の片鱗を見出すことがある。生粋の土佐人であるK君はその代表選手だと思うが、それ以外にも四国出身の同窓生にその特質を垣間見ることができる。
一段の朴訥さや無類の人の良さや人柄の良さである。この点では損得勘定にたけているとよく言われる岡山県人とは大きな差がある。
何とかこの境地に近づきたいと思っているが、生まれつきの性格だからどうしようもないようであり、一向に進歩や改善すらままならないのである。
現代人にありがちな裏を読むというのか勘繰るというのか、あれこれ深読みをし、かえって本質から遠ざかってしまう悪弊を、龍馬のような感性で改められればどれほどこの世をまっすぐに生きられるかとも思うのだが、やはりままならないのである。