今月末ころには、若い鶯の下手な鳴き声が聞こえてくるかもしれない。
あの美しい声は、まさに練習の賜物で、鶯らしいしっかりとした美しい鳴き声を習得するには数週間かかるようである。
今は電子辞書に録音されている鳴き声で愉しむ以外にはない。
本日は、鶯を季語にして幾つか例句を選んでみた。
季語は次の7つである、鶯(うぐひす)、黄鳥(うぐひす)、匂鳥(にほひどり)、春告鳥、初音(はつね)、鶯の谷渡り、鶯笛
1.鶯や前山いよよ雨の中 水原秋桜子
2.一の谷より鶯の谷渡り 小田三千代
3.うぐひすの次の声まつ吉祥天 加藤知世子