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レコードは少々高くLPで当時2000円もしていた。当時の月収ではせいぜい月に一枚ずつ買うのが限界だったが、それでも爾来、こつこつとクラシック音楽を中心に買い貯めていった。この慣習は昭和49年(1974年)まで続いた。すなわちこどもの誕生の前まで、6年間レコードを毎月買い続けていた。集めたレコードは300枚ほどか。あれから今日までまた35年が経過した。しかしこの期間はレコードは買わなかったのである。従って自分のステレオ装置が遊んでいた期間である。遊んでいたと言えば語弊があるが、せっかくのオーディオもこどものおもちゃ代わりになっていたとか、CDを軽く聞く道具になっていたことなどである。一報、世の中からLPレコードがなくなりCDに変わってもいた。レコードを買わなかったのは、それなりにステレオをいじり、音楽を聴く余裕がなかったことのほかにCDという奴がどうも自分の感覚に合わないからだ。毎月一枚ずつ、慎重に(名盤を)選んで買ってきた自分をコケにしているような軽薄な商品にしか見えなかったからだ。ともかく、ステレオ装置は35年間自分の手元にありながら自分は「使って」いなかった。この間に音楽家の情報や識者の情報にも暗くなり、いつしかステレオ装置も長大な粗大ゴミにちかい存在になっていた。
2009年、アンプが動かなくなった。このアンプは、結構マニアックなもので中古品市場では「有名」なのだ。どうやらパワートランスに問題が起こったらしく、仕方がないので修繕に出した。ウン万円かかるのを苦痛に顔をゆがめながら承諾した。プレイヤーとかスピーカーなどのその他の機器は大丈夫そうだから、今年は少しずつ、昔のようにレコード鑑賞を楽しみたいと願っている今日この頃だ。
2009年、アンプが動かなくなった。このアンプは、結構マニアックなもので中古品市場では「有名」なのだ。どうやらパワートランスに問題が起こったらしく、仕方がないので修繕に出した。ウン万円かかるのを苦痛に顔をゆがめながら承諾した。プレイヤーとかスピーカーなどのその他の機器は大丈夫そうだから、今年は少しずつ、昔のようにレコード鑑賞を楽しみたいと願っている今日この頃だ。
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