田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

私と合唱--2006年に再会して

2010年01月07日 12時19分27秒 | 愛・LOVE・友 
2006年になって、「何かをしよう、そうだ健康のために声を出すサークルに入るか」という極めて場当たり且つ脳天気な動機で始めたのが合唱だった。合唱に参加してみて最初に思ったことは気恥ずかしさであった。いい年(67歳――当時)をして合唱ですか?声出るんですか?と笑われそうだからその言い訳も用意した。「イヤ、健康のためですよ、僕は声を出したいだけですよ、だから謡曲でも詩吟でも良かったんです」と。しかし、やはり音楽は自分には合っているのかも知れない。何となく合唱にも慣れてきて、今では仲間が出来た。しかも、外れることが赦されないような仲間が出来た。仲間の力とは恐ろしいもので、一緒に歌いませんかという情報も集まるようになった。気付いてみると昨年は、合唱関係のコンサートを足繁く見に行った。私が刺激したのか、その逆かはわからないけれども、わが兄妹3人(いずれも高齢)、妻、おまけに娘まで、近年どこかの合唱団に入り、ごちゃごちゃやっている。私にも臨時編成のコーラスに参加して下さいというお誘いが数回あった。例えば、2年前から田園調布カソリック教会でハレルヤの合唱をすること、クリスマスには娘の誘いで必ずミサに参加して聖歌を歌うこと等が恒例化しつつある。おまけに昨年は、職場(大阪)の合唱団の元メンバーの会にも参加し、フォーレのレクイエムの一部を一緒に歌うという素晴らしい経験も出来た。2006年に私が合唱を始めなければ、昔の仲間からのお誘いもお断りしていたことであろう。というわけで、合唱が今の自分には相当なエネルギー源であるといえるが、これも健康であることが前提のことである。今後、そう長くも続かないだろうが、新年を迎えるごとに合唱のことを思い出すようになってきた。

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