先日、京都の仏教事情に少し関係するような内容の夢をみたばかりなので、それも何かの縁とずっとそのうち読もうとキープしたままだった講談社現代新書「日本仏教の思想」(立川武蔵著)を読了。
副題に「受容と変容の千五百年史」とあって、日本の歴史に沿ったかたちで記述されており、大学の一般教養に「日本仏教史」なんて講義があれば、最低限度これ一冊で充分という感じであった。
すっかり停滞した江戸時代に仏教思想を体現した人物として松尾芭蕉の名前がリストアップされているのにはちょっとニヤリとするとともに、逆に白隠禅師の名前が漏れているのは残念だったかも。
(ウィキペディアに)臨済宗の「中興の祖」と言われている江戸中期の僧、と書いてあるくらいだし、芭蕉に江戸時代の項目で触れるなら、この人にも多少言及があってもよかったのではないかと思った(まあ、好みの問題ではあるから・・・)。
それぞれの宗派の思想への比較的平易な言及もあり、読み捨てるのではなくたまにはまた読み返したい一冊。
副題に「受容と変容の千五百年史」とあって、日本の歴史に沿ったかたちで記述されており、大学の一般教養に「日本仏教史」なんて講義があれば、最低限度これ一冊で充分という感じであった。
すっかり停滞した江戸時代に仏教思想を体現した人物として松尾芭蕉の名前がリストアップされているのにはちょっとニヤリとするとともに、逆に白隠禅師の名前が漏れているのは残念だったかも。
(ウィキペディアに)臨済宗の「中興の祖」と言われている江戸中期の僧、と書いてあるくらいだし、芭蕉に江戸時代の項目で触れるなら、この人にも多少言及があってもよかったのではないかと思った(まあ、好みの問題ではあるから・・・)。
それぞれの宗派の思想への比較的平易な言及もあり、読み捨てるのではなくたまにはまた読み返したい一冊。