龍体力学覚え書き

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「幻の巨大空母・信濃」

2019-08-16 23:37:55 | tv
先の日曜夜にBSでやっていたのを録画しておいた「幻の巨大空母・信濃」を観た。

ろくに活躍することなく沈んだという知識はあったけれど、横須賀から呉への単なる移動中に沈んでしまったとはなんとも悲惨。

完成後の最終チェックに1年以上かけた同型艦(大和&武蔵)に比べて遥かに短い期間しか与えられずに仕上げられたことで、細かい修正点や不具合が見落とされていたことは想像に難くないし、進水式にはドック(横須賀第6ドックとのこと)に注水する際の手順がいい加減で、水が一気に流れ込み船体が壁に衝突して1ヶ月の修理を余儀なくされたとか、戦局同様に内地の現場レベルも厳しい状況だったのだろう。

それともスパイの破壊工作だったりしたのかな?

ただ今回登場した空母信濃の乗組員の生き残りの方々の他に、数々の作戦に参加しながら終戦を迎えるまで沈まなかった不沈駆逐艦「雪風」の生き残りの方のインタビューを聞くことができたのはとてもナイスだった。

歴戦の駆逐艦・雪風の艦長が、計器の故障で夜の敵探索が困難なため、昼間に沿岸沿いを移動する旨進言(昼間なら対潜水艦作戦に自信があったとのこと)したのを却下し、夜の移動にこだわった時点で「強運」が逃げたものと思われる。

それとも、暗号をとっくに敵に漏らしていてバレバレになっていながら、それを最後まで改めようともしなかった海軍上層部のメンタリティ(八百長負け狙いの疑い)が、ここでも発揮された可能性もあるのかもしれぬ(いまさら空母一隻でどうにもならんにせよ)。

陸軍のクソっぷりがよく喧伝されるけれども、海軍のそういう疑いの目を向けられかねないあたりも負けず劣らずクソ。

犠牲になられた現場の方々がとにかく不憫なのである(基本的な構図は、いまも変わらないという噂も。まあ植民地だし)。

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