ハトを助けるから、
帰りが遅くなる。
公衆電話から
長女がそうかけてきた。
昨日の夕方のこと。
通学路、帰り道
コンビニの向かい側の畑に
ハトが倒れていたらしい。
胸が裂けて血を流しているのだと。
「ねぇ、助けて いい?」
正直いうと
面倒なことに手を出してんな、と思った。
最後まで面倒見れない
とか、
ましてや病院に連れて
いくなんて無理
とか。
冷たいようだが
本当にそう思ったのだから
仕方がない。
だけどそこは大人。
そんなふうには
言わなかったけれど。
かっちゃん、もも、
みーちゃん。
よく名前を聞く友だちも
一緒だったので
何とかするだろうと思い、
気をつけて帰っておいで
何かあったらまた電話しておいで
ということで電話を切った。
それからしばらくして
帰ってきた長女は
色々と話してくれた。
まわりの子は
見て見ぬふりをしていたと
えらく怒っていた。
でも、手を貸してくれた
大人もいたと。
たまたま迎えに来ていた
かっちゃんの母、
すぐ近くの家の
みーちゃんの母。
ハトを見つけた道端から
喫茶店脇のあぜ道まで
連れて行き様子を見ていたところ
そこで会ったおじさんも
色々手を貸してくれたらしい。
結局、
箱にワラや落ち葉をしいて
そこに寝かせて帰ってきた
とのことだった。
長女は、
そのおじさんが
言ってくれたことも覚えていて
教えてくれた。
なにかできたかどうか
わからないけど
やろうとしたことは
良かったと思うよ。
そんなふうな言葉だった。
こういうご時世。
鳥の病気も問題になってたりして
むやみに触らないというのが
当たり前。
たぶん私も
そうしてたと思う。
だけど、
子どもたちが
やらなきゃ!と思って
動き出したことを
手助けしたり
声をかけたりしてくれる
人がいたことは
ありがたいと思った。
この日は
突然の豪雨、
やみはしたが強風が続き
それでなくても
けがをした体には
夜の寒さもこたえただろう。
少しでも
それをしのげる場所を
用意してやれたんじゃないかと
長女には言った。
意味はあるよ。
長女は友だちに
テレホンカードかりて
連絡してきたし、
ハトを捕まえるため
友だちは家から網を
取ってきたり…と
色々考えて
やってたみたいだから。
そういう
何か起こった時、
友だちと一緒に考えて動ける
いい機会だったと思う。
これからますます
親の知らないところで
行動することが増えるから、
そんな時
知恵や力を出し合える仲間や
環境って大事だなと思った。
あと、自分に対して思ったこと。
出来ることをすればいい、
ということ。
躊躇はしない。
どうにかする、より
目の前のことに向き合う。
結果は後からついてくる。
仕事し始めた頃
実感したことだった。
けど、今はどうよ。
見て見ぬふりは
私だわ。
もっと攻めなイカンなぁ、と。
……
ちなみに。
翌日昼頃
長女が見に行っけど
ハトはいなかった。
自分でどこかに行ったのか、
誰かが連れて行ったのか。
友だちに聞いたら
何か知ってるかもしれないな。
元気でいてほしい。
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公衆電話から
長女がそうかけてきた。
昨日の夕方のこと。
通学路、帰り道
コンビニの向かい側の畑に
ハトが倒れていたらしい。
胸が裂けて血を流しているのだと。
「ねぇ、助けて いい?」
正直いうと
面倒なことに手を出してんな、と思った。
最後まで面倒見れない
とか、
ましてや病院に連れて
いくなんて無理
とか。
冷たいようだが
本当にそう思ったのだから
仕方がない。
だけどそこは大人。
そんなふうには
言わなかったけれど。
かっちゃん、もも、
みーちゃん。
よく名前を聞く友だちも
一緒だったので
何とかするだろうと思い、
気をつけて帰っておいで
何かあったらまた電話しておいで
ということで電話を切った。
それからしばらくして
帰ってきた長女は
色々と話してくれた。
まわりの子は
見て見ぬふりをしていたと
えらく怒っていた。
でも、手を貸してくれた
大人もいたと。
たまたま迎えに来ていた
かっちゃんの母、
すぐ近くの家の
みーちゃんの母。
ハトを見つけた道端から
喫茶店脇のあぜ道まで
連れて行き様子を見ていたところ
そこで会ったおじさんも
色々手を貸してくれたらしい。
結局、
箱にワラや落ち葉をしいて
そこに寝かせて帰ってきた
とのことだった。
長女は、
そのおじさんが
言ってくれたことも覚えていて
教えてくれた。
なにかできたかどうか
わからないけど
やろうとしたことは
良かったと思うよ。
そんなふうな言葉だった。
こういうご時世。
鳥の病気も問題になってたりして
むやみに触らないというのが
当たり前。
たぶん私も
そうしてたと思う。
だけど、
子どもたちが
やらなきゃ!と思って
動き出したことを
手助けしたり
声をかけたりしてくれる
人がいたことは
ありがたいと思った。
この日は
突然の豪雨、
やみはしたが強風が続き
それでなくても
けがをした体には
夜の寒さもこたえただろう。
少しでも
それをしのげる場所を
用意してやれたんじゃないかと
長女には言った。
意味はあるよ。
長女は友だちに
テレホンカードかりて
連絡してきたし、
ハトを捕まえるため
友だちは家から網を
取ってきたり…と
色々考えて
やってたみたいだから。
そういう
何か起こった時、
友だちと一緒に考えて動ける
いい機会だったと思う。
これからますます
親の知らないところで
行動することが増えるから、
そんな時
知恵や力を出し合える仲間や
環境って大事だなと思った。
あと、自分に対して思ったこと。
出来ることをすればいい、
ということ。
躊躇はしない。
どうにかする、より
目の前のことに向き合う。
結果は後からついてくる。
仕事し始めた頃
実感したことだった。
けど、今はどうよ。
見て見ぬふりは
私だわ。
もっと攻めなイカンなぁ、と。
……
ちなみに。
翌日昼頃
長女が見に行っけど
ハトはいなかった。
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誰かが連れて行ったのか。
友だちに聞いたら
何か知ってるかもしれないな。
元気でいてほしい。
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