「眠れない夜なんてない」観劇
マレーシアの
日本人向けリゾート地。
それぞれの
背景や事情が垣間見える。
なぜ日本に帰らないのか。
改めて日本のことを考える。
きっと現実は、日本を離れたくても
叶わない人がほとんど。
物価?金?心許ない拠り所は
いつか崩れはしないのか。
足もとから変えていかねば
安らぎの地はない。
そんな気がした。
…………………
日本を嫌う日本人。
海外にいてもなお、
折あるごとに追ってくる
日本のしがらみ。
それぞれ理由や
背景を持つ人が住んでいて。
そこに短期滞在で
やって来る日本人もいて。
起こる波風(笑)。
誰が見ても明らかに
不遜な人は 分かりやすい(笑)。
誰だって嫌でしょうとも!
納得がいく。
でもそんな人から
被害を受けていたという彼女も、
他の誰かに対しては
配慮のない言葉を
それと気付かずに発している。
私にはそう思えた。
いじめを受けていたらしい
同じような立場であるから
親近感がありそうな間柄なのに。
結局、まったく同じ立場には
なり得ないということなのか。
よく考えれば当たり前。
どんなに近い存在でも
100%分かるなんて、まずない。
だから微妙なズレも生まれる。
それは別に悪いことでもないし、
人間性がどうこういう訳でもない。
お互いさまだ。
でも、
あまりにも相容れない人より、
ちょっと似てる人との違いに
小さな棘のような
痛さを感じたりする。
皆と同じをよしとする
環境のもたらす呪縛なのか?
改めて自分のことを
考えさせられた。
でも、あの父と娘の姿を見ていると
身の振り方は
自分で決めたらいいんだと
楽な気持ちにもなった。
自己責任という訳ではないが、
先々の心配をしてもきりがない。
何がどう変わるか、
予想を超えることも起こる昨今。
ならば、誰かや何かに従って
決めなくてもいいんじゃないかと。
従ったところで、結局
自己責任になるのなら。
もちろん現実的、
金銭的に難しいことはある。
物価が日本の半分といっても
あんなリゾート地に住めない
人の方が多いと思う。
離れたくても離れられない、
コロナ禍に増えたDVのように
行き場のない
難しい問題も頭をよぎる。
だったら、
一人自力で何とかするより
皆で、
今いるところを変えていくとか
出来ないのかな?と。
結局、どこに居ても
心理的な生きづらさがある限り
平穏には暮らせないと思うから。
どう生きよう。何が出来るだろう。
考えが甘いのは分かってるけど
楽しいことを思い巡らす
自由はあっていい。
そんなことを考えた観劇後。
……………
そんなこんなで
気持ちも上向く帰路だったが
現実に戻ると、金、金、問題(笑)
稼がずに外に出てる身に
向けられる視線はキビシイ…
自分が、観劇で得られる
世界とのギャップがエグい。
生きてるだけで価値があるのなら
こうやって色々
感じたり考えてることにも
何かしらの意味や
お金に換算できない利益も
あると思いたい。
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