6/8(土)長女たちと別行動の間、
旭川沿いにある
古倉庫を改装したカフェへ。
お一人様も
静かに本を読める部屋あり。
本日のケーキ、小夏ジャムの
マスカルポーネチーズケーキ。
季節の飲み物、すもものソーダ割り。
ちびちび食べながら…
本棚から目についた本を取っては
読み漁る(笑)。
一番気になったのは、
吉田知子『無明長夜』
(いくつかの短編集で、
最後にその作品)
あとがきを読んで…(邪道?😅)、
何とも不思議な人だなと興味が湧いて。
パラパラとページをめくり
目にする文は、
よく分からないけど吸引力がヤバい。
ちょっと病んでる?感じだけど
意外と違和感なく頭に入ってくる。
日常世界のことだけど、
およそ日常では語らないような言葉。
同じ場所で同じものを見ていても
感じ方が違う…というのは
こういうことかもしれない。
目の前に藪があれば
多くの人は
当たり前のように避けて通る。
けれどそこへ突っ込んでしまい、
もがき続けているような言葉や文。
中身は説明できるほど覚えてないけど
そんな感覚だけが印象に残った。
感動したり
気持ちのいい読後感ではなく
むしろ、もやもやが残ったりするのだが。
こういうものも
存在していいんだと思うと、
逆に 救いにすらなるような気がした。
初版が昭和45年、私の生まれる前
こんな作品が書かれていたんだな…。
ほんとにペラペラとめくっただけで💦
ちゃんと読めてないのでけれど、
印象に残った本だった。
……………
それにしても 心地よい空間で
お店の方の心遣いも有り難かった。
空調の温度が大丈夫か
聞いてくれたり、
お冷やの他にお白湯も要るか
聞いて出してくれたり
お代わりも入れてくれたり。
この お白湯が
思いのほか良かった~~✨
普段、ケーキには
ブラック珈琲と決めているけど
季節の飲み物……飲んでみたい!と
甘いジュース系を頼んだのだ。
ケーキの後に、お白湯も良い✨
ちょうどいい湯加減のお風呂のように
ほっこり和む。。。
ジュースの方は
すもものソーダ割り、爽やかだった。
グラスの底に溜まった果肉を
スプーンでつつきながら、
氷が溶けきるまで
少しずつ長く味わえるなんて
読書のお供にはぴったりだった(笑)。
いわゆる土間のオープンスペース、
賑やかにおしゃべりできる場所もあれば、
ドアで区切られた静かな場所もあり、
(見てないが)
2階から眺めの良い場所もあり。
お店の人は手間がかかるだろうけど
お客的には居心地のいいお店だった。
何より、
置いてあるものが懐かしかった。
私が本を読んでいた
(引き出しのある)机は
今は亡き祖母の家にあった机に似ていて、
二階への急な階段も
その家の造りに似ていて、
初めて来た場所だけど落ち着くのは…
そういうことだったのかもしれない。
どれももう自分の記憶の中にしかないので
余計、愛おしく感じたのだろう。
帰り際
レジ横に置いてあったしおりを貰った。
(裏がショップカードになってる)
いろいろ写真の種類があるから何枚でも
どうぞ~~というお言葉に甘えて😊3枚✨
ありがとうございました。