今年度も参加してます!
令和6年度
「よこぐし」の
アートマネジメント講座
〜わたしとあなたのための
小さなワークショップ〜〈全4回〉
第1回
1/13(月・祝)13:30-16:00
丸亀市役所 201.202会議室
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講師
・長津 結一郎さん
(九州大学大学院
芸術工学研究院准教授)
★あらゆる領域をつなぐ文化芸術の
特性について、話を聞いてみる。
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・松岡弘樹さん
(丸亀市まなび文化課
市民会館開館準備室長)
★文化芸術の公共性について、
話を聞いてみる。
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昨年度もあった講座。
今回は講師も変わって
この日は全4回の初回。
市役所の会議室にて座学でした。
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まずは行政の
松岡さんのお話から
*配布資料の内容とメモより
●講座の長期目的
街の魅力向上
住民のウェルビーイング向上
・街の魅力は人の魅力
( 創造的、行動的、利他的 )
・ウェルビーイングは、
他者との多様な関係( 価値交換 )
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●住民の課題やニーズは
極めて多様で複雑
・人や立場によって
相反する意見もある
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●対話が必要
単なる会話や
意見の出し合いではなく
異なる意見のすり合わせが必要
しかし、そもそも対話は難しい
●気づきのきっかけ
福のり子( 京都造形芸術大学教授 )
講演会
「アートなんて役立たず?」
・固定概念を広げることで
新たな気づきがある
・対話
分からないけどあなたの考えは
納得できる…というところまで
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●ワークショップ(参加型事業)
アウトリーチ(劇場外事業) 実施
・小学校低学年
コンテンポラリーダンス×学校教育
・高齢者(認知症)
認知症×演劇
・社会福祉
コンテンポラリーダンス
×社会福祉施設
※ 思い込みをなくす
気づきや成果など
一定の評価あり
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●最後に
・まずは自分ごとから
・他者の自分ごと( 異なる価値感 )を
聞いてみる
・共感できなくても、
理解できるまで聞いてみる
・自分ごとを他者の自分ごとから
新しい「コト」を作ってみる
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次に
芸術工学研究の 長津さんのお話
●自己紹介〜わたしの「自分ごと」
●芸術文化の価値感って何だろう?
●アートマネジメントの視点
●ワークショップの持つ視点
●最後に
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…………
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●自己紹介〜わたしの「自分ごと」
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・高校時代の経験
→アートマネジメントとの出会い
・音楽を通じて色々な人が関われる
場をつくる
・AARサイクル 大切
A:Anticipation
(こうなるといいな を考える)
A:Action(とりあえずやってみる)
R:Refrection(ふりかえってみる)
↑Cycle:みんなで考える
・やってみて振り返るを
続けていたら
いつのまにか知らないところに
たどり着いた
“わらしべ長者”みたい!
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●芸術文化の価値感って何だろう?
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・アートマネジメント
→芸術活動を支える活動
・芸術が持つ波及効果
・イギリスの研究プロジェクトの
成果など
・気づき→理解が深まる
・芸術が社会につながる?
社会が芸術で広がる?
・出会った人たちとかかわることで
自分も作品も変化していく
( 相互関係 大事なのでは?)
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●アートマネジメントの視点
・芸術と社会をつなぐ
アートマネジメント
・アートもマネジメントも
人から始まる
( 吉野さつき
『アートマネジメントと社会包摂』)
・広い意味でのアートマネジメント
・どうデザインしていくか
場をつくるか
・合理的配慮→理にかなった調整
①当事者からの要望
②建設的対話
③具体的な調整
→ふまえて、できることを見つける
双方が無理しないやり方で
・こんな場合どうしたらいい?
→考え→調整
→新しいやり方、方法、
文化になって
・アートと社会の間に立ち、
手綱をさばいて( マネジメント )、
自分も変わる。
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●ワークショップの持つ視点
・参加者による体験的な活動に
基づいた共同の学び
・色々なワークショップがある
WS 1.0…到達目標あり
プログラム準備
WS 2.0…おおまな目標
成果予想できにくい
WS 3.0…文脈に応じた目標設定
長時間かけて
※それぞれに
メリットデメリットある
・安全な場で、
アートと社会がつながることで
さまざまな波及効果が生まれる。
・〜な場
全員が参加できる
相互作用のプロセスに注目する
芸術家のやりたいことの
本質がとらえられる
参加者がいつのまにか
芸術の本質を体験
芸術文化の新しい魅力に気づく
人と人、人と団体の接結点になる
新しいコミュニケーションが
生まれる
●最後に
・公共文化施設の「公共性」
・なかなか両立するのは難しいが…
多様性…ダイバーシティ
包摂…インクリュージョン
・みんなに共通なものは
実現可能か?
いろんな工夫を凝らす
開かれた「公共」文化施設。
考えていく
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※紹介された著書( 長津 結一郎さん )
『舞台の上の障害者
─境界から生まれる表現─』
長津 結一郎
『この国(近代日本)の芸術――
〈日本美術史〉を脱帝国主義化する』
小田原のどか他
『文化事業の評価ハンドブック
新たな価値を社会にひらく』
文化庁×九州大学共同研究チーム他
『アートマネジメントと社会包摂
アートの現場を社会にひらく』
九州大学ソーシャルアートラボ
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次回からの講師
古賀今日子さんも居られて
最後に少しお話されていた。
“目の前の人のために”
“その人を楽しくさせたい”
そんなことが
ひいては広い世界のために
なるんじゃないか
…というような言葉
とても胸に響いた。
次回からも楽しみ!
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